今日は製作日記です。

ついでに、「しまなみくるくる」という漫画が私の好みだったので、ご紹介。

 

地道に新作制作中

次回作は、地道に進めてます。

25%ぐらいにまでは到達できたかな、というところです。

それなりに満足できる内容になってきてます。

 

にしても、「これはいい作品になる」と感じられると、ぐっと集中できますよね。

何というか、全身全霊で取り組めると、全神経を刃の先端みたいな「スレスレの境界部分」に集中できて。

私はこういう「きわどい全集中」みたいな感覚が大好きだったりします。

 

「しまなみくるくる」が私好みだった

それはそうと、私好みの漫画を見つけたので、ご紹介。

「しまなみくるくる」(pixivコミック)

 

田舎に住んでいる地味でちょっと個性的な少女が、都会から引っ越してきた柔らかい雰囲気の少女と一緒にいることで、少しずつ打ち解けてゆく、みたいなお話です。

百合というよりも、心のふれあい物語ですね。

 

いやもう、私の中ではこういうのって、どストライクなんですよ(笑

誰にもあるでしょ、そういう「私はこういうのが好きだ-!」みたいなストライクゾーンが。

で、人によってはメジャーなものがあるかもしれませんし、人によってはマイナーなものになることもあって。

 

心のふれあい物語が好きだったり

私にとっては、こういうのがストライク中のストライクだったりします。

(以下は、私が2話まで読んだ時点での、全体像を予想した流れです)

主人公は「静かに釣りをするのが好き」というちょっと特殊な趣味を持っていて、一人でいるのが好きで、一人でも生きていける力を持つ女の子で。

一方で恋人役は、誰かと一緒にいなければ生きていけないけど、人懐っこくて、相手を優しく許容できる包容力を持つ少女で。

 

で、どちらも境遇や素質は違えど、互いに思いやりを持つのに、同時に寂しさを抱えているわけです。

主人公は、自分の独特な好みや生き方、個性を受け入れてくれる人がいなくて、一人でいることを選んでいて。

本当は寂しいのに、「一人でいい」みたいに強がっているわけです。

一方で恋人役は、誰かの側にいることで自分の存在を喜んでもらいたいのに、自分の存在を喜んでくれる人がいなくて、一人にならざるを得なくて。

そういう寂しさを持つから、「嫌われないように」と、普段から無意識に、ちょっとだけ元気に明るく振る舞っていると。

 

少しずつ「本当の自分」を出してゆく流れ

そういう二人が出会うことで、互いが少しずつ、「本当の自分」を出してゆくわけです。

「こういう自分の側面がある。普通の人は、こういう側面を嫌う。だけどこの人だけは、それを受け入れてくれるどころか、喜んでくれる」みたいに。

それを、互いが出して、受け入れてゆく流れになります。

 

例えば第1話だと、主人公は「女の子なのに釣りが好き」という、ちょっと個性的な側面を持っているんですが、誰にも理解されていないと。

第2話だと、主人公は古い家に住んでいるので、土間があったり、風呂が離れにあったり、トイレが古かったりと、「普通は嫌がる環境」に住んでいるわけです。

それとか、料理も「瀬戸内ならレモン」みたいに、少し変わった食べ方をしたりして。

 

でも主人公にとっては、そういう「個性的な生き方、普通ではない環境、ちょっと不便だけど穏やかな場所」の方が心地よいわけですね。

だから、普通の人からは理解されないと。

そして、だから主人公は他者に心を開くことはしないと。

 

そして心を開いてゆく

そんな中で、恋人役の少女だけは、そういう「普通なら嫌がるような自分、普通なら嫌がるような環境」に逆に大いに喜んで、受け入れてくれるわけです。

恋人役から見ると、それは長所になっていたり、興味深いことだし、楽しめることで。

 

そうやって主人公は自分の価値を見直していって、受け入れてもらって、少しずつ心を開いていって。

で、主人公はぬくもりを感じてゆくと。

一方で恋人役の少女も、主人公の喜びが自分の喜びになって、自分の存在意義を知って、同時に主人公からも受け入れられて、ぬくもりを得てゆく……という流れです。

いや、私もこの作品を知ったのは一昨日で、まだ2話までしか見てないので、今後こういう流れになるは分かりませんが(笑

 

共感度が高い作品って、いいですよね

でもまぁ、ある意味、主人公たちは二人共に共感度が高いタイプなんですよね。

共感度が高いほど、キャラ同士が対立する刺激はありませんが、思いやりや優しさをメインに出せます。

逆に共感度が低いほど、優しさはなくなりますが、キャラ同士が対立する刺激を味わえると。

百合のようなふれあい作品ほど共感度が高くなり、ラブコメのような作品になると中程度になり、争いやバトルものになると共感度が低くなる、って感じでしょうか。

 

ちなみにこういう内容だと、主人公は一人でも生きていける力があるので、とても男性性を持つ存在なんですよね。

でも、主人公を実際に男性にすると、どうしても女々しくなってしまうんですよ。

というのも、「受け入れてもらう」というのは、とても女性的な行動だからですね。

なので、主人公はこの作品のように、「普段は男の子っぽいけど、髪を下ろせばちゃんと女の子」みたいな存在になりやすいわけです。

 

ここまで説明すると、私がこういうのを好きだという理由が分かるかなと思います。

こういう穏やかで優しい物語、大好きです。

そしてこういう主人公が、私の大好物だったり。

あと、どうでもいいんですが、この主人公の猫デザインジャージが可愛い。

 

まとめ

まぁそんな感じで、いろいろ進めているところです。

制作も少しずつペースが出てきたので、早めに仕上げたいですね~。

 

ということで、今日はここまでっ。

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