今日は、お客を作る方法のお話です。
「お客がまだいない場合、私ならどうお客を作ろうとするか」、というお話をしてみましょう。
最初にどうやってお客を作ればいいのか
「これから自分なりのビジネスを始めたいな」という人って、いると思うんですよ。
その場合、最初にどうやってお客を作ればいいのか、分からないってことが多いと思います。
特に、「相手からの相談があって、初めて成り立つ」という受注スタイルの場合、最初は受注がないので何もできないことが多くて。
例えばカウンセリングとかアドバイスのように、相談者がいて成り立つようなものだったり、デザインのように何かを受注して作り始めるものだったり。
他にも、役者とか声優さんのように、台本をもらわなければできない形だったり。
じゃあそういう場合、最初はどうすればいいのか、ということです。
そこで、私ならどうするのか、一つのアイデアを書いてみようかなと。
「お客がいないなら、擬似的に作っちゃえ」という発想
で、私なら最初にどうするかというと、「お客がいないなら、擬似的に作っちゃえ」という発想をします。
すなわち、「お客を想定して、何か形を作る」をするかなと。
例えば私がカウンセラーとかアドバイザーになりたい場合、自分が好きな同業者のブログを訪れます。
すると、「今日はこういう相談がありました」みたいに、質問内容とその人の回答が書かれていたりしますよね。
もしくは、SNSとかで「こういうことがあって、落ち込んだ」みたいな愚痴ツイートを見かけることがあるものです。
なら、その質問や愚痴を利用して、その人から相談を受けた状態を想定すればいいわけです。
一般化した架空の相談者を作る
いや、もちろんそのまま文章を取るのはまずいので、自分なりの言葉で一般化して、架空の相談者を作ると。
「他のサイトを見ていると、こういう悩みを持っている人がいました。人によっては、こういう悩みを持つことって、ありますよね」みたいに。
このブログでも、よく「こういうツイートを見かけた」をきっかけに話題展開することがあるでしょ。
あれも、そういう形で得たネタなんですよ(笑
そして、自分なりの答えをブログとか、動画にして公開するわけです。
他の業種で言うと、デザインなら「私なら、こういうデザインにする」とか、役者や声優さんなら「私なら、こういう演技をする」みたいにします。
なら、お客が全くいない場合でも、お客を想定した成果を作れますよね。
自分なりの答えに集中する
ポイントを挙げるとするなら「その自分なりの部分だけに集中すること」と、「好きなジャンルを優先すること」です。
自分なりの部分に集中することで、自分の個性だけを出せて、独自性の密度を高められます。
大体、他の人と同じような部分は、邪魔だし面倒だし、時間もかかりますからね。
それに、引用元と何から何まで同じの場合、自分が答える意味はなくて、引用元にリンクを張ればいいだけですから。
すなわち、そこに自分なりの感性が入るから、独自なものになるし、新たに作る意味や価値が生まれるわけで。
なので無駄な部分はじゃんじゃんカットして、「自分という個性を持つならこうする」部分に集中すると、楽に強みに集中できると。
自分が好きなジャンルを優先する
そして、「自分が好きなジャンルを優先する」ってことかなと思います。
裏を返すと、「世の中では、一般的にこういう依頼が多いから、答えておこう」とか、そういう世の中を基準にするのは避けます。
すると、「好きでできる形」を作りやすくなるんですよね。
好きなジャンルであれば、相談されるとアホほど語れたり、作れたりしますよね(笑
好きでできるから楽しめて、成果も楽に作れて、どんどん発信することができる。
いいことずくめでしょ。
今は、好き嫌いを明快にする方がいい時代
多くの人が間違えるんですが、今は個性のある人ほど、好き嫌いを明快にする方がいい時代です。
普通の感覚だと、「好き嫌いをしちゃいけない」ですよね。
「依頼されたら、何でもできなきゃいけない」とか、「より好みをしていたら、お客はいなくなる」、「何でもできる方が、お客の数は増えそう」みたいに感じるものです。
でも、それは「人手が足りない時代で、かつ誰にでもできること」を受注する場合にのみ当てはまります。
