今日は、クリエイティブなお話です。
「ネタを無限に思いつける一つのコツ」ということで、お話してみましょう。
とりあえず最初に謝っておくと、タイトルはかなり盛ってます(笑
ご飯ひとくちぐらいの程度を、茶碗山盛り5杯分ぐらいに見せかけるほどに盛ってます(笑
なのでまぁ、一つの参考程度にしてくださいませ。
ネタをどう思いつけばいいのか
ブログにしても、小説とか漫画にしても、続けるにはネタが必要ですよね。
でも、「ネタがない」ってこと、よくあると思うんですよ。
なら、どうしたらいいのか。
そこで私が主に使っているコツとして、「普遍化した公式を持つ」という方法があります。
これが分かると、無限とまでは言わずとも、それなりの数を量産できるので、参考になるかなと思います。
ネタを作る公式に着目する、という発想
じゃあその「普遍化した公式」とは何かというと、ネタを作る公式に着目しましょう、ということです。
つまり、ネタを生み出す公式を作れば、そこに代入する適当な値を見つけさえすれば、ネタはどんどんできるということです。
これは、例で見ると分かりやすいでしょう。
私達は、恋愛物語のキャラやシチュエーション、関係性などのネタが欲しかったとしましょう。
そして、散歩でもしながら、周囲にあるものを取り上げながらネタ出しをするとします。
「対極の要素があるとすれば、何?」
で、例えば私達は、木があることに気づいたとしましょう。
そこで、「『木』という一つのものの中に、対極の要素(正反対の要素)があるとすれば、何?」と考えてみます。
なら、「木の表面は、ゴツゴツしていて、いかついよね。でもその表面を一枚はぐと、きれいでなめらかな内側がある」と思いつけます。
するとそこで、「まるで恋みたい!」と言うわけです。
なら、いろいろ「どういう風に、恋と同じなんだろう?」って発想ができます。
そこで考えてみると、例えば少女漫画とかでも、「恋するキャラは表面ではいかつくても、内側はピュアな心を持っている」、みたいなのがありますよね。
だから、「確かに木って、恋みたいだね」と関連性が分かって、納得できます。
で、恋愛物語でも作りたい場合、そういう「表面がいかついけど、内面はピュアな人物や状況」みたいにできます。
普遍化の公式
この「木って、恋みたい」が、1つのネタです。
「恋」が、私達が伝えたいテーマです。
そして「『木』という一つのものの中に、正反対の要素があるとすれば、何?」という問いかけが、普遍化した公式になります。
ならば、その公式を元に、いろんな「木」に変わるものを当てはめてゆくと、いろんなネタが出力できると分かります。
いろんな作成例
なら、「木は冬には寒そうに凍えているけど、夏には緑がいっぱいで、元気だよね」と正反対の要素を見たしましょう。
そこで、ここでも「恋みたい!」と言うわけです。
すると、「どういう風に、恋と同じなんだろう?」と考えてみて、「想い人が他の人を向いていると寒くて凍えるけど、こちらを向いていると元気いっぱいになる」みたいにできて。
そこから、「確かに恋みたいだね」と関連性を作れて、また一つキャラや状況、関係を得られます。
他の例だと、「雲ってぷかぷか気持ちよさそうに浮いてるけど、実は水でできていて、触ると冷たいんだよね」と思いついたとしましょう。
そこで「恋みたい!」と言うと、「ぷかぷか気持ちよさそうに見えるけど、実は冷たく震えている」みたいな人物や状況を作れるかもしれません。
「雑草って全然目立たないけど、実は小さな花を持っていて、かわいいよね」と気づいたとしましょう。
なら、「恋みたい!」と言うと、「目立たないけど、小さな花を持っていてかわいい」という人物や状況を作れると。
何でもありだから、無限に作れる
それなら、小石だろうが川だろうが山だろうが、「一つのものの中にある、反対の要素」を見つけようとすれば、いくらでも見つけられると分かります。
もう「何でもありやん!」って感じでしょ(笑
その「何でもあり」が、普遍化という力です。
何でもありだから、無限にネタができるわけです。
なら、「恋」を、「人生」に変えてみてもいいですよね。
そこで「人生みたい!」と言っても、「確かに人生って、木のように表面だけ触っていればゴツゴツで痛いけど、深いところまで触れれば、なめらかで心地よい」みたいにできたり。
それとか、「確かに人生って、雑草のように目立たないけど、小さな花を咲かせることがあって、それが誰か人を助けることもある」みたいに。
すると、自分なりに人生を語るテーマにできます。
質問自体を変えてみる
さらに、「一つのものの中に、正反対の要素があるとすれば、何?」部分の質問自体を変えることもできます。
例えば「一つのものの中に、時間と共に変わるものがあるとすれば、何?」とできると、時間軸に着目した話やネタを得られるかもしれません。
「一つのものの中に、愛されるものと、嫌がられる部分があるとすれば、何?」とできると、心理的や人間関係の話やネタを得られるかもしれません。
もっと大胆に変えてみるならば、「対極で相容れない二つのものの中に、互いに補い合えるものがあるとすれば、何?」とすると、助け合いとか、心のふれあいネタができるかもしれません。
すると、もういくらでもネタは作れそうですよね。
この普遍化した公式を得られるかどうかが、ネタを作り続けられるコツかなと思います。
だからある意味、少し抽象度を高めて見ると、「この人は、いつも同じことを言っている」と感じるようにするわけです。
「いつもこういう恋を語っている」とか、「いつもこういう人生の価値観を語っている」みたいに。
その「同じこと」が、ある意味その人のテーマです。
そして、そのテーマが好きな人からすると、「この作者さんは同じテーマで、いろんなバリエーションを語ってくれて、好き」と感じると。
まとめ
なので、そういう「普遍化した公式」という発想で、物事を考えてみるのもいいかと思います。
まぁ、これには抽象化能力が必要になるので、人によっては難しいかもしれませんが。
抽象化が難しい場合、「対極を考えてみる」だけでもいいでしょう。
例えば一つの出来事やものでも、対極を含めて内容を追加すると、ぐっと深みが出ますからね。
それだけでも、だいぶネタもできるし、深さも出せるかなと思います。
これはそれなりに強力なので、いろいろ試してみるのもいいかもしれません。
ということで今日は、「ネタを無限に思いつける一つのコツ」ということで、お話してみました。
今日はここまで~。