今日も日記です。

「これは失敗するだろうなぁ」と分かっていても、とりあえずやってみる、という水耕栽培日記です。

 

トマトの収穫

今年の冬の終わりぐらいから始めた水耕栽培ですが、トマトの収穫時期が来ましたよ~。

↑枯れつつも、「なんとか実りました」という程度ですが(笑

今回は支柱を使わないために、あえて背丈が低く、実の数も多くはならない品種を選んだんですよ。

だから、実った数としては少なめです。

 

とはいえ、それでもトマトは液肥を使うこと使うこと

3~4日に1回は肥料入りの水を補給しないといけないので、「全然、放置で栽培できんやん」と思惑外れでした。

やっぱり、実がなる系の野菜は、水耕栽培には向かないなと。

この辺も、「やってみないと分からない」という学びですね。

 

すべてが報われる瞬間

とはいえ、こういう「自分で作ったもの」を食べる瞬間って、なんかいいですよね。

レタスの時もそうでしたが、それまで少々しんどくても、コストがかかったとしても、すべてが報われる瞬間というか。

「初めての水耕栽培で、自分で種から育てて実った、初めてのプチトマト」を口にする瞬間とか、もう感激ですから。

 

ある意味、それだけ特別な体験だということですね。

スーパーでは売っていない、世界中どこを探しても売っていない、自分しかできない体験なんですから。

「ちゃんとできているだろうか」とか、「しっかり食べられるだろうか」とか思うと、やっぱり思い入れがあるもので。

 

ちなみに、今回できた、初めての水耕栽培でのプチトマトは、甘くて、少し酸っぱくて、とても優しい味でした。

 

バジルとシソは、がっつり生育中

↑一方で、葉物野菜はがっつり育ってます

左の大きな株がバジル、右がシソです。

 

以前、バジルの味を表現できなかったんですが、なんとなく「青汁のように青臭さが入ったシソ」という表現が合うように思います。

バジルとシソは同じ科なので、後味はバジルもシソも似ているんですよ。

特に、ピザとかトマト料理のような、味の濃い料理で使った場合、「後味では、バジルもシソも大差ないな」と感じたり。

 

ただ、第一印象の味で、バジルは明らかに「これは草だ」と感じるような、何というか野生っぽい、ワイルドな青臭さがあると。

なので、「シソは穏やかなさわやかさ、バジルはワイルドなシソ」と思うと、味のイメージができるかも。

いやぁ、こういう味覚の説明って、なかなか難しいものですね(笑

 

完全室内栽培も試してます

↑で、それとは別に、完全室内栽培も試しています。

窓際ではありますが、「ほぼ太陽も当たらず、窓も開けない日があるような場所で育ててみるとどうなるだろう?」という実験ですね。

 

すなわち、「これは失敗するだろうなぁ」という前提での栽培です。

で、こういう失敗前提でも、未知のことであれば、やってみる価値はあるように感じます。

というのも、失敗しても学べることがあるんですよね。

 

未知のことは、失敗しても学びがある

この完全室内栽培でも、確かにひょろっと徒長(とちょう:不健康にやたら伸びること)して、レタスのようなパリパリ感もなく、しなっとしているんですよ。

「そうか、だから野菜には、日の光と風が重要になるのか」と分かったり。

日の光は栄養素になるし、風のような環境負荷があることで、茎(くき)が太くなって、頑強な身体に育つと。

例えば小麦とかは、「冬の間に芽を踏むことで、太く強い茎(くき)になって、より大きく育つ」とか言いますが、あれと同じです。

 

ただ、完全室内栽培だと、まったく虫がつかないし、虫食いもない上に、液体肥料もごくわずかしか使わなくて。

なら、「もう少し明るさと風を工夫できると、いいとこ取りできそう」みたいに、可能性を見つけられたり。

 

なので、「失敗するだろうけど、試しにやってみて、どうなるのかを見てみる」というのもいいように感じます。

その中から、新たな可能性が見えることもあるかなと。

 

結論「土で育てた方が、手っ取り早くて低コスト」

まぁいろいろやってきた水耕栽培ですが、現状の結論を言うと「土で育てた方が、手っ取り早くて低コスト」ですね(笑

単純に低コストで多くの野菜を作りたければ、プランターと土を仕入れて作る方が、安くて大きく実るかと思います。

 

だいたい日本の家庭用向けだと、水耕栽培用の肥料に選択肢がなくて。

冬から春はよくても、初夏から夏場になると徒長するので、「栄養バランスをより厳密に管理しないと、難しそう」というのが現状のイメージです。

水耕栽培で作るなら、ネギやバジル、シソのような薬味と、リーフレタスのような「小さめの葉物野菜」のみかなと。

それ以外は、雑草が生える管理を考えたとしても、土で作った方が楽だし効率的のように思います。

特に、コスト的には土の方がよくて。

 

液肥を補給しやすいような、そういう栽培容器の形も考えて、試してはいるんですけどね。

今のところ、「プランターと土で作っても、大差ないな。むしろ収穫量が増えてコストが軽くなるなら、土でよさそう」とも感じたりもします。

 

まとめ

でもまぁ、いろいろ試してやってみて、面白かったです。

来年も水耕栽培をやるかどうかは分かりませんが、いい学びにはなりました。

 

いや~、それでも「自分で食べるものを作れる」って、なんかいいですね。

だって、ある程度手を加えて準備していると、後は「食べ物が勝手にできてゆく」んですから。

今回でも、シソとかバジルは、少し収穫せずに放置しておくと、気がつくとわさーっと増えているぐらいで。

今回は薬味のみとはいえ、そういう「食べきれないほどの食べ物ができる」というのは、なんだか幸せなことだなと思ったりもします。

 

でもまぁ、大きく育てば育つほど、水耕栽培ではコスト的に結構かかるので、やっぱり土栽培かなぁと思ったりもしますが(笑

こう、「自分の家で、自分が食べる必要なだけの野菜をうまく育てる」というのができればいいなぁ、と思っていたりもします。

 

ということで今日は、水耕栽培日記でした。

今日はここまで~。

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