今日は、生き方のお話です。
遠い夢を描くことで、身近な夢に気づくこともある、というお話をしてみましょう。
夢を自由に思い描こう
年末ですね~。
新年には新たな目標を立てると思うんですが、年末には「自由に夢を描く」というのもいいかもしれません。
私は、夢は自由に思い描いていいと思うんですよ。
というのも、夢を描けば「自分が本当は何を欲しているのか」が分かってくるんですよね。
分不相応な夢もイメージしてみよう
もちろん、自分の個性に合わなかったり、分不相応な夢を描くこともあるものです。
「世界一のお金持ちになって、世界一のアスリートになって、世界一の数学研究者になって、世界一の成果を残して、歴史に名が刻まれる」みたいな、無茶なものもあるものです(笑
でも、そういうのを脳内でありありとイメージしていくと、イメージするほど「この喜びは、この程度か」と分かることが多いんですよ。
例えば「世界一の成果を残して、歴史に名が刻まれる」でも、わーっと称賛された瞬間は最高ですよね。
ただ、「それで人生を終えていいの?」ということです。
80年なり生きるとして、そのために自分の人生をすべて費やして、満足できるのか、ということです。
「身近な夢」も出てくる
すると、そんな「遠い夢」とは反対に、意外と身近な夢が出てきたりするわけです。
「いや、どうせなら、おいしいものを食べておきたい」とか。
「ちょっと旅に出たい」とか。
「朝は目覚ましを使わずに十分寝たいし、雨が降っている日で、やる気が出ない日は、一日中寝ているのもいいな」みたいな(笑
他にも、「称賛され続ける」、「人に囲まれ続ける」、「毎日スケジュールでぎっしり」っていうのも、疲れるものです。
なら、「称賛された後で、静かな田舎で、畑でも作りながら、静かに暮らしたい」とか、あるかもしれません。
「過去の業績とか称賛の目で見られない、等身大の自分と付き合ってくれる人たちと、安らかに暮らしたい」とか。
「絵を描くのが好きだから、静かに地味に描いてみたい」とか。
さらには、「世界中に称賛されなくても、一人の子を助けて、感謝されるのもいいな」と分かります。
「全世界から称賛された後で、気分が満足したら、特にこういう子は助けたいな」という、自分と同じ境遇の子を助けたくなるかもしれません。
特に哀しんでいる子に、ちょっとした優しさを与えたくなるかもしれません。
夢の本質が見えてくる
そういう、「遠くて大きな夢」と、「身近で小さな夢」という、幅広い夢があると分かります。
すると、自分の夢の本質が見えてくるんですよ。
例えば「世界中から称賛された後で、ひっそりと田舎で生きたい」ならば、ただ単純に「称賛されたかどうかって、それって気分の問題、過去をどう解釈するかの問題でしかないよね」と分かります。
つまり、「最後にたどり着きたいのは、『世界中から称賛されたい』という状態ではなかった」ということです。
かなえる必要がない夢
すると、「世界一になること」が解決策ではなくて、「成功者とか失敗者という周囲からの評価なしに、生きたい」というのが夢の本質だったと分かるかもしれません。
「お前は失敗者だ」、「あなたは成功者だ」とか、そんな一つの価値観で見るのではなく、ただありのままの自分を見て欲しいだけなのかもしれません。
「あなたは欠点も長所もあるけど、過去の罪も功績もあるけど、そんなあなたが好き」と、ほほえんで言って欲しいだけなのかもしれません。
そういう夢の本質が分かった瞬間に、「かなえる必要がない夢」が分かるんですよね。
「ああ、無理に世界一になる必要はなかったんだ」とか。
「自分を強く賢く見せる必要も、成功者に見せる必要も、自分から逃げ出す必要もなかったんだ」みたいに。
まとめ
なので、「遠い夢」をリアルに感じることで、そういう「身近な夢」の大切さも分かるように思います。
「世界一の成果を出して満足した後で、自分はどうしたいの?」ということです。
そういう部分に、自分が本当にやりたいこととか、生きたいことがあるかもしれません。
まぁもちろん、「何歳まではこれをして、何歳からはこうする」という形もいいでしょう。
夢の形は、いろいろあっていいですからね。
で、私の場合は、今のところは昨日触れたように、「自分の個性や特技で少し人に喜んでもらいつつ、田舎で自分の暮らしを作りつつ、自然に生きられたらいいな」というイメージです。
自分にできる範囲で喜んでもらいつつ、田舎で畑作りや魚釣りをして、穏やかに生きられたらいいな、みたいな。
そういう夢を描けると、本当にモチベーションが出る夢を描けるかもしれません。
ということで今日は、遠い夢を描くことで、身近な夢に気づくこともある、というお話でした。
今日はここまで~。