メリークリスマス!
今日はクリスマスということで、「与えること」についてお話ししてみましょうか。
「与えられるものに目を向ければ、いくらでも売れるものは作れる」、というお話です。
与えようとすると、余っているものに目が向けられる
もうこの記事の結論はタイトル通りです。
「与えられるものに目を向ければ、いくらでも売れるものは作れる」ということですね。
これは、原理はとってもシンプルなんですよ。
私たちは、「誰かに与えよう」とすると、豊かな面に目を向けることになります。
というのも、与えるには「余っているもの」を探さないとできませんからね。
与えようとすればするほど、自分にとって「余っていて、必要ないもの」が目につくようになります。
そして「他の人は持っていないけど、自分は持っている」というものばかりが見えるようになって、自然に自分軸と独自性が磨かれます。
一方で、「誰かからもらおう」とすると、自分の貧しい面に目を向けることになります。
「もらう」というのは、余っているものをもらってもしょうがないので、「ないもの」を探さないとできませんからね。
だから、人からもらおうとすればするほど、自分にとって「足りないもの」が目につくようになります。
そして「他の人は持っているけど、自分は持っていない」というものばかりを見るようになって、嫉妬したり、他人軸で評価するようになります。
まあ、どちらでも豊かになれるんですよ。
「誰かに与えよう」というのを極めれば、独自性を作って、他者に与えることで豊かになれます。
「誰かからもらおう」というのを極めれば、競争で他者を蹴落としたり、他者から奪うことで豊かになれます。
ただ、私の場合、人を蹴落としたり、他者から奪うというのは好きではないんですよね。
だから、私は「誰かに与えよう」とすることで、豊かさを得ている、ということです。
「自分の豊かさを作るために、人に与える」
私の場合、最も基本的なところには、「自分のため」というのがあります。
私は聖人でもなんでもなくて、「私が豊かになりたいから、人に与える」ということですね。
出発点は、完全に利己的なものです。
だって、他の人が豊かになるよりも先に、自分自身が豊かになりたいでしょ!(笑
なんで自分が豊かでも何でもないのに、他の人を豊かにせにゃならんねん!みたいな(笑
私はそういう自分の思いに素直なので、一番最初に、誰よりも私を豊かにしたいと。
だから、人にどんどん与えていく、ということですね。
与えようとすれば、与えられるものはいくらでも見えてくる
で、与えられるものなんて、与えようとすればいくらでも見つかるんですよ。
多くの人が、「与えるもの」っていうと、「お金」とか「物質」だけだと思ってしまうものです。
でも実は、与えられるものって、ものとかお金だけではありません。
今では「情報」も売れる時代になりました。
すなわち、お金がなくても、時間がなくても、技術がなくても、「今はまだ何にもないもの」ですら与えられる、ということです。
例えば私の場合、プロットインフォグラフィックとか作ってますよね。
だったら、「プロットインフォグラフィックの作り方&制作キット&素材集」みたいな教材でも作れば、「やってみたい」と思う人は結構いると思います。
そして、これを売れば、そこそこ売れると思うんですよ。
他の例で言うと、私の大好きブログ「コストコ通」があります。
ここでは、「こういう発見があった」、「こうすると、美味しく味わえるよ」、「こうすると、上手く保存できるよ」みたいな工夫がたくさん掲載されているんですよ。
すると、こういう記事をまとめた本やムックが飛ぶように売れると。
他にも、「都会の空」だって、誰の目にも映るものじゃないですか。
でも、例えば「都会の空の楽しみ方」とかいう観点で見ると、いろんな価値が見えてくるようになるでしょう。
「都会の空」を「価値がない」ととらえるか、「価値あるもの(与えられるもの)」ととらえるか、その違いでしかありません。
こういうのって、情報なので、「元は何にもないもの」ですよね。
教えようが教えまいが、何にもないところから価値ができて、それがどんどん売れるわけです。
そんな風に、私たちの周囲には、「目に見えないけれども価値があるもの」であふれているんですよ。
ただ、私たちが気づいていないだけで。
目の向け方次第で、与えられるものは作れる
だったら、ちょっとした目の向け方がありさえすれば、与えられるものはいくらでも作れると分かります。
これは、次の2つのステップで与えられるようになります。
- (ステップ1): 「工夫したこと」もしくは「独自のライフスタイル」を見つける
- (ステップ2): ビジュアル化、説明化、物質化する
まず最初に、ステップ1として、自分なりに工夫したことを見つけてみましょう。
何か工夫をして、発見したことをメモしておくといいでしょう。
もしくは、「他の人はしていないけど、自分はしている独自のライフスタイル」を見つけるのでもいいでしょう。
「誰も都会の空を見上げていないけど、自分は見上げてみよう」とかいうので構いません。
次にステップ2として、それをビジュアル化したり、説明化したり、物質化してみましょう。
文章にするのでもいいですし、写真や絵にするのでも、説明書でも、何らかの形にするのでも構いません。
これだけで、何にもないところから、与えられるものを作れます。
多くのお金や時間、資源を持っている必要もありません。
ちょっとした「自分の特異性」と「与える工夫」で、何にもないところに「あ、こういう価値がある!」と気づいて、与えてゆくことができます。
「自分が中心だ」、「自分の特異性が、実は一番楽しめる」、「自分は誰よりも恵まれていて、幸せに近い場所にいる」
こういう風に考えて、その豊かさに気づくことができれば、売れるものなんていくらでも見つかります。
「新たにできるようになって、それを売る」なんて必要もありません。
「新たに学んで、それで活躍する」という必要もありません。
だって、「今まで自分がしてきたこと」が売れるんですから。
まとめ
そんな風に、私たちは見えていないだけで、与えられるものはたくさんあります。
「もの」や「時間」を与える必要はありません。
「何にもないもの」、「目に見えないけれども、手には触れられないけど、あるもの」に目を向ければいいだけです。
そして、それをビジュアル化なり物質化するなりして具現化すれば、それは立派な「価値あるもの」になります。
そんな価値は、いろんなところにあります。
それらをどんどん与えてゆけば、勝手に豊かになっていく、ということですね。
与えられるものを膨大に見つける目があれば、「これが一番売れそうだ」ってのが見えてきます。
なら、一番売れそうなものから与えてゆけば、勝手に豊かになれる、ということです。
特に競争が苦手だったり、他者を蹴落とすのが嫌な人は、こういう「見抜く目」を持つといいでしょう。
ってことで、今日はクリスマスということで、「与えられるものに目を向ければ、いくらでも売れるものは作れる」、というお話をしてみました。
今日はここまで~。