今日は、ファンについてお話ししてみましょうか。

「ファンにとっては、あこがれる人のレベルの上下はあまり関係ない」、というお話です。

 

「魔法つかいプリキュア」のコスチュームデザイン

私は好奇心が強いタイプなので、「これってどうして、こうなんだろう?」みたいな興味を持ちやすいんですよ。

だいたいそういうのは、私にとっては全く別世界で、無知な状態になるわけですが。

 

で、うちの元スタッフさんで、女の子向けのコスチュームデザインに強い方がいるんですよ。

その方が、「魔法つかいプリキュアのビジュアルが可愛すぎる!」みたいなことを言っていて。

それで実際に見てみると、まさにそのお方が好きそうなデザインなんですよね。

ふわふわもこもこ、みたいなイメージで。(キャラ紹介ページの一番下で、コスチュームデザインを見ることができます)

 

そのお方は、そういうコスチュームデザインとかが大好きで、興奮しながらそう言っているわけです。

そういう姿を見ると、やっぱり興味が出てくるんですよね(笑

まあご存じかと思いますが、私はコスチュームデザインのセンスは皆無で、しかも小さな女の子向けなんてもう全くの別世界の人なんですよ。

こんなミニマルなデザインで作ってるぐらいですからね(笑

でも、私はストーリープロットで女性向けもやってますし、なんか「デザイン」とか絡むと、自分のやってることに絡んでくるので興味が出るわけです。

 

その世界に引き込んだ人から、学びたくなる

すると不思議なことに、「この元スタッフさんが持つ世界観から学びたい」と思うようになるんですよ。

というのも、私にとっては「女の子向けコスチュームデザイン」なんて、もう全くのド素人で門外漢なわけで。

だったら、その世界の入り口にいる人から教わりたくなるものなんですよね。

いわゆる、「その世界に引き込んだ人から学びたくなる」ということです。

 

こういうのって、興味を持つときに、よくあるんじゃないかと思います。

例えば友人が何かのゲームにはまっていて、「面白そう」と感じたとすると。

だったら、そこで私たちは誰からそのゲームを学びたくなるのか、ということですね。

ほとんどの場合、その友人から「そのゲームって、どうなの?」、「このステージをクリアするコツってあるの?」みたいなことを聞きますよね。

そこでいきなり「そのゲームのプロゲーマーから学ぼう」とか、「そのゲームの開発者ブログから学ぼう」とかは思わないわけです。

 

だって、私たちにとってそのゲームは、全くの無知なわけです。

すると、「超一流のプロゲーマーのスキル」と「身近な友人のゲームスキル」なんて、全く関係ないんですよ。

むしろ、「楽しめている友人から学びたい」と思うほどですよね。

 

ファンにとっては、「レベルの差」なんて関係ない

それと同じで、私から見ると、元スタッフさんのデザインスキルと、プリキュアのコスチュームデザインをする人のレベルの差なんて、さっぱり分からないわけです。

むしろプリキュアのような世界観よりも、元スタッフさんの世界観からデザインを学びたいと思うぐらいで。

これが、ファンの心理なんですよね。

 

じゃあ、裏を返すと、私たちはよく「自分よりすごい実力を持っている人なんて、たくさんいるよ」とか思うじゃないですか。

絵を描いていれば、もっといい絵を描く人なんか、世の中にごろごろいると。

物語を書いていれば、もっといい物語を作る人なんか、山のようにいると。

だから、「自分なんかにファンはつくはずがない」とか思うんですが、それが大間違いなんですよね。

 

ファンにとって、実力なんか関係ないんだと。

だいたい、ファンには「もっといい絵を描く人の絵」と「自分の絵」のレベルの差は分からないんですよ(笑

いや、分かることも多いんですが、レベルの差なんてどうでもいいわけです。

むしろ、ファンからは「この人の世界観にもっと触れていたい」と、私たちの方が選ばれることだって多いわけです。

 

まとめ

だから、「自分には実力がないから、ファンができない」という思い込みは、ただの幻想です。

というか、大間違いですよね。

実力なんか関係なく、ファンはできます

それが、私たちが興味を持っているもので、熱中できていればいいと。

そして相手がそれに興味を持ったとき、私たちがその世界への導師となるわけですね。

 

ちなみにプリキュアとか女の子向けのコスチュームデザインを見ていると、「柔らかい」、「ふわふわ(手触りがよい)」、「軽くて暖かい」、「甘いものを連想させる」辺りがコアなのかな、とか思ったり。

こういう世界も、奥が深そうで面白そうですね~。

 

ってことで、今日は「ファンにとっては、あこがれる人のレベルの上下はあまり関係ない」、というお話をしてみました。

今日はここまで~。

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