今日は普通に日記で、現在の作業進捗状況です。

 

おかげさまで、「ストーリー作家のネタ帳」シリーズは着実に売れているようで、ありがとうございます。

買ってくださった方に、感謝です!

で、現在、第3巻に取りかかっているところです。

 

ちなみに第3巻は、今までの中で、一番技術レベルが高いです。

「こんなのよく法則化できたな」みたいな、結構すごいことをやってます。

 

ただ、そのためにも、相当当初の内容からは変わって、だいぶ手を加えていたりします。

3~4巻の構成を予定よりも大胆に変えて、より分かりやすくしたんですよ。

その分、ものすごい修正量になっていたりするんですが(笑

本の1/4とか1/3程度を書き直す修正だったとしても、原稿用紙400枚規模の本になると、がっつり大きな作業量になっちゃうんですよね。

着実に進んではいますが、仕上がりはもう少し先になりそうです。

 

物語作りでは、全体で言うと25~50%ぐらいの部分が、実は一番難しい部分なんですよ。

少し専門用語を使うと、「三幕構成」というストーリーの区切り方があるんですが、物語はだいたい4つに区切って、第一幕、第二幕前半、第二幕後半、第三幕と構成します。

それで言うと、今は「第二幕前半」に当たる部分ですね。

これは物語で言うと、仲間とかを見つけたり、敵と戦って、力をつけてゆくような段階になります。

いわゆる、「最初の盛り上がりが終わった後の、一番だれやすい部分」ですね。

ここを、どれだけ緊張感を持って続けられるかが、結構技術力を必要とされる部分なんですよ。

 

「ストーリー作家のネタ帳」のシリーズ全6巻を一つの物語として捉えた場合、今私が作っている3巻の部分が、ちょうどその第二幕前半に当たるようなものです。

最初と最後は、勢いでできるんですよ。

折り返し点を過ぎてからも、全体のテーマが見えてくるところなので、流れでできると。

作家にとっては、この第二幕前半が一番やっかいなんですよね(笑

 

そんな感じで、なかなか思うように進まない中でも、着実に進めているところです。

一日に進められるのはごくわずかなように見えても、少しずつでも進めていれば、いつの間にか大きなものが積み重なっているものなんですよ。

どばーっとやろうとしても、早く仕上がらないんですよね。

私はいろんなゲームや本を作ってきましたが、「着実に積み重ねる」が、一番早く仕上げる方法なんじゃないかと思います。

 

ってことで、今日は進捗状況についてのお話でした。

今日はここまで~。

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