今日は生き方についての雑記です。
贅沢さと質素さを、両立して味わう考え方について、つらつらとお話ししてみましょう。
お金を使わずに、楽しむ生活
ちょっとした記事をご紹介。
72歳の“ケチじょうず”が「おひとりさま生活」で編み出した「永遠の一鍋料理」(マネー現代)2ページ目
著者は72歳のエッセイストさんなんですが、「あまりお金を使わずに、生活も食事もおいしく味わおうよ」というスタイルなんですよ。
例えば靴箱みたいな「無駄に大きくかさばる収納具」みたいなものは、すべて取り払って、広々とした空間を家の中に作ったり。
他にも、家の中で一番いい景色が見える窓際にテーブルを置いて、そこで「ここなら最高の景色だ」と、景色と共に食事を楽しんだり。
そして上記の記事では、「鍋は火を通せば雑菌も消えるので、毎日ちまちま足していって、いろんな味の鍋を楽しんで行く」みたいなことをしたり。
質素で、自由で、だけど工夫をメインに楽しんでいる毎日ですね。
で、これが私の中で、「こういう生活って、あこがれるな」と感じるものだったりします。
まぁ一般的には、こういうのを好む人は、ごくごく少数派だろうとは思います。
ただ、私はこういう「質素で余裕を作りつつ、工夫で小さな楽しみを作る生活」にあこがれるんですよね。
「贅沢をしたい」という思いとの葛藤
ただ、私たちには、「贅沢をしたい」という思いもあるじゃないですか。
実際に私の中にも、「贅沢をしたい」という思いがあるわけです。
すると、「自分は贅沢をしたいのか、質素にしたいのか、どっちなんだ!?」と悩んだりすることもあるように思います。
そういう場合、「ライフスタイルへの望み」と「好奇心」を分けて考えてみるのもいいように思います。
すると、自分の中で矛盾する思いを解決できて、うまく「贅沢と質素さ」を組み合わせて楽しめそうに思います。
私の中では、「贅沢をしたい」=「好奇心」
私の中では、上記のように、ライフスタイルは質素な方が好きなんですよ。
ただその一方で、私の中では好奇心として「贅沢をしたい」というのがある、ということです。
この区別をつけると、自分の中で「質素にしつつ、好奇心を味わえばいい」と、いろいろ動けるようになったように思います。
私は好奇心が強い方だし、「知りたい」と思ったことは、だいぶ集中してそれを知ろうとします。
今までは自分の内面について知りたかったし、今では金融を通して「世の中の仕組み」について興味を持っているところなんですが。
そして私の中にある「贅沢をしたい」という感覚は、それと同じ種類の好奇心なんですよね。
「世の中って、こうなっているんだ!」とか、「こういう世界の人は、こういう暮らしをしているんだ!」というのを知りたいと。
贅沢だけでなく、貧しさも知りたい
実は私の中では、そういう「贅沢をしたい」と同じように、「貧しい状況にある人の暮らしを知りたい」という好奇心もあったりします。
私の場合、「難民キャンプとかでは、どういう風に生活しているんだろう」みたいなことは、すごく興味ありますから。
実際にいつか難民キャンプに行ってみたいぐらいですから(笑
他にも、いろいろ興味あるわけです。
「沖縄はどういう食生活なんだろう」
「北海道の冬は、どういう暮らしなんだろう」
「アメリカ人は、中東の人は、北欧の人は、どう暮らしているんだろう」みたいな。
そういう風に、私の中では、「世の中を知ってゆきたい」という好奇心がある、ということですね。
自分のライフスタイルと、好奇心の区別をつけよう
そして、「自分に合うライフスタイル」と、「好奇心」の区別がつくと、より気楽に好奇心を味わえそうに感じます。
というのも、それは「好奇心を満たすための費用だ」と、投資しやすくなるからですね。
実際に、例えば「贅沢を味わいたい」という場合、「贅沢は好奇心の一つである」と分かると、好奇心のための投資配分ができます。
そもそも、「贅沢は完全な無駄だ」とか、「一度贅沢をすると、二度と戻れなくなる」と感じるから、自制してしまうわけです。
でも、「好奇心なので、一度味わえば結構満足する」、「好奇心を満たす価値もある」と分かれば、いろいろ味わえます。
それに、好奇心を突き詰めていくと、場合によってはそれがビジネスになったりもしますからね。
また、「贅沢以外にも、貧困層を知ることも好奇心だ」と分かれば、「今は貧困層を研究してみよう」ともできるでしょう。
つまり、「贅沢への好奇心」を「貧しい人たちへの好奇心」で置き換えることもできると。
なら、まずはそれで好奇心を満たして、贅沢は後回しにしてもいいと分かります。
目の前には、いろんな好奇心がある
すると、いろんな可能性が広がりますよね。
「目の前の贅沢に縛られる必要はないし、いろんな好奇心の示す先がある」と分かるんですから。
で、私の場合は質素に生きるのが好きなので、毎日は自分なりに質素に生きつつ、そういう好奇心を味わえばいいと。
すると、「質素さに生きたいのか、豪華に生きたいのか」という「自分の中にある、矛盾のように見える現象」が解決できて、すっきり生きられるように感じます。
ライフスタイルは質素が好きで、好奇心としての彩りがあるんだ、ということですね。
まとめ
そんな風に、「ライフスタイルへの望み」と「好奇心」を分けて考えてみるのもいいように思います。
「お金持ちのように、豪邸に暮らせたら」と思っていても、実際に広い家で暮らし始めたら、「広すぎて不便なだけだった」と分かることもありますからね。
それは、実際に家を買わなくても、旅行に行って歴史的な豪邸にでも入って、「ここで暮らすなら、どういう毎日になるだろう」と想像してみるのでもいいように思います。
すると、意外と「ちょっと不便そうだな」とか、「心地よさがイメージできないな」と感じたりするかもしれません。
逆に、田舎の丘の上にある、眺めのいい、畑付きの小さな家に魅力を感じたりもするかもしれません。
そうやって、いろいろと好奇心で触れていたり、想像していると、自分に合うものが見えてきやすいように思います。
すると、本当に自分に合う方向性が見えてくるかもしれません。
ということで今日は、贅沢さと質素さを両立して味わう考え方について、つらつらとお話ししてみました。
今日はここまで~。