今日は、お金についてお話してみましょうか。
よく、「お金で幸せは買えない」って言いますよね。
「じゃあ、お金って必要ないの?」と言われると、お金は必要そうですよね。
今の時代は相当分業化が進んでいるので、今さら完全自給自足をするとか、大変ですしね。
ただ、お金で「自由」は買えるんですよね。
ということで、今日は「お金で買えるもの」についてお話してみましょうか。
お金は、「幸せの基礎部分」を買える
まずは、「お金で幸せは買えるのか?」というものを見てみましょう。
すると、「幸せって何」という問題が来るので、ここでもいつものごとく、マズローの欲求階層にご登場いただきましょうか。
いつも言うのでもう分かっているでしょうが、人間の欲求には五つの階層があって、第一層から順番に、「生命の維持」、「安全」、「愛情と所属」、「自尊心」、「自己実現」となるわけです。
で、「生命の維持」と「安全」については、お金で買えますよね。
食べ物を買うにしても、医療を受けるにしても、安全な場所に住むにしても、お金で買えるものです。
なので、「人間の欲求において、ベースとなる部分についてはお金で買える」という表現が正しいでしょう。
ただ、それらが満たされたら、それ以上(愛情や自尊心、自己実現のレベル)はお金では買えませんよ、ということです。
お金で「自由(時間)」を買える
で、重要だと思うのが、お金では幸せは買えませんが、お金で自由は買えるんですよ。
だって、お金がなかったら、生命維持と安全のために、お金を稼がなきゃいけないわけです。
「自由」とは、「しなくてもいい」という選択肢のことですよね。
もしお金があれば、嫌なことを極力せずに生きることができるわけです。
すなわち、「自由」を買えるということですね。
で、「自由」というのは、言い換えると「時間」でもあって、さらに言い換えると「人生」でもありますよね。
すなわち、お金があれば、好きに生きられるだけの「人生の時間」を得られると。
勤労所得と不労所得、という区別
こういう調査があるものですが、こういう調査では、大抵が年収700万~800万ぐらいで幸せ感がピークになり、年収額が増えても減っても幸せ感が減っていく……という傾向にあるものです。(年収2000万円以上は除いて)
ただ、一つの大前提として、これらの調査は「サラリーマンや自営業者を対象に、調査している」ということがあると思うんですよ。
所得には、二種類あります。
一つは「勤労所得」で、これは言い換えると「時間給」でもらうお金です。
サラリーマンとか自営業者とか、時間を切り売りして、作業して、お金を得ることですね。
もう一つは「不労所得」で、これは「全く手をつけなくても入ってくる」お金です。
ビジネスを所有していたり、印税とか、権利収入とか、株式配当とか、まぁそういうお金です。
で、上記のアンケートとかは、大抵が「勤労所得」を得ている人のアンケートだと思うんですよね。
「不労所得を年間150万円」で得られる自由
そこで、私が提案するのは、「不労所得を手に入れましょう」ということですね。
全く手をつけなくても入るお金なので、まさに「仕事に人生を奪われる」ということがなくなるわけです。
「不労所得を、年間150万円を目指しましょうよ」というのが、私のオススメする目標だったりします。
150万円あれば、田舎で質素に暮らせば、夫婦二人でも何とか暮らせるでしょう。
子どもがいれば厳しいでしょうが、ひとり暮らしなら十分に大丈夫でしょう。
その150万円で、「生命の維持」と「安全」、そして「自由」を買うわけです。
すると、後は完全に自由に、一年間何でもできるわけですね。
その時間で、大好きなことをして、それで人に喜んでもらって、そこでも収入が得られるわけですから。
ただ、この収入は「別にやらなくてもいい」という選択肢が得られるもので、強制でなくなるんですよね。
なので、本当に大好きなことだけをして、生きられる……ということになります。
「不労所得を年間150万円」に合わないタイプの人
まぁ、これは全ての人にはオススメできるものではなくて、合わない人もいます。
それは、次のような人ですね。
- 休日になっても、自分のやりたいことが分からない人。
- 休日に暇をもてあましてしまう人。
- 夢がない、希望がない人。
こういう人は、確かに合わないんですが。
ですが逆に、やりたいことがあって、夢や希望がある人にとっては、「不労所得で年収150万円」というのは、自由を、すなわち人生を買い取るための一つの方法になるかと思います。
実際に私も、ここ半年でぐっと不労所得の割合を高めたんですが、まさに「人生をお金に振り回されない」という基礎を作っている実感がありますからね。
どれぐらいの能力があれば、実現できるか
で、どうすればそれぐらいの不労所得を得られるのかが大切ですよね。
そこで、例えば電子書籍や教材をネットでリリースする場合で、その基準となる目標値を示してみようかと思います。
「不労所得で年収150万円」を実現するには、以下のどれかを実現できれば、それなりに何をリリースしてもいけるんじゃないかと思います。
- ホームページのアクセス数:500人/日(PV数では、1.2~1.3倍ぐらい)
- ツイッターのフォロワー数:500人(フォローバックを除く)
これを自力で実現できる人であれば、「不労所得で年収150万円」を実現できる力は持っていると思います。
もしそれに達していなければ、その数値を目指してみるのもいいんじゃないかと思います。
まとめ:「年収を上げる」よりも、「不労所得を150万円」を目指す
ということで、私は「年収(勤労所得)を高くする」というのはオススメしません。
それがたとえ、年収1000万円だったとしても、それを目標にするのは「お金と幸せ」という観点から見ると、ちょっと違うかなと。
そうではなくて、「不労所得を年間150万円」というラインを目標にすることをオススメします。
これだと、ベースとなる幸せと、自由(人生の時間)を買い取ることができます。
これは年収1000万を実現するよりも、簡単なんじゃないかな、とも思いますしね。
また、不労所得を年間150万円なら、クリエイティビティーを発揮すれば、数年でできる場合もあるでしょう。
夢物語ではない、多くの人にできる現実的な数値かなとも思います。
それに、楽しいですしね。
ま、そんな感じで「お金で買えるもの」というお話をしてみました。
今日はここまで~。