今日は、楽しみを作る考え方についてお話ししてみましょうか。
「どんなものでも、自分なりの楽しみ方で味わおう!」というお話です。
講演動画を一つ、ご紹介
今日は、一つ講演動画をご紹介しましょう。
高城剛トークライブ!★読者大感謝祭★「旅は、人を幸せにするのか?」
(本編は8:12ぐらいから始まります)
1時間半ぐらいある講演の内容です。
この高城さんという人は、世界中でいろんなCM映像などを作っている、映像クリエイターな方ですね。
クリエイターなだけあって、感性が私とすっごく近いんですよ。
初めて私がこの人の本を読んだとき、自分が感じている内容を端的に文章にしてくれていて、とても共感したことを覚えています。
私は自分の内面を見つめるのが得意な人ですが、その視点を内面ではなく、外の世界に向けた場合、こんな人になる……って感じのお方です。
言い方を変えると、私は心のあり方とか考え方を通して未来や生き方を語りますが、この人は世界とか、世界中の変化を通して未来や生き方を語る、そんな感じですね。
だから、この人は旅が好きなんですよ。
世界中を飛び回って、見て、触れて、そして未来とか、これからの生き方を模索していく……という話の内容になってます。
で、面白かったところをピックアップして、2つほどご紹介しましょうか。
「未来」はどこにあるのか?
一つ目は、「未来」へのとらえ方なんですよ。
「これは面白い未来の考え方だな」って思った内容があったので、ご紹介。
「新車と30年もののぼろっちい車が目の前にある場合、未来はどちらにあるのか?」ってことですね。
普通、「新車が未来だ」って考えますよね。
でもそうじゃなくて、ぼろい中古車の方が未来なんだと。
なぜかというと、今は新車でも、30年後にはぼろぼろの中古車になってるわけですよね。
だったら、その「未来の姿」は、「30年もののぼろっちい車」なんですよ。
その新車の未来を知りたければ、30年ものの車を見れば、だいたいが分かると。
だから、未来は中古車の方にある、と言えるわけです。
こうやって、未来を捉えるんですよ。
例えば私の場合、会社勤めをしていたとき、その時点で10年後、20年後が見えたんですよ。
10年後は5m離れた課長の席、20年後は10m離れた部長の席を見れば、分かるんですから。
それで嫌気がさして、「独立しよう」という思いを強化したわけですが。
それと同じで、「今の延長線上にある未来」っていうのは、実は今すぐに見えるものなんですよ。
自分の周囲にいる人を見れば、すぐに分かるものです。
もしそうなりたくなければ、「延長線上」から外れることですよね。
そして新たな線上に入ればいいと。
で、その新たな線上の延長線上にある姿が理想的なものであれば、放っておいても流れでそうなる、ということです。
簡単ですよね。
そういうとらえ方をすると、簡単に未来を知ることができて、必要に応じて変化を起こせるような気がします。
旅にも、自分らしさを
で、もう一つ面白かったのが、この方は旅をするのでも、「どうせ旅をするなら、世界中の『南国の島』を行き尽くして制覇しよう。こんなことをやってる人は、世界中他にはいないだろうし」って言ってるんですよ。
この感覚が、もうすごく共感できるというか、いいんですよね。
私の場合でも、旅行をする場合でも、ただ普通に名所を見るとか、あんまりやりたくないんですよ。
なんと言うか、「自分らしさ」がないじゃないですか。
なら、旅をするにしても、私の場合は「自分らしい旅」を作りたくなるんですよ。
私で言うと、世界中の南国の島は肌に合いそうにないので、より身近な「瀬戸内の島を全て制覇してみよう」みたいなことをやるかもしれません。
日本で瀬戸内の小島を全て行き尽くした人とか、滅多にいないと思うんですよ。
それって、面白そうですし、挑戦しがいがありますよね。
他にも、例えば私はウォーキングが好きなので、どこかに行くにしても、「歩いて楽しめるルート」を自分なりに調べて、ベストルートを作ったりするかもしれません。
10kmコースとか、5kmコースとか、ウォーキングを楽しみながら巡れるルートを開発すると。
ついでに、人の価値観や、考え方の違いを紹介したりだとか。
もしくは、ストーリー作りの現地ネタとかも交えて紹介したりだとか。
だったら、とても私らしい旅になって、小さな変化でも面白さを作り出せると思うんですよ。
こういう風に、何をするにしても、自分らしい楽しみ方を作る、ということですね。
すると、工夫次第で面白くできる上に、自分らしさを表現できるので、楽しんだことを公開すれば、ファンにも喜んでもらえると。
そういう流れなんですよね。
こういう感性というか、考え方があれば、旅行一つするにしても、名所をただ巡るよりかは、俄然そこに行く意味ができて、面白くなるんじゃないかと思います。
そういうクリエイティビティーもある、ということですね。
まとめ
そんな感じで、「自分なりの生き方、楽しみ方」というのを考えてみるのもいいかもしれません。
すると、旅行でも未来でも、手元のアイテムでも、自分らしさを発揮できるものを選んで、自然と自分に合うもので囲まれることでしょう。
それは、高価なものではなくても、「その人らしさ」という価値を作り出すわけですね。
ということで、今日は「自分なりの楽しみ方」についてお話ししてみました。
今日はここまで~。