ここんとこ、ずーっと社会維持型と境地開拓型の話題ばかりですが、今日もそのお話です(笑

「不安定な時ほど、リスクを取る人がうまくいく」、というお話です。

 

いや~、もうこの「社会維持型と境地開拓型」という考え方を使うことで、ほんといろんなことが見通せるようになって、驚きなんですよね。

それで、ついついその話題にしたくなってしまうという(笑

 

リスクを取るか、安全を取るか

人には、リスクを取るタイプと、安全な方に行くタイプがいますよね。

特に危機的状況になったときに、リスクを取るか、安全を取るかというのは、結構分かれるみたいなんですが。

で、社会的に不安定な時期ほど、リスクを取る方がうまくいくように思えます。

 

以前も触れましたが、社会における有利不利というのは、多くの場合「競争率」なんですよ。

「人の多さ」ではないわけです。

でも、多くの人が、「人がたくさんいる場所の方が安全」だと思い込んでしまうものなんですよね。

というのも、8割ぐらいの人が社会維持型なので、「みんなと一緒」が一番安心するわけです。

でも、実際に安全を生む数値は「競争率」なんですよ。

このズレが、チャンスと絶望を生むわけですね。

 

例えばタイタニックの沈没時の場合、あれだけの災難なのに、乗客の1/4ぐらいは救命ボートに乗ることで助かっているんですよ。

ただ、乗客の多くが、避難命令が出ても「大型客船だし、すぐには沈まない」と思い込んでいたわけです。

おそらく、迅速に動いた人ほど、助かったんじゃないかと思います。

「救命ボートが定員に満たないまま下ろされた」というのもありますが、もしそのボートに乗る人が行列を作っていたら、ほぼ定員近くまで乗せますよね。

ということは、それだけ乗る人が途中で途切れた、ということですよね。

だから、「後で乗せればいいや」とか思って、どんどん定数に満たないままボートを下ろしたんだと。

 

別の例で言うと、「不況だ、不況だ」とか言いますが、だいたいどんな時代でも、儲かっている会社はあるんですよ。

どんなに不況でも、2~3割の会社はそれなりに維持できていて、1割ぐらいの会社はずっと増益増収を続けているものです。

そういう会社って、不況の最初は結構すんなり入社できるんですよ。

でも、不況が大恐慌になった頃には、失業者があふれかえって、とんでもない競争率になって、入れなくなると。

 

第二次世界大戦中のホロコーストでも、ヨーロッパからアメリカとかに脱出できたユダヤ人は多いんですよ。

早めに動けた人ほど、逃げられたものです。

でも、そのタイミングを逃した人ほど、捕らえられてしまい、強制収容所送りになってしまったということです。

 

変化が起きる時に、「リスクを含むチャンス」が現れる

何かの変動があった場合、ほとんどの人(8割近くの人)が現状維持をしようとします

でも、変化が起きているので、ボートという新たなチャンスが現れます。

そこでリスクを取れた人ほど、早めにボートにたどり着いて逃げ出せたと。

競争率が低いので、悠々と乗ることができます。

 

でも、「みんなと一緒なら大丈夫」と思っていた集団はどうなるかというと、「やばい、沈没する」と分かったときには遅いわけです。

集団がボートデッキに押し寄せて、みんなが我先にと半狂乱になり、混乱してしまいます。

競争率が飛躍的に高まるので、奪い合いが発生すると。

 

すなわち、変化が起きたときには、だいたい早めに動く人ほどうまくいくものなんですよ。

ただ、もちろんそれにはリスクがつきまといます

沈没しないことだってありますからね(笑

もし沈没しなかったら、無駄足になっちゃうものですよね。

それを「骨折り損の馬鹿者」と捉えるか、「結果はダメだったけど、チャンスに挑んだ挑戦者」と捉えるかで変わるんじゃないかと思います。

 

変化は常にチャンスを生むんですよ。

スマホの普及も、Kindleが出たことも、それによってライフスタイルが変わることも、どんなことでもチャンスは生まれます。

そういう場合ほど、「今までみんながそれで成功していたから」、「みんながこう言っているから」という道を追いかけると、痛い目を見るんですよね。

それが、「沈没船に残る」ということなんですから。

 

