今日は、未来予測のお話です。

これから何がビジネスの主流になるのか、ということで考えてみることにしましょう。

まぁ結論から言うと、「これまで20年間はインターネットが主流だったけど、これから20年間ぐらいは、AIが主流になるかな」ということです。

 

「個人」→「企業」→「政府」で広がる流れ

「世の中では、これからどういうビジネスが中心になっていくのか」を知っておくだけでも、だいぶ戦略が変わるように思います。

というのも、そういう時代の流れに応じて戦略を考えられるからですね。

 

例えば今までも、「動画配信者が増えて、個人で収益を作れるようになる」とか、「電子書籍が上昇してゆく」とか分かれば、変にテレビとか出版社とかに頼る必要はなくなったんですよね。

というのも、インターネットや動画配信が出てきたら、テレビや出版社が衰退するのは見えていたわけです。

すると、実際にそうなったし、「これからは個人でやるのが有利なんだ」と分かっていれば、有利なポジションを作れたんじゃないかと思います。

 

実際に個人、企業、政府と広がる流れ

で、先端的なことは、「個人」→「企業」→「政府」という流れで、利用が広がっていく流れかなと思います。

そして売り上げの規模も、それに応じてどんどん上がっていきます。

 

その例として、インターネットの広がりがあるでしょう。

ネットが生まれた直後は、まずはいろんな個人が、ネットで趣味の個人サイトを作っていました。

個人がイラストを描いてホームページに掲載したり、掲示板とか2ちゃんねる(過去にあった大規模な掲示板サイト)でやりとりをする、みたいな時代です。

なので、そういう時代には、「個人で作れる」という部分にフォーカスをした人が、収益を作りやすい時代でした。

エディタとか、ホームページ制作ソフトとか、セキュリティソフトとか、そういうのを作ればどんどん売れたと。

 

それで、少しずつ広がると、企業がホームページを作ったり、情報発信したりしていきます。

そしてSNSとか、YouTube、Amazonみたいなサイトが登場して、ネットがビジネスのためにどんどん使われていきます。

そういう場合、ビジネス用のソフトとか、仕組みを受注できたり、いいネットビジネスを作れた人がどんどん売れることになります。

実際に、そういうSNS系の億万長者とか、ネットビジネスでの大企業がどんどん出たわけです。

 

で、今は政府とか、社会基盤としてのネット利用が広がっている状態です。

なので、今は政府がデジタル化を進めているし、金融では暗号資産(仮想通貨)のような、基盤的なものが広がっていると。

 

これからは「AIの利用」が広がりそう

じゃあこれからどういう未来になるのか、ということですね。

私は、次の流れは「AIの利用」だろうと思います。

上記の「インターネット」の部分が、「AI」に変わっただけです。

それが、時々「AIは終わった」とか言われつつ、これから20年ぐらいは続くだろうな、という予想です。

 

AIは、言うなれば「単調作業の領域をより自動化する」という技術です。

だから、「AIを利用すれば何でもできる」ということはなくて、その根底には「伝えたいこと(自分の独自性)」が必要になります。

インターネットでも、伝えたいことがなければ、自分のサイトを作っても意味がなかったですよね。

すなわちインターネットやウェブサイトは、「伝えたいことをより効率的に、短時間で発信できる力」になったと。

それと同じで、AIも「伝えたいことを、より効率的に、短時間で仕上げる力」になる、ということです。

 

で、それが「個人」→「企業」→「政府」という流れで、利用が広がっていく流れかなと思います。

 

AIが個人、企業、政府へと広がってゆく流れ

まずは、個人がAIを利用して、楽しんでいきます。

例えば単純なイラストでも、個人の絵描きさんがAIを取り込んで、今までとは比べものにならないほどのペースで、どんどん新しいイラストを作っていきます。

イラストでも音楽でも、単調作業なものほど、今までは1枚の絵や1曲に2~3日かけていたのが、「2~3時間で1つを仕上げるのが当たり前」という感覚になってくるかなと。

単純な文章でも同じで、ニュース記事とか、何かの紹介記事でも、今まで1記事に2~3時間かけていたのが、5~10分ぐらいで1記事を書けるようになるわけです。

今がちょうど、こういう変化のさなかにいるかなと思います。

 

