今日は、未来と時代の流れについてお話ししてみましょうか。
「これからは、人間的な感性を持っている人ほどうまくいく」、というお話です。
10~20年後には、約半分の仕事がなくなる
ちょっとした記事があったので、ご紹介。
日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替される時代になっても、仕事(職業)はつくれる。(株式会社ジブンノオト)
記事の内容を簡単に言うと、「10年〜20年後、日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能になる」ということですね。
10~20年後って、言うなれば今10歳の子が25歳になるぐらいには、そうなっている時代が来る、ということです。
結構近い未来ですよね。
私たちにとっても、これからの10年は大きく変わっていく10年になるでしょう。
で、「人工知能やロボット等による代替可能性が高い職業」と、「低い職業」があるんですが、これを見たら落ちていく業界と、上がっていく業界が分かるかと思います。
落ちていく業界ってのは、「事務員」とか、「店員」、「受付」、「配送」みたいな、基本的に単調作業なんですよね。
で、こういう職業が多くいるのは、いわば「大企業」なんですよ。
大企業ほど人件費を削りたくて、しかも真っ先に機械化をする資本もあるわけです。
だから、これからは大企業に勤めている人ほど、危機的状況になってゆくでしょう。
一世代前は「大企業の社員になるほど安泰」でしたが、今では「大企業の社員になるほど危ない」と、正反対の状況になってゆくと。
一方で、人工知能とかロボットでは担えない職業というのは、アーティストやクリエイター、カウンセラーみたいな、「人間的な領域」を含むものですね。
感性を用いる職種、とも言えるかもしれません。
で、こういう職種の多くが、個人とかフリーランス、自営業でやっているものです。
だから、これからは個人や自営業がどんどん増えていくでしょうし、そういう発注体制も整ってくるかと思います。
「人口が増える業界に向けて売る」という発想
そして私が提案しているのは、もう一歩進めて「人口が増える業界に向けて売りましょう」ということです。
「競争相手が増えていく業種に入る」ではなくて、「お客の人口が増えていく業種に入りましょう」、ということですね。
これは言い換えると、「増えていく業種の人々に売りましょう」とも表現できるでしょう。
私がよく言う例ですが、例えば富裕層の不動産業界では、「人口が増える都市に投資すれば、儲かる」という経験則があるんですよ。
というのも、人口が増えていれば、土地はどんどん必要になりますからね。
小さいところで損失はあったとしても、全体で見ればうまくいく率が高いと。
だから、「人口が増える都市の人々に対して売る」のが儲ける鉄則、ということです。
同じように、これからは「人間的な領域で活躍したい人向け」に、売ることを考えるといいでしょう。
「漫画家になる」よりも、「漫画家になりたい人に売る」にするわけですね。
「小説家になる」よりも、「小説家になりたい人に売る」と。
これが、長期的に見ると、安定した収入をもたらしてくれるんじゃないかなと思います。
お客の人口が減っていくような業界には入らない、ということですね。
まとめ
どのみち、これからどんどん個人が活躍する時代になるでしょう。
一方で、大企業ほどこれから急激に落ちていくように思います。
アベノミクスで一時的に大企業が上がりましたが、既に政府は方向転換を始めましたからね。
その反動が、これからぐっと起きてくるように思います。
まあ簡単に言うと、「単調作業ではできない、人間的な部分を持っている人ほどうまくいく」ということです。
だから、これからは人間的な部分を大切にする人ほど、うまくいくんじゃないかな~と思います。
ってことで、今日は「これからは、人間的な感性を持っている人ほどうまくいく」、というお話をしてみました。
今日はここまで~。