今日と明日は雑用があるため、短めで。
今日は昨日に引き続き、被災時に工夫をする、いろんな発想例を説明してみましょう。
足りないものを、どう発想して得ていくのか
昨日の記事で、「被災してその場から出る場合、こういう装備を選びました」って説明しましたよね。
サバイバルシートとか、水とか食料とか、私の判断で重要そうなものからリストアップしてみました。
じゃあ足りないものがある場合、どういう発想で得ていくのか、今日は具体的に見てみることにしましょう。
サバイバルシートの代用品は?
例えば本当に走って逃げなきゃいけない状況だったり、外出中で、被災袋を何も持ち出せなかったとしましょうか。
当然、サバイバルシートもないので、屋外で寒い中、一夜を過ごさなければならなかったとします。
特に、夜露に濡れると体温を奪われて寒いので、なんとかする必要があります。
その場合、サバイバルシートの代用品として、段ボールを利用できるでしょう。
実際に段ボールは保温性が高いので、ホームレスもよく使ってますからね。
湿気に弱いので短期間しか使えませんが、緊急時には役立つと分かります。
ウォーターバッグの代用品は?
次に確保するのは、水でしょう。
で、水道が生きている場合、水を入れるものがあれば水は確保できます。
でも、ウォーターバッグがなかったとしましょう。
その場合、ペットボトルで代用できると分かります。
そしてペットボトルなんて、その辺にいくらでも落ちているものです。
すなわち、最初から手元になくても、「その辺によく落ちているもの」に着目して代用することもできると。
言い換えると、「ゴミも価値になる」ということです。
水道の水を使ったり、田舎ならきれいな川の水でしっかりと洗えば、大丈夫でしょう。
多少衛生的にはよろしくないかもしれませんが、命には代えられませんからね。
タオルの代用品は?
他にも、例えばタオルがない場合、普段使いのハンカチで代用できると分かります。
私は普段、タオル地のハンカチを使うようにしているんですよ。
多少体積は取りますが、水分をよく吸うし、肌触りがいいので好きだったりするんですが。
なら、手元に何もない場合でも、小さいですが「ハンカチを使ってふいて、絞って」をこまめに繰り返せば、タオルの代用ができると分かります。
すなわち、「普段使いのものを代用する」とできるわけです。
もちろん、ハンカチだけでなく、インナーのシャツを使ってふくこともできるでしょう。
で、夏場とかであれば、うまく乾かせれば問題ありません。
緊急時なので、心地よさは犠牲にできます。
その他、いろいろ考えてみる
他にも、いろいろあるでしょう。
例えば災害袋を持ち出せた場合、「缶詰があるのに、缶切りがない」という場合、最初から「手で開けられる缶詰」のみを買っておくのもいいでしょう。
すなわち、「缶切りの役割を、缶詰側に追加しておく」ということですね。
元々セットにしていたり、不要な形にできていれば、問題ありません。
他にも、例えば家で長期間しのぐ時、「水が使えない場合、ラップを食器にしいて使い捨てで使う」というのもありますが、ラップがなかったとしましょう。
その場合、「ゴム製のヘラ(ゴム製のスパチュラ)と、凹凸のない食器」で代用できるかもしれません。
ゴムヘラなら、きれいに固形部分や水分部分をはぎ取れます。
なら、後は軽くティッシュでふくなり、手でふくなりすれば、ラップを大量に使わなくても対処できそうだと分かります。
目的は「固形物や水分を取り払って、菌の繁殖と食中毒を防ぐこと」なので、だいぶリスクは減らせると分かります。
救助時に笛がない場合、金属製のものをたたくことで、大きな音を出せるでしょう。
目的は「音で自分を見つけてもらうこと」なので、笛でなくとも、音が出れば何でもいいと分かります。
まとめ
そういう風に、いろんな手元にあるものとか、身近なもので代用できると分かります。
こういう発想ができると、「結構何でも使えそうだ」と分かりますよね。
そして、こういう工夫ができると、慌てずに対処できるものです。
だから、災害時に必要なのは、冷静な思考力かなと。
その上で、災害前から最低限のものを準備できていると、安心でしょう。
そういうこともあって、普段から少ないもので生活しようとしているほど、工夫力がついているので、災害時でも生きやすいかなと思います。
ちなみに昨日のリストを改めて見ていたら、短期ではウォーターバッグはなくてもいいですね(笑
元々水を入れたペットボトルも持っているので、空になったらそれを使えばいいわけで。
逆に、長期間動かずにしのぐ場合に、ウォーターバッグが重要になりそう。
そういう風に仕上げていくと、より厳選できるかもしれません。
ということで今日は、被災時に工夫をする、いろんな発想例を説明してみました。
今日はここまで~。
補足
あと、逃げ出す場合に持ち出す荷物は、水にしても食料にしても、少し多めに準備しています。
というのも、そういう状況では「新たに入手する」は困難ですが、「捨てる」はすぐにできますからね。
なので、重たかったり邪魔なら、どんどん捨ててゆけばいいと。
そういう想定もしていれば、より安心を作れるかもしれません。