今日は長文を書いていたんですが、どうもうまくまとめられなかったので、代わりに短いお話を。

「成功数だけでなく、撤退数も見てみると、気軽に動けそう」というお話をしてみましょう。

 

Amazonの実店舗一斉閉店

今日のネタ記事。

ベゾスも無念? アマゾン「ブックス」など実店舗を一斉に閉店へ(日経ビジネス)

記事の内容は、Amazonがアメリカにある実店舗の多くを、一斉閉店した、という内容です。

 

Amazonはもちろん大成功した企業ですが、こういう撤退数を知るのも、だいぶ参考になるように思います。

Amazonに限らず、例えばGoogleでも、アホほどいろんなプロジェクトを立ち上げて、どんどん統合したり、ダメなものはつぶしていますよね。

もしくは、1つの撤退したアプリでも、うまくいった一部機能のみを抜き出して、メジャーなアプリに統合したりだとか。

 

そういうのを見ていると、「当初目標にしていた成功」なんてものは、かなりどうでもいいことだと分かります。

むしろ、「試しにやってみた中から、どれだけ部分的な成功を見つけられるか」みたいな、「部分のピックアップ」が重要になりそうに思います。

 

レールの上を進む人と、新境地を開拓する人の違い

まぁこれは、決められたレールの上を進む人と、新境地を開拓する人の違いだろうと思います。

レールの上を進む人ほど、「こういう道順で進まなければいけない」という、ルートが決まっていますからね。

その場合、進むべきルートや成功像も、はっきりと見えているわけです。

 

一方で新境地を開拓する場合、道もないし、どう進んだらいいのか分からないことも多くて

そして、遠回りとか、道順を変えることなんて、いくらでもあるんですよね。

 

その場合、そういう遠回りや道順変更は、すべて「撤退」と言えます。

なら、そういう撤退なんて、日常であるものだし、落ち込むほどのものではないと分かります。

 

当初の願いとは違う成功を得ることもある

しかも、そうやって進んでいると、当初願っていた成功像とは違う成功を得ることもあるわけです。

例えば「こっちに行けば、肥沃な大地があるはずだ」と向かうと、実際には大きな海を発見して、たくさん魚が捕れて豊かになった、みたいな(笑

 

そういう場合、「私は肥沃な土地で豊かにならなきゃ」という思い込みは、邪魔になりますよね。

海を前にして、「私は失敗した」と落ち込むのか、それとも「海で釣りを試してみよう」とできるか、という違いだろうと思います。

 

Amazonだって、当初メインだった「本の通販」はほんの一部分でしかなくて、今ではクラウドコンピューティングが一番の売り上げでしょ。

進めば進むほど、新たな自分の発見があっていいし、自分を変えてゆくのでいいように思います。

 

まとめ

そんな風に、特にレールの上を進むのが苦手な人ほど、「撤退がうまい」というのは強みになるように思います。

 

似たような記事で、こういう記事もあるのでご紹介。

猛反対に動じず…イオンを創った男が”あっさりジャスコを捨てた”本当の理由(President Online)

イオン創業者のお話なんですが、あっさりジャスコを捨ててイオンにした内容です。

これも、「世の中をよく見て、どんどん自分を変えて、試していこう」というものですね。

 

こういう撤退のうまさが分かると、「試す」と「撤退」は比例すると分かって、身軽に動きやすくなるかと思います。

すると、「もし発見が大きな利益をもたらすなら、ダメもとでやってみるのも、一つの手だ」と分かって、その中から大きな可能性が見えるかもしれません。

 

ということで今日は、「成功数だけでなく、撤退数も見てみると、気軽に動けそう」というお話でした。

今日はここまで~。

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