今日は、生き方のお話です。
「この人には、何を言っても無駄だ」という状態があることを、早めに気づこう、という短めのお話です。
周囲を変えようとして、疲弊する人
とあるところで、こういう人を見かけたんですよ。
それが、「周囲の人を変えようとして、だけどいろいろ言っても相手は変わらなくて、どんどん自分が疲れていく」みたいな状態に陥っている人でした。
こういう「周囲を変えようとして、相手はかたくなに変わろうとしなくて、逆に自分が疲れていく」ってこと、あるように思います。
そしてそういう場合、「この人には、何を言っても無駄だ」という状態があることを、早めに気づくのもいいように思います。
自分の価値観に固執する時、緩める時
人には、「自分の価値観に固執する時期」と「自分の価値観を緩める時期」があるように感じます。
「自分の価値観に固執する時期」というのは、良くも悪くも「流れに乗っているとき」ですよね。
流れがよくなってきている時は、「今の自分でいいんだ!」と希望を持つことで、自分の価値観に集中します。
そして流れが悪くなっていて下落している時も、「取り戻さなきゃ、今までの自分で合っているはずなんだ!」と、不安から自分の価値観に固執すると。
一方で、「自分の価値観を緩める時期」というのは、良くも悪くも「ピークにさしかかった時」です。
いろんなものが頂点にさしかかった時、「頂上までたどり着けた。もうこれは満足した」と、自分の価値観を手放しやすくなって。
そしてどん底に落ちたときでも、「どん底まで落ちた。もう落ちることも、失うものもない。なら、変化しよう」と、今までの価値観を手放しやすくなると。
相手が変わるのは、ごく限られた時だけ
だからある意味、「相手に言って、相手が変わるのは、ごく限られた時しか起きない」とも言えるように感じます。
だって、「頂点にいるか、どん底にいるか」でしか、相手は自分の価値観を変えないんですから。
すると、「だいたいの場合で、他の人に価値観を変えるように何かを言っても、無駄だ」と分かるかもしれません。
なら、無理に相手に対して価値観を押しつけることもなく、「相手が頂点になるか、どん底に落ちるかまで待とう」とできるかなと思います。
あ、いや、これは大人に対してのみなので、子供に対しては、ちゃんと教えてくださいね(笑
子育てをしている方もいるかと思うので、一応言っておかないと(笑
「常に自分をどん底に置く」という発想
で、これは見方を変えると、私たちにとっても、同じことが言えます。
私たち自身も、自分の状態を頂点かどん底に持ってくる方が、生き方や価値観を変えやすいように思います。
で、私の場合、「常に自分をどん底に置く」というのが好きだったりします。
これは、「これ以上は落ちない」という土台を確認しておくことで、安心できるからですね。
もちろん、「これは十分に味わったな」という風に、ピークに持ってくることもあるにはありますが。
そうすると、いろんな他の価値観を試せます。
そうやって安心や満足を土台にして、さらに新たな生き方を模索していく、ということですね。
まとめ
そんな風に、「人には言っても無駄な時期がある」と分かると、いろいろ手放せて、気楽になれるかもしれません。
で、流れに乗っている人には「自分の信じる方向に進むといいよ」と言ってあげると、相手は安心するかもしれません。
それで、ダメなら自然と変わりますからね。
一方で、頂点かどん底にたどり着いた人には、「こうするといいかもね」と教えてあげると、相手は受け入れやすくなるかなと。
そして、これは相手だけでなく、自分自身でも当てはまると。
そういうタイミングや状態を認識できると、うまく変化を作れるかもしれません。
ということで今日は、「この人には、何を言っても無駄だ」という状態があることを、早めに気づこう、というお話でした。
今日はここまで~。