で、次は企業がビジネスとして、AIを採用していきます。

接客部分はすべて端末を通してAIでできるし、だから接客用の広いスペースなんて必要ないし、スマホや据え置きのタブレットとやりとりするだけでOKです。

企業間での面倒なやりとりや調整、細かい発注なども、AIで行います。

そういう「企業間でのAIのやりとり」とか、「本格的なビジネス目的で、AIを利用できるSNSのようなもの」が売れる時代が来るでしょう。

 

未来の動画投稿イメージ

どうせなので、少し分かりやすいイメージを描いてみましょうか。

例えば動画作成で見ると、昔のインターネット初期時代では、とても多くの作業を自分がこなす必要がありました。

自分で動画を撮影して、動画編集ソフトで編集して、FTPで動画をアップロードして、ホームページにHTMLを記入して……とか、そういう手間暇をかける必要がありました。

でも今は、スマホで動画を録画して、多少の編集をして、YouTubeにアップロードして、タイトルやコメントを入力するだけでいいですよね。

 

それがさらに、AIを使うことで、「文章だけアップすればいい」とか「音声録音だけアップすればいい」みたいなコア部分だけすればよくなるわけです。

後は、アップロード後にAIがいろいろタイトルや詳細内容、構成を提案してくれます。

なので、そういうAIに指示を与えて少し調整すればOK、みたいな形になるだろうな、ということです。

単調作業部分を効率化して、コア部分だけに集中すればいい、という時代になると。

 

そしてそういう風に、ビジネスがAIを使うのが当然になると、今度は政府がAIを採用する時代になります。

市役所や区役所はどんどんAIを採用して、長い待ち行列とか、「何週間もかかる申請の返答待ち」などはなくなるでしょう。

医療機関の連携とか、市区町村の連携、住民台帳のすりあわせ、資材発注とか、そういうものをすべてAIが行ってくれます。

日本もこの段階に来て、ようやく給付金とかが一瞬で支払われたり、いろんな申請が自動でできるようになるだろうな、という予測です。

 

まとめ

そんな風に、「個人」→「企業」→「政府」という流れで、利用が広がっていく流れかなと思います。

そして今は、「インターネットが政府や社会基盤として広がっている」という段階で、「AIが個人で利用され始めた」という段階かなと思います。

 

今までは20年ぐらい、インターネットが主流だったので、次は20年ぐらい、AIの利用と普及が来るかなと予想しています。

そういう意味でも、今はどんどんAIに注目するのが面白いように感じます。

別にAIを作らなくていいので、使う側でいいかなと。

 

SNSが出てきたときにSNSを活用するとか、電子書籍が出てきたときに電子書籍を活用して売る、そういう感覚と同じです。

そういう流れに早めに乗れると、売りやすいですよね。

すると、次の時代に合った行動ができるかな、と思ったりもします。

 

ということで今日は、これから何がビジネスの主流になるのか、ということで考えてみました。

今日はここまで~。

 

おまけ(その1)

余談として言うと、物流業界では、もうしばらくするとドローンが来るかなと思います。

ドローンは、今は「個人」の段階が終わって、「企業」が採用する段階に入っています。

そして企業が普通にドローンを使うようになると、政府が採用すると。

 

そこまで行くと、輸送費がぐっと減るし、個人発送が楽になるので、物販ですら今の「情報を売る」のと同じレベルで簡単にできるようになるでしょう。

今はまだ、情報ならネットで簡単に売れますが、雑貨とかアクセサリー、食料品は、個人で発送するのは面倒ですよね。

それが、ドローンが普及することで、そういうものがぐっと手軽に売れる時代がくるかなと思ってます。

 

おまけ(その2)

私もそろそろ、このブログの読み上げ版を作って、動画公開したいなとか思ってます(笑

で、動画を作るなら、日本語ではなくて英語版がいいなと。

日本語は「文字で読むので理解しやすい言語」なんですが、英語は「文字では読みにくいけど、聞き取りやすい言語」なんですよね。

なので、音声を含む動画は、英語版にする方がよさそうかなと。

 

それに、どうにかして「海外に売る」という手段を作りたくて。

そういう点でも、これからのAI発展に期待ですね~。

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