裏を返すと、「人が余る時代」もしくは「誰にでもできないことをしたい」という場合、好き嫌いは明快にする方が効果的になります。
というのも、人が余る時代だったり、特別なことをしてもらいたいほど、「何でもします」的な人は、最も後回しになるからですね。
だから、「何でもします、だから仕事をください」っていう人ほど、何も依頼されなくなるわけです。
今は、普通に人が余っている時代です。
なので、誰にでもできることかどうかにかかわらず、今は好き嫌いを明快にする方が効果的になります。
まぁ好き嫌いと表現すると語弊がありそうなので、「私はこの領域に強いです」と示すことですね。
その強い領域が独自で確かなものあるほど成果を得られるし、自分の個性に根ざしているものほど安定すると。
自分が好きなことほど、初期のお客が見つかりやすい
それに、そういう「自分なりの形」をSNSとかで発信する場合、自分の好きなことであるほど初期のお客が見つかりやすいんですよ。
それは、SNSで既にそういう人たちからフォローされているからですね。
私達が普段使いしているSNSでは、普段からいろんな「こういうの好き」という情報を発信してるじゃないですか。
すなわち、そういうアカウントをフォローしてくれている人って、感性が合う人が多いんですよ。
すると、そういう人たちが最初のお客になったり、広めてくれる応援者になってくれたりするわけです。
だから、お客がすぐに見つかりやすいと。
それでも時間がかかることも多い
ただ、それでもやっぱり時間がかかることも多いでしょう。
特に自分の個性を活かすほど、お客作りは長期戦を想定する方がいいように感じます。
メジャー向けなものほど、数日で成果が出たりしますけどね。
たまにあるでしょ、「たった数日で1日の売り上げ〇〇万円達成! これさえあれば、貴方も簡単にできる!」みたいな宣伝文句の商材が。
でも「素人の新規参入者でも、数日で多くのお客を得られる」ということは、「数日で多くのお客を奪われうる」ということも意味します。
そういう短期な場ほど、「奪って奪われて戦って、嫌なことでも我慢して、常に最新技術を学ばなければならない、毎日働かなければならない」という世界です。
そういうのが好きな人ならいいんですが、多分そういう人は、このブログは見ていないでしょうからね(笑
あまり短期で決めつけない
なので、時間がかかることも含めて考えると、あまり短期で決めつけないのもいいかと思います。
私の作品とか記事でも、「3ヶ月後から急に伸びた」とか、「1年後から急に売れるようになった」というのは、結構普通にあったりします。
私の中では、「これはいい作品だ」と感じられるものは、作品でも記事でも、長期的に見ると着実に「突然伸びる時期」があるように感じます。
それに、好きなことであれば、続けられますからね。
まぁ、リリース直後に「あ、これはダメだ」と直感で分かるのも、もちろんありますが(笑
それとか、ブログの記事でも、翌日に見直してみると「昨日のは面白くできなかったな」みたいなこともそれなりにあって(笑
そういうのは、諦めるなり、さっさと撤退すればいいわけで。
でもそれ以外は、広がるのにしばらく時間がかかることも多いと。
好きな人のブログとかツイートって、過去にさかのぼって見ちゃうこととか、ありますよね。
それと同じで、「未来に私達のファンになる人に対して、過去記事を多く提供してあげる」、というスタンスでもいいんじゃないかと思います。
まとめ
そういう風に、「お客がいないなら、擬似的に作っちゃえ」的な発想で、自分なりの形を作っていくのもいいかなと思います。
そして、それを好きなことから順番に作っていくと。
「何でもできなきゃいけない」とか、「相手の要求には、幅広く対応できなきゃいけない」なんてのは、今の時代には合わないかと思います。
むしろ最初は、自分ができる領域よりも、さらに少し絞って出すぐらいがいいかと思います。
すると、より信頼できる内容を多く提供できて、コアなファンを作りやすくなるかもしれません。
「どう商品を作ろうとするか」は、またいつかお話できればと思います。
ということで今日は、「お客がまだいない場合、私ならどうお客を作ろうとするか」、というお話をしてみました。
今日はここまで~。