今日は、昨日に引き続き、目標設定について少しお話ししてみましょうか。
「あえて努力をしない」という目標設定法というお話です。
「あえて、努力を捨てる」という目標設定法
新年なので、目標設定をした人も多いかと思います。
私も今年の目標設定をしたんですが、そこでふと「こういう設定法も面白いな」と感じた目標設定方法があるので、ご紹介してみましょう。
もう結論から言いましょう。
その目標設定法とは、「あえて、努力を捨てる」ということです。
私たちは「こうやって、これを実現する」と目標を設定しているかと思います。
そのために、「これだけ努力する」という内容があることでしょう。
「その『努力』を手放した上で、目的を実現する方法を考えましょう」ということです。
「努力をするな」とか、なんかとんでもないことを言っているような気もしますが(笑
「努力すればできる」っていうのは、ほぼ間違いなく、達成するために「見えている道」であるものです。
見えていない道を手段として挙げる人はいませんからね。
でも、その道は見えているからこそ、間違いなく競争であったり、体力勝負の道であるものです。
裏を返すと、クリエイティビティーが必要ない道だということですね。
だから、その手段をちょっと捨ててみましょうと。
すると、「他の手段」を模索しなければならなくなります。
そうやって脇道にそれることで、新たな手段を次々と見つけられるようになる、ということです。
「努力」という手段を捨てたときに、新たな可能性が開ける
思えば私の場合でも、可能性が開けたときというのは、努力はしていなかったように思います。
可能性ってのは、アイデアなんですよね。
そしてアイデアは、努力とは対極にあるものです。
努力は、今までしてきたことを続けることです。
一方でアイデアや可能性というのは、ワクワクした「全く非関連なもの」から生まれます。
私自身、写真加工技術やストーリー作家のネタ帳、プロットインフォグラフィックというアイデアは、努力して思いついたものではありませんからね。
ワクワクすることをしていたら、「これとこれを結びつければ、すごいものができるやん!」と、ある日ふと思いついたわけです。
そこに「努力する」という感覚は皆無でした。
むしろ、変に「今までのスキルを使おう」とするから、ワクワクが見えなくなるような気がします。
使えるものをいったん封印して、あるものを使ってこなしてゆく
だから、今年の私の目標では、「これを努力して作る」という手段的な目標は、短期的なものしか設定していません。
作ると決めているのは、「ストーリー作家のネタ帳」と、プロットインフォグラフィックぐらいです。
後は、言うなれば「どんどん脇道にそれながら、よさそうな道を探す」という、「好奇心をどうやって高めてゆくか」、みたいな内容になってます。
そして、資産とか人脈みたいな使えるものは、あえていったん封印してみて、ゼロから始めてみよう、というノリで目標設定をしています。
なんと言うか、「あえてゼロから始める」とか、なんかすっごいワクワクしません?
たとえて言うなら、日本から飛び出て、日本人の知り合いが全くいないようなフランスに住み始めるようなものです。
そこから真剣に新たな言語や文化を学んで、新たな生活を作っていく、みたいな。
海外旅行に行ったり、海外移住をしたら、日々の新たな生活で「努力する」って感覚は消えますよね。
それは「努力する」ではなくて、「真剣」というレベルなんですよ。
必要だからやる、みたいな。
真剣とワクワクは表裏一体のものですからね。
去年の糖質制限や乳アレルギー発覚からこういうアプローチを始めたんですが、これが面白くてたまらなかったんですよね。
新たな発見が毎日あって、毎日海外旅行をしているような感覚だったんですよ。
なので、今年は「あえて努力を捨てて、環境を制限した上で、今あるものに目を向ける」というのを鍛えてみようかなと。
そこから、再び作り上げてゆこうかと思っていたりします。
まあもちろんホームレスから始めるなんてことはないんですが、ちょっと自分に制限をかけて挑戦してみようかな、と思ったりもします。
まとめ
そういう風に、「あえて努力を捨ててみる」ことで、クリエイティブにならざるを得ない状況にできるかと思います。
そうすることで、強制的に新たな環境に身を置くようにすると。
停滞していると感じている人とか、もっと可能性を切り開きたい人には、こういう手法もいいかもしれません。
すると、変化を起こせるかなと思ったりもします。
ということで、今日は「あえて努力をしない」という目標設定法という内容でお話をしてみました。
今日はここまで~。