今日は、豊かさについてのお話です。
「価値は得るもの、価格とは支払うもの」が分かると、豊かさを増やせそう、というお話です。
「価値は得るもの、価格とは支払うもの」
とあるところで、ウォーレン・バフェットの「価値は得るもの、価格とは支払うもの」という言葉を見かけたんですよ。
で、私はこれを見て、「確かに!」と思ったり。
簡単に言うと、「価値と価格は違う」ってことですよね。
そしてこれが分かると、うまく豊かさを増やせそうに思います。
価値と価格は違う例
例えば1万円のマツタケがあったとして、それが「価格相応の価値があるのか」というと、人によって変わると分かります。
マツタケが好きではない人にとっては、ただのゴミになります。
なのでそういう人がマツタケを「1万円の価値があるから」で買っても、実質は1万円を損していることになります。
それは、マツタケが自分にとって何の役にも立たないし、何も豊かさを増やさないからですね。
一方で、例えば高級料亭をやっている人にとっては、「すばらしい! これをお客に出したらもっと喜んでもらえそう!」と感じるかもしれません。
すると、そういうマツタケは「たった1万円支払うだけで、10万円以上の収益をもたらしてくれるもの」と分かるかもしれません。
そんな風に、人によって環境や状況が違うわけです。
なので、同じものでも「1万円もするのか」と感じたり、「たった1万円なの!?」と感じたりもすると。
「価格が高いものが、価値がある」ではない
多くの人が、「価格が高いものが、価値がある」と思い込んでいます。
それは、「価格=価値」だと思い込んでしまっているからですね。
だから、「高価なものを買えば、私は豊かになれる(リッチに見える)」と、高級車とかブランドもののバッグを買ったりするように思います。
でも実際は、「価値と価格は、まったくの別物」ということです。
まぁ「多くの場合で価値と価格は連動するけれども、そうでないことも多くある」と言えるでしょう。
支払う価格ゼロでも、価値は得られる
例えば近くの山に歩きに行って、「いい景色だ~」と癒やされたとしましょうか。
それに支払うコストは、ほぼゼロです。
でも、それに価値がないかというと、そうではありませんよね。
ひょっとすると、変な浪費をするよりも、よっぽど充実感や幸福感を味わえるかもしれません。
豊かさやチャンスは、ゴミの中によくある
他の例で言うと、誰かが粗大ゴミとして捨てた家具があったとしましょうか。
その人にとっては「お金を払ってでも処分したい、粗大ゴミ」ですが、自分や誰かにとっては「お金を払ってでも、欲しかった家具」になることもあるわけで。
それとか、去年だって農家が野菜を作りすぎて、捨て値で野菜を売り払ってましたよね。
農家にとっては、そういう余剰の野菜は「処分しないと、処分コストがかかる負債」です。
だけど、私たちにとっては「破格で入手できる食べ物」です。
ある意味、「豊かさやチャンスは、ゴミの中にもよくある」とも言えるでしょう。
だって、他の多くの人が「価格が価値だ」と思っているけれども、実際は「価格が低くても、価値あるものはある」わけですから。
なので「高額なものにはあこがれる。だけどゴミにも、価格と価値の差があるものがある」と分かると、価値の本質が見えるかと思います。
まとめ
なので、豊かさを増やしい場合とか、チャンスが欲しい場合、価格ではなく、価値に目を向けてみるのもいいかと思います。
高額なものは、確かにあこがれるかもしれませんが、「本当にその価値があるのか」ということです。
一方で、ゴミとか安価なものに着目すると、価値が高いものがよくあります。
そういう「ゴミや安物に見える豊かさ」を拾ってゆくほど、少ないお金で、実質の豊かさが増えていきます。
そしてそういうものに触れると、「こんなにもいいものが、こんなに安いなんて!」と感じるでしょう。
そういう取引きを繰り返していけば、豊かになって当然かなと思います。
それは、「金額以上の価値を、常に交換しているから」で。
逆に、「高額なものでないと、満足できない」という人ほど、お金がなくなって当然かなと思います。
すると、どんどん豊かさを増やせそうに思います。
ということで今日は、「価値は得るもの、価格とは支払うもの」が分かると、豊かさを増やせそう、というお話でした。
今日はここまで~。