今日は、クリエイティブなお話です。

材料はすでに身近にある、という事例を4つほど紹介してみましょう。

 

いやまぁ今回も、たまったネタの消化です(笑

 

レゴブロックで義肢を作成

 

文字通り、「レゴで義手を作っちゃった」というニュースです。

確かにレゴは、いろんな形を作れて、面白いですよね。

ただ、それを義手のような精密なものに投下してみた、というのが奇抜なところで。

 

こう考えると、意外と身近に「材料になるもの」はあると分かります。

何かを作りたい場合、木やプラスチック、金属、3Dプリンターだけでなく、こういうレゴですら使えるんですから。

なら、後は「こういうのがあればなぁ」という、空想部分じゃないかと思います。

 

車いすの人向けスカート

「車椅子じゃスカートは穿けない」アローズ創業者を奮い立たせた女性の悩み(President Online)

記事の内容は、「車いすの人は、スカートははけない」ということで、そういう人向けのスカートを開発した、というお話です。

 

下半身不随で車いすの場合、スカートをはくのも面倒だし、スカートが車輪に巻き込んでしまうこともあるようで。

なので、スカートのプリーツ部分にうまくファスナーを取り付けることで、スカートを広げたり狭められるようにしたと。

すると、車いすに乗るときはファスナーを閉じれば、乗りやすいし、巻き込みもなくなって。

だけど、車いす以外では、ファスナーを開けばスカートも開くので、おしゃれを楽しめる、みたいな。

 

制作者は、そういう身体的な制約がある友人を持っていて、いろいろ聞き出して服を仕上げたようで。

こういう風に、「こういうものがあればいいのにな」という空想部分を、身近なところから取ってくるのもいいですよね。

自分は特に困っていることがなくても、周囲には「これに困っている」ということは、結構落ちているもので。

それに真剣に向き合ってみると、新たな工夫とか、可能性が見えるかもしれません。

 

ドリトス誕生秘話

ドリトスはディズニーランドのゴミ箱から生まれた(Gizmodo)

アメリカでメジャーなスナック菓子「ドリトス」ですが、元はディズニーランドのコックが、余り物から作った、ということのようです。

 

ディズニーランドで、メキシカン料理のレストランがあったんですが、残り物のトルティーヤ(平焼きパンみたいなもの)は、普通に捨てていたと。

そんなとき、トルティーヤ会社の営業マンがそれを見て、「余り物は、小さく切って油で揚げるとおいしいですよ」と、コックに教えたわけです。

そして実際に味を工夫して作ってみて、メニューとしてお客に提供すると、人気になったと。

で、スナック会社の副社長の目にとまって、商品化されて、爆発的に売れた、という流れです。

 

こういう「余り物を有効活用する」というのも、工夫でいいですよね。

余り物だから、ほぼ無料で材料を仕入れられて。

なら、そこに工夫で何かの価値を作れれば、原材料費はほぼタダで、利益がどーんと自分のものになるわけです。

 

なので、世の中に余ったものに目を向けて、「これで何かできないかな」と発想するのも、一つの発想法かなと思います。

 

ジャガイモにメッセージ

「ジャガイモにメッセージを書いて送るだけ…」このビジネスで月収120万円を稼ぎ出したアメリカ人が話題に(らばQ)

2015年頃の、だいぶ昔の記事ですが。

記事の内容は、アメリカで「ジャガイモにメッセージを書いて送るだけ」という単純なアイデアが、大きな収入になった、というものです。

 

面白いのが、この人は彼女との食事中にそのアイデアを思いついて、気軽に試してみたことですね。

もちろん一緒に食事をしていた彼女は、「バカげたアイデアだし、1つも売れるはずがない」と言います。

そして私たちからしても、常識で考えると、やっぱりそう感じるものです。

でも、それでも「ものは試しだ」とやってみると、2日目には25万円ぐらいの売り上げになって、すごいことになったと。

 

きっと、「誰もが常識で判断していたから、誰もやらなかっただけ」なのかもしれません。

もちろん「常識を外れる道」は、成功率が低いものです。

でも、成功率がゼロではないと。

なら、失敗しても痛くない程度で、いろいろと気軽に常識を外れてみると、予想もしなかった新たな道が見えるかもしれません。

 

まとめ

そんな風に、私たちの周囲には、すでに材料はそろっているように思います。

作る材料や原料も、「こういうのが不満だ」というアイデアも、コストのかからない材料も、私たちの周囲にはたくさんあるんだと。

 

その場合、常識で「これがみんながたどっている道だ」とカチコチになるよりも、身軽に「こういうのもいいよね。面白いよね」と動いてみるのもいいように思います。

もちろん、うまくいかないことは山ほどあります。

だけど、その中の一つでもヒットするものが見つかると、それが人生を変えてくれたりするんですよね。

 

ということで今日は、材料はすでに身近にある、という事例を紹介してみました。

今日はここまで~。

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