今日は、ビジネスっぽい精神的なお話をしてみましょう。
「いいものはどんどん教えると、望む人が訪れる」というお話です。
興味あることを教えると、それを学びたい人が訪れる
ここ1~2ヶ月ぐらいで、私はこのブログで、ストーリープロットの作り方を説明するようになったじゃないですか。
それで、エヴァンゲリオンとかゲド戦記みたいな有名作品のメインプロットを復元して、「こうすればこう面白くなるよ!」と実演したんですが。
すると、どんどんと「プロットの作り方を学びたい」とか、「ストーリー作りが苦手で、なんとかしたい」という人が集まるようになったんですよね。
しかも、私の作家向け教材本も、売り上げが上がったりして。
それどころか、今までこのブログを見ていた普通の人までも「プロット作りとかストーリー作りって、面白そう」と感じたようで、普通の人が私の教材本を買ってくださっていると分かったんですよ。
特に印象的だったのが、とあるお方が、「プロットって、面白くないものだとばかり思っていました」と言っていたことですね。
実は面白い物語というのは、プロットの時点で、誰が読んでも既に面白いんですよ。
そういう衝撃を受けて、プロットの重要性を知った方が多いようで。
これはここ1ヶ月ぐらいで、そういう感想とかメッセージをいただくようになって、判明したことなんですが。
好きなことをして与えるか、嫌なことをして与えるかで、天地の差が出る
こういう経験をすると、「ああ、どんどん好きなことを教えると、それを学びたい人が現れるんだな」と感じるんですよね。
すなわち、「与えたい」で動いていると、どんな形であれ、「受け取りたい」という人が集まってくると。
なら、どんなものを与えるのかが重要になりますよね。
好きなことをして与えるか、それとも嫌なことをして無理に与えるのか。
で、嫌なことをして無理に与えていても、「受け取りたい」という人がどんどん集まってくるわけです。
なら、それが地獄になるのは目に見えてますよね。
だから、「たかられる」とか、「正直者が馬鹿を見る」という感覚になるわけです。
与えたくもないものを「与えなきゃ」で与えると、苦しむだけになります。
一方で、好きで与えたい場合、そこで「受け取りたい」という人が集まってきたら、もう最高なんですよ。
例えばしゃべることが大好きな人がいて、そんな人に「話を聞くことが好きな人」が集まってきたら、もう最高ですよね。
それと同じで、私はプロット技術を教えたくて、かたやファンの人は学びたい。
これって、まさに濡れ手に粟状態ですから!(笑
どちらにしても、与えれば与えるほど、「欲しい!」という人が出てくるのは真理かなと思います。
でも、それで豊かになるか、貧しくなるかは、「何を与えるか」で決まるように思います。
ニッチな場では、競合にまねされて損失になることはほとんどない
普通は、「自分にとって有利になる情報は、独占したい。教えると競合に知られて、自分が不利になる」と思いますよね。
でもそれは、大量生産大量消費時代の、古い考え方だったりします。
セルフイメージが低い人とか、メジャーな競争世界にいる人ほどそう思うようになるんですが。
一方で、ニッチな場では正反対になっています。
というのも、そもそもニッチなビジネスをしていると、競合はビジネスモデルをまねることなんてできません。
ニッチなビジネスでは、自分の「好き」とか特徴、特性とかを、うまく組み合わせて実現することになります。
そうしないと、儲からないからですね。
すると、「儲かりそうだから、まねしよう」という程度では、まねができなくなるわけです。
いわゆる、「好きでなければまねできない」になると。
私が提案しているように、自分の特徴をクリエイティブに組み合わせない限り、儲けられない世界です。
で、そういう「自分の特徴をクリエイティブに組み合わせる」って、既に「まね」ではありませんからね(笑
それに、ニッチな分野でのお客(ファン)は、宣伝やあおり文句よりもクオリティを重視するので、ちゃんと見る目を持っています。
ニッチな分野では、表面的に儲かっているからというだけで参入しても、必ず失敗します。
そもそも「儲けたい」という理由だけでビジネスモデルをまねしようとする人は、売り上げの小さいニッチな業種ではなくて、メジャーな花形ビジネスモデルをまねしようとするものです。
だからニッチな分野は長続きするし、安心して活動できるわけですね。
「好きでまねする」という人は、競合ではなくファンや仲間になる
で、「好きでなければまねできない」わけですが、その「好きでまねする」という場合、その人は競合ではなくて、ファンや仲間になります。
その人は、「この作者のような人になりたい」とか、「この作者のようなライフスタイルを送りたい」とあこがれるから、まねをするようになるんですから。
だから、ファンは積極的に作者の価値観を学んで、自分の人生に取り込んでゆくと。
すなわち、私はどんなに有益なことを教えても、私のビジネスモデルをまねされないんですよ。
