今日は、普通に日記です。
「道具がたくさんある場所」って、なんかワクワクしますよね、というお話です。
「釣り道具屋」に、なんかワクワク
先日、船釣りをさせてもらったんですよ。
私は瀬戸内海の海沿いの生まれなので、中学生ぐらいまでは釣りをやりまくっていたり。
で、そのときに釣り道具屋に入ったんですよ。
もう相当久しぶりに入ったんですが。
すると、なんかすっごい心がワクワクしたんですよ。
「何でワクワクするんだろう?」と思うと、「道具がたくさんある」っていうのが、ワクワクさせていたんですね。
これは私だけじゃないと思うんですが、クリエイティブな人って、「道具がたくさんある」ような場所って、結構はまると思うんですよ。
このブログを見ている人はクリエイター気質を持つ人がほとんどなので、この感覚が分かる人が多いんじゃないかと思うんですが。
例えば料理用の包丁が、いろんな種類ずらーっと並んでいるのを見ると、結構ワクワクしません?
「この包丁は、何に使うんだろう?」とか思って、そこで料理人の友人から「この極端に細長い包丁は、こういう用途に便利で使うんだよ」みたいな解説があると、「なるほど! だから細長いのか!」みたいにアハ体験がありますよね。
鍋だって、いろんな形の鍋があって、「こういう大規模なスープを作る用途だと、この深鍋が熱を与えやすくて、最高なんだよ」とかいう解説があったら、「そうか、こういう工夫がされているのか」って分かって、面白いというか。
道具って、そういう面白さがありますよね。
そして、それを組み合わせる面白さもあって。
私が入った釣具屋でも、魚や釣り方に合わせて、いろーんな道具があるわけです。
そこには工夫がたくさんあって、工夫が予測できるので、ワクワクするんですよね。
工夫を説明されないと、つまらなくなる
でも、残念なのが、そういう工夫を全然説明してないことなんですよね。
例えば画材屋に入った時とかでも、ただいろんな画用紙が置いてあったり、筆とか絵の具があるだけじゃないですか。
そういうのって、見ていてもつまらないですよね。
でも、絵に詳しい友人がいて、そこで「この画用紙は、こういう素材でできてるんだよ。触ってみると、違いが分かるよ。これはね、こういう性質があって、こういう絵を描く人にはぴったりなんだよ」みたいな解説があるだけで、全然違いますよね。
すると、「見ているだけでも楽しい」という状態になれるんですよ。
博物館とかでも、ただ陳列しているだけの、つまらないものが多いですよね。
その展示品は何が工夫されていて、何がすごくて、何が優れているのか、それを知りたいんですよ。
何も意味もなく展示しているはずはありませんからね。
何かしらの尺度で「すごい」という評価があるから、展示しているものです。
でも、そういう解説や説明が全然ないんですよ。
これが分かっている博物館は、少ないんですよね。
これは、自分の商品とか作品でも同じです。
クリエイティブな作品においては、ただ陳列しているだけでは、全然手にとってもらえないものです。
そこで、自分の商品を、どのように楽しむのか、それを語るということですね。
工夫している点とか、これはこういう場合に使うといいですよ、みたいな情報があると、俄然面白くなると。
これが、ある種の「楽しみ方を説明する」ということだと思います。
すると、商品が相手に合わせるんじゃなくて、相手が商品に合わせてくれるんですよ。
そして、商品が万能ではなくても、限りなくニッチな分野でいいので、圧倒的に使い勝手がよければ、人はその商品を買ってくれるものなんですよね。
まとめ
なので、商品には是非とも、「工夫をしている点」と、「こういう用途向け」という情報を入れてみるといいんじゃないかと思います。
「こういう点に気を配っているので、こういう限られた用途では、最高のパフォーマンスを発揮します」
そういうメッセージがあれば、その商品が魅力的に映るんじゃないかなと思います。
例えば物語でも、超ニッチな趣味に走ったっていいんですよ。
ちゃんと「工夫をしている点」と、「こういう用途向け」を説明していたら、相手が商品に合わせてくれる、ということです。
そして、圧倒的なパフォーマンスを発揮できていればいるほど、買ってくれると。
そういう発想もいいんじゃないかな、と思ったりもします。
なんか釣具屋から商品について語ってしまいましたが(笑
ってことで、今日は「道具がたくさんある場所」って、ワクワクしますよね~というお話でした。
今日はここまで~。