今日の日記は、タイトルそのまんまです(笑
いや~、先日もネタにしましたが、最近「黒子のバスケ」にはまってるんですよ。
で、ようやく6巻まで見ました。
何が面白いかっていうと、男性的なバトルもそれなりに面白いんですが、女性的な「キャラクターの関係」が特にいいんですよね。
この漫画は男性向けだと思うんですが、おそらく意識して女性にも対応しているんじゃないかと思ったりもします。
それだけキャラクターの配置や構図が、女性向けに作られているからですね。
実際、主人公の黒子はとても女性的なキャラですよね。
周囲の男どものようにパワーもないし、背も低いし。
でも、一つだけ「存在感を消せる」というテクニックがあるわけで。
そんな女性的な主人公が、男性に混じって活躍する……っていうのは、ある種の女性的なあこがれでもあると思うんですよ。
男性向けの美少女ゲームで、主人公の男性が女性の世界に入って活躍するのと同じように。
そして、実際に黒子を女性化して考えてみると、周囲には個性的な男性キャラで溢れているわけです。
その上、みんな黒子大好き(笑
敵役の過去の仲間でさえも、「どうしてうちのチームに来なかったんだ」とか、嫌ってそうに見えても、実は心の底では黒子を認めていたりとかで、実は気にしていたりとか。
これ、もうそのまんま、乙女ゲーの構図でしょ(笑
「黒子のバスケ」の面白いところは、そんな乙女ゲー構図に、男性向け要素を上手く組み込んで、両性対応にしているところですよね。
このキャラ作りを見た時に、「新時代のシナリオだ」と思いましたもん。
これは最近になって少しずつ出てきた風潮かもしれませんが、そんな風に「男性女性両対応」みたいなシナリオがたまにありますよね。
私が他にも「これは新時代のシナリオだな」と思ったのが、「おおきく振りかぶって」という野球漫画があるんですよ。
アニメ化されたので、知っている人もいるかと思いますが。
これもまさに黒子のバスケと同じように、男性的な勝負の駆け引きの内容に、女性的な「キャラクターの関係性」も上手く組み込んだシナリオだったんですよ。
これもおそらく、女性にウケた作品じゃないかなと思うんですが。
で、「おお振り」の場合は、登場人物同士だけではなく、家族やら親戚にまで関係性を広げた……というところで、まさに「新しい風潮だ」と感じたわけで。
もちろん、過去にもそういう作品はあったんですよ。
「幽遊白書」も同じ構図ですし、「るろうに剣心」も同じですし。
これらも、男性的な要素に女性的な要素を上手く組み合わせた作品ですよね。
ただ、そんな中でも、黒子のバスケのキャラ作りは特殊で、「男性向けに女性的要素を組み込んだ」というよりも、「女性向けに男性向けの要素を組み込んだ」っていうアプローチなんじゃないかと感じてしょうがないというか。
それぐらい、まんま乙女ゲーの構図なわけです(笑
それを少年誌でやっちゃって、そして男性にとってもその関係性が面白い。
それがまた、興味深いというか。
これからの時代は、こういう女性向けの内容を男性向けにアレンジして入れるとか、男性向けの内容を女性向けにアレンジして入れる、みたいな風潮が少しずつ出てくるのかな、と思ったりもします。
実際、新鮮ですしね。
ということで、ちょびっと語ってみました。
また何かネタがあったら、黒子のバスケで日記を書こうかと思います(笑