今日も生き方のお話です。

「常識外のことを、常識内のことで関連づける」ができると、常識外を受け入れやすくなる、というお話をしてみましょう。

 

「食べられるなら、皮ごと食べる」というスタイル

昨日の記事で、72歳のエッセイストさんのライフスタイルを紹介したじゃないですか。

それで面白かったのが、この人は「食べられるものなら、野菜や果物は皮ごと食べる」みたいなノリなんですよ。

大根とかにんじん、ジャガイモは皮付きで料理して食べるし、みかんの皮もそのままかじったり、スイカの皮までも漬け物にしたりとか。

 

私はこういうノリが好きで、実際に大根とかにんじん、ジャガイモなどは、だいぶ前から皮付きで食べてます。

「夏が来てスイカを入手したら、その皮も、今度漬け物にしてみようかな」とか思いつつ。

 

「みかんを皮ごと食べる」という常識外

で、ちょうど手元にみかんがあったので、「みかんを皮ごと食べる」っていうのに、興味を持ったと。

「そういや、今までみかんを皮ごと食べたことなかったな」みたいな。

もちろん、明らかに無農薬だと分かっているものですけどね。

 

普通、こういう常識外れのことに出会うと、「ありえない!」とか拒絶しちゃうじゃないですか。

でも、そこで「常識内での関連づけ」ができると、意外とそういう突飛なものでも受け入れやすくなるように感じます。

 

常識から抜け出す瞬間

私自身も、最初は「みかんを皮ごと食べる」って、あまりにも非常識だったんですよ。

「いやいや、みかんは皮をむいて食べるのが常識だろう」みたいに。

 

でも、ふと考えてみると、例えばレモンやオレンジなんて、皮をケーキとか料理に使ったりしますよね。

だから、皮を食べても問題ないわけです。

まぁ農薬とかワックスは問題なので、その辺の安全確認が重要ですが、その辺が大丈夫なら食べられると。

 

そういう風に考えると、「皮ごとでもいけそう」と分かります。

つまり、常識から出た先にある現実を受け入れられて、好奇心が生まれる瞬間ですね。

 

「これ、キンカンの味だ!」

で、実際に皮ごと食べてみたら、どこかでなじみのある味だったわけです。

そして少し考えると、「あ、これ、キンカン(金柑)の味だ!」と分かったと。

 

キンカンは、まぁ北海道とか北国ではなじみが薄いかもしれませんが、南の地方だとよくありますよね。

私が今住んでいる家の庭にも、キンカンの木があったりします。

あれって、「皮ごと食べる柑橘類」なんですよ。

あまり甘さはないので、食べるなら砂糖漬けとかにして食べることが多いんですが。

 

常識外のことを、常識内のことで関連づける

で、これが分かると、私の中で一気に「みかんを皮ごと食べるのも、十分にアリだ」と常識が変わったんですよ。

きっと、似たような味に関連づけられると、「あれを食べるのと同じだ」と受け入れやすくなるからだろうと思います。

こういう「常識外のことを、常識内のことで関連づける」ということができると、どんどん常識外のことを受け入れやすくなるように思います。

 

実際に、世の中では不思議なことをする人って、よくいるでしょ。

例えば「酢豚にパイナップル」とか、「味噌汁にレモンを入れる」とか、「お鍋にマヨネーズ+レモン」、「唐揚げにメープルシロップ」、「牛乳に醤油」とか。

まぁ「酢豚にパイナップル」はいいとしても、残りは知らないと「マジで!?」とか言いたくなるでしょ(笑

 

関連づけると、受け入れられる

でも、これも似たような味に関連づけられると、普通にアリになるんですよ。

例えば「味噌汁にレモン」でも、普通に「味噌にゆずの香りを加える」とか、「ゆずの皮が入った、香り付き味噌」とかありますよね。

お吸い物だって、ゆずを入れるといい香りになるわけで。

すると、「味噌汁にレモン」も、普通にアリだと分かります。

 

「お鍋にマヨネーズ+レモン」だって、ごまだれは「マヨネーズ+お酢+ごま」がメインですからね。

だから、「お鍋をごまだれで食べる」と思えば、まったく不思議ではないと分かります。

 

いろいろ受け入れていこう

「唐揚げにメープルシロップ」は、アメリカではよく見かけるんですよ。

それにワッフルを加えて食べるのが、よくあるスタイルですね。

これも、例えば照り焼きチキンは甘さを加えているので、それと同じだと思えば、普通に「唐揚げを甘くする」というのも納得できます。

 

「牛乳に醤油」は、「乳製品に塩味」ですよね。

それは、言うなればチーズと同じです。

なので、きっと「牛乳に醤油」は、チーズを味わうのと同じ感覚になるんじゃないかな、と予想したりします。

いやまぁ、さすがにここまで来ると、私はやったことありませんが(笑

 

まとめ

そんな風に、原理を元に、常識内のことで関連づけると、常識外のことを受け入れやすくなるように感じます。

「ありえない!」と感じる組み合わせとかスタイルでも、意外と私たちは、身近で似たようなことをしているものなんですよね。

 

この力が身につくと、世の中から「意味不明」が消えます。

「あの人があんなことをするなんて、意味不明だ」とか、「あれを許せない」みたいな怒りが消えるんですよ。

だって、私たちの日常でも、似たようなことはしているんですから。

 

こういう感覚があると、世の中の仕組みをどんどん受け入れやすくなるように思います。

 

ちなみに「みかんを皮ごと」は、少しの量でお腹いっぱいになって、結構よかったです。

特に、香りと歯ごたえを強く味わえるので、「これはこれでアリだな」と感じたりもします。

意外なところに、新鮮な発見があるものなんですね。

でもまぁ、農薬が怖いので、品種は限られるでしょうけどね。

 

ということで今日は、「常識外のことを、常識内のことで関連づける」ができると、常識外を受け入れやすくなる、というお話でした。

今日はここまで~。

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