今日は、クリエイティブなお話です。
世界観を強引に融合させることで、独自性も出せるよ、というお話です。
「中華風ロリータ服」という荒技
興味深いツイートを見つけたので、ご紹介。
以前華ロリ紹介の時にも画像を使わせて頂いた「闕上君書」様。中華風ロリータの素晴らしさが一目で伝わる作品だと思います。https://t.co/GszLvsWqjN pic.twitter.com/NHrGeTj2T7
— 金木犀@中国ブランド紹介 (@kinmokusei4510) March 3, 2016
見ての通り、「中華風ロリータ服」です。
まさかの「ロリータファッション」と「中華ファッション」の融合ですよ!
元々西洋的な風味を持つロリータ服と、東洋のチャイナ服、もう全く異質のものじゃないですか。
普通なら、「互いに相反する文化だし、結びつけることなんかできないよ」と思いますよね。
でも、その世界観を見事に融合して仕上げると、こんな風にすごいことになってしまうわけです。
「なんでこれとこれが一緒になったものがないの!?」にチャンスがある
これをデザインした人は中国のデザイナーさんらしいので、おそらくこのデザイナーさんはロリータ服が好きだったと思うんですよ。
で、もちろん自分が今まで触れていた中華風のデザインも好きだったんでしょう。
そこで、「なんで中華風のロリータ服がないの!?」って思ったんじゃないかと思います。
私たちも、こういうことを感じたことが何度かあるんじゃないでしょうか。
「私はこういうのが好き。そして、こういうのも好き。でも、それが一緒になったものってない。なんでないの!?」みたいなことが。
「こういうキャラクターが好き、こういう世界観が好き、でも、なんでその両者が一緒になった作品がこんなにもないの!?」とか。
「こういう世界観が好き。他にも、こういう体験を味わうのが好き。でも、なんで一緒になったものがないの!?」とか。
実は、それが「天職に導く、いい不満」なんですよね。
そしてここで、「誰もやっていない。だから私にもできない」と思うか、それとも「誰もやってない。なら、私がやろうか?」と思えるかですよね。
それが、天職だとか、自分なりのビジネスに導いてくれるんですよ。
ニッチなことは、参入が簡単
だいたいそういうニッチなことは、ほとんどの人がやっていない分野なので、参入が簡単です。
で、競合がいないので、比較対象もありません。
上記のデザイナーさんでも、「中華風のロリータ服」という新ジャンルで活動し初めても、他にそれを作っている人がいませんからね(笑
だから、最初はレベルが低くても、いきなり業界トップになれると。
今の時代、スモールビジネスで成り立たせたければ、大多数の人が「こんなの売れるの!?」と思うもので、でもごく一部の人が「こんなの欲しかった!」と思うようなものほど、うまくいきやすいように思います。
「競争率」を考えることは大切で、そのために競合の存在を考えるのは、とても重要です。
ニッチで売れれば、大手の競合が入りにくいですからね。
すると、「中華風のロリータ服を売っている、あのデザイナーさん」と独自のポジションを確立できると。
で、魅力を発揮すればするほどまねされて、市場が広がっていきます。
で、トップポジションにいれば、「まねをされればされるほど売れる」ことになります。
というのも、今の資本主義社会では「勝者総取り」という原則が働くからですね。
言うなれば、まねをする側は、トップポジションの人を売る引き立て役のようなものですね。
そういうこともあって、業界第1位を確保したら、どんどんまねをされる方が利益になるんですよ。
まとめ
そんな風に、「これが好き、これも好き、でもなんで一緒になったものがないの!?」と感じるようなことは、よくあるんじゃないかと思います。
実は、そういう場所にビジネスチャンスがあったりするんですよね。
そしてその両者を違和感なく融合させればさせるほど、すごいことになってゆくと。
「中華風のロリータ服」というのは、まさにその実例じゃないかな、と思ったりもします。
ということで、今日は世界観を強引に融合させることで、独自性も出せるよ、というお話をしてみました。
今日はここまで~。