私のファンは、私の知恵やノウハウ、商品を使って、自分なりの独自ビジネスモデルを作るんですから。
私のファンは、私のプロット技術を取り入れることで、プロの作家やシナリオライター、漫画家などになって、成功して稼いでいるわけです。
私のファンが私のノウハウを学んで成功しても、私には何ら悪影響はないと。
むしろ、私のファンが成功することは、私のビジネスが成功してゆくことを意味します。
私のファンが成功して、夢を実現してゆくことは、私の成果でもありますからね。
自分にとって好きなことを教えて、周囲が成功して、その周囲が成功することが自分の成功になる。
これって、最高でしょ。
「自分にとって有利なことを教えると、自分が不利になる」なんて、ニッチな分かち合いビジネスをしている人にはありえません。
だから、作家向けの技術でも、どんどんこのブログで公開できるわけです。
簡単にまねできるようにするから、成功する
そういうこともあって、ニッチで動くのであれば、自分の得た有利な点は、まねされないようにするんじゃなくて、逆にまねしてもらいやすくする方がいいわけです。
すなわち、「簡単にまねできるようにするから、成功する」わけですね。
私の場合でも、プロットの作り方を書いていると、「なんかできそう」とか感じた人も多かったんじゃないかと思います。
だって、プロットなら原稿用紙に何百枚も書かなくてよくて、物語のアウトラインを書けばいいだけですからね。
休憩時間に、スマホでもちまちま書けるぐらい簡単ですから。
それで、あれぐらい感動できるストーリーができるわけです。
すると、「面白そう」、「これぐらいなら、自分にもできそう」と感じて、作ってみたくなると。
実際、プロット作りは簡単なんですよ。
「こういう物語がいいな」とイメージできて、その流れを書き出せさえすれば、誰にでもできます。
そんな風に、「誰にでもできる」というぐらい簡単にして教えるほど、売り上げは上がるんですよ。
そして「教えて!」というファンの人がどんどん出てきて、教えることができるから、セルフイメージも上がります。
お金も入ってきて、ファンもできて、チヤホヤされて、セルフイメージも上がって、感謝されて、いい人間関係もできます。
分かち合っていると、競合は「仲間」や「同士」になる
で、分かち合っていると、同業者は「競合」ではなく「仲間」や「同士」になります。
だから、「競合から奪われる」という概念はなくなって、「仲間と一緒に広げていく」という協力関係になります。
そういう世界では、ある仲間が不当に売り上げが落ち込んでいれば、周囲の仲間が「この人を助けよう!」と手助けしますからね。
逆に、自分がいい思いをした場合、やっぱり仲間に「こうしたらいい思いができるよ」と、コツを分かち合えるようになります。
こうして、「競合」、「自分だけ」という概念が消えてしまうわけです。
これは、分かち合うことでファンもいて、セルフイメージが高いから、こういうことができるわけです。
だったら、「まねをされること」って、いいことしかありませんよね。
一方で、教えなかったり、「これは自分にしかできない、難易度の高いことだ」と言うほど、売り上げは落ちます。
そしてファンもできずに、教えることもできないからセルフイメージも上がらずに、むしろ抜け駆けをすることに血道を上げるようになります。
だから、「競合」ができてしまい、いい仲間もできずに、奪い合って一部の勝者が総取りすることになると。
実際のところは、何をするにしてもコツはいるんですよ。
プロット作りだって、すごく簡単そうに見えて、実際にやってみるとうまくまとめられないことが多いんじゃないかと思います。
そこで、私が公開しているストーリープロット講座とか、プロット教材の電子書籍で学べば、もっとできるようになるので、こうしてプロット作りにはまっていくと。
ファンの人は、プロット技術を身につけることで、作家としてどんどん成功する。
一方で私は、「周囲の人を成功させることで、幸せでいられる」という、いいサイクルにいることができているわけです。
まとめ
だから、自分にとっていいものは、どんどん教える方がいいわけです。
好きなことをしようとすると、必ずニッチなことになります。
そして、ニッチな分野では、ビジネスモデルをまねされることはありません。
学んだファンの人は、学んだことで独自のビジネスモデルを作って、成功するからですね。
簡単にノウハウをまねできるように工夫すればするほど、ファンの人たちが成功します。
それが、作者本人の成功になる、ということですね。
そういう「いいものは、どんどん教える」というのが、コツなんじゃないかなと思います。
それを自分なりの方法で、漫画とか本とかゲームみたいな作品として与えていく、ということですね。
すると、いいサイクルで、競争もなく、楽しくお金になるんじゃないかなと思います。
ということで、今日は「いいものはどんどん教えると、望む人が訪れる」というお話をしてみました。
今日はここまで~。