そういう人ほど、「みんなが言っていること」に影響されてしまうんですよ。

「電子書籍は売れない」、「アフィリエイトは売れない」、「ブログで稼ぐことはできない」、「動画で稼ぐことはできない」、「漫画家にはなれない」、「小説家にはなれない」、「世の中は不況だ」、「日本経済は沈没しないよ」……などなど、いろんなことがあるものです。

そうして、現状維持をしてしまうわけですが。

 

私が楽観的に生きられるのは、それら「みんなが言っていること」を信じないからかな、とも思います。

私や私の周囲には、電子書籍で稼いでいる人もいますし、アフィリエイトで稼いでいる人もいたり、ブログで稼いでいたり、漫画家やシナリオライターがいたりするわけです。

すると、「世の中で言っている『一般的なこと』なんて、例外が山ほどある」と分かるようになるんですよね。

多分、それは世の中の8割ぐらいの社会維持型の人に向けたメッセージなんだろうな、と思います。

 

8割の人に向けているから、「ほぼ正しい」わけです。

でも、私はそんな「ほぼ正しい」は信じないと。

一方で、私が言っていることは、2割ぐらいの人にしか通用しないので、「ほぼ間違っていること」だと言えます

この記事も、いわば「ほぼ現実にそぐわない、デタラメ記事」になっちゃうんですよ(笑

私はそんな「ほぼ間違っていること」を元に動いていると。

 

ただし、「チャンス」というのは、「普通の人が見えない機会を見つける」ことですからね。

これが分かれば、私が何を言わんとしているかが分かるでしょう。

 

また、その「8割の人へと向けたメッセージ」というのは、私から見ると、常に「沈没船に残る」という選択肢のような気もします。

「戦い、奪って勝った人ほど、生き残れる」という、サバイバルな世界ですね。

そこで私の場合、「ボートという選択肢もある」という選択肢と、「こう世の中は動いていくだろうから、この時点になって世の中にこういう兆候が出始めたら、こう動こう」という計画を持っています。

それさえあれば、気楽に生きられますよね。

同時に、チャンスも見つけられるようになる、ということです。

 

まとめ

そんな感じで、不安定な時ほど、リスクを取ってみるといいでしょう。

実は結構、すんなりとうまくいっちゃったりするんですよ。

 

「誰もいない道ほど、楽に進める」ということですね。

この道は競争率が低いので、時折出会った人とは、奪い合う敵同士ではなく、同じ方向を目指す仲間として打ち解けることができます。

だから、互いに応援して、応援し合えるわけですね。

奪い合う世界にいるから、「ライバル」とか「敵」みたいになっちゃうんじゃないかと思います。

 

そして、だから私は「こういう道もあるよ~!」と、どんどん教えることができるんですよ。

競争の世界だと、きっと「絶対にこんないいノウハウ、人には教えられない!」となっちゃうでしょうからね(笑

 

私は信頼できる人たちと共に、戦わずに協力してやっていきたいので、人が少ない方の道を選んでいる、ということです。

そして競争率が低い場所で、簡単に勝って、遊んで暮らしていると(笑

 

ただ、この道はほとんどの人が通らないので、世の中の8割ぐらいの人には「すごい」とは言われない世界になります。

なので、「みんなからすごいと言われたい」という人には、合わないでしょう。

そして世の中のほとんどの人が、そんな「すごいと言われたい」がために、自分から競争率の高いところに入って、苦しんで、嫌なことをして、奴隷になっているような気もします。

もしくは、「誰も通っていない道は不安だ」ということで、みんなと群れて安心するのもあるでしょう。

まあ、それも一つの道ですよね。

 

それ以外にも、楽しいことをして、自由に遊んで暮らせる世界もありますよ、ということです。

まあ、これは「ほとんどの人に通用しない、ほぼ間違ったこと」ではあります。

ただ、なぜ私が応援されているのかというと、きっとそんな「2割の人にしか通用しない、ほぼ間違ったこと」を語っているからじゃないかな、とも思います。

 

ってことで、今日は不安定な時ほど、リスクを取る人がうまくいく、というお話をしてみました。

今日はここまで~。

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