ここんとこビジネスのお話とかお金のお話をよくしているので、今日もお金のお話をしてみましょうか。
お金を稼ぐ上での、「時間を味方につける」、という考え方についてのお話です。
どうやって、「多くのお金」を稼ぐのか
まあ言うまでもないんですが、お金って多く稼げる方がいいですよね。
私はお金が大好きですから!(笑
そりゃ多い方がいいわけです!(笑
じゃあ、その「お金の多さ」をどうやって実現するか、ということだと思うんですよ。
それで、私なりの「多くのお金」にする方法を説明してみようかと思います。
で、その「多くのお金」にする方法というのが、時間を味方にする、ということです。
特に私が提案しているニッチな領域を攻める場合、時間を味方につける方が効果的になります。
「時間を味方につける」とは、どういうことか
じゃあ、「時間を味方につける」とは、どういうことなのか。
これは、ローンの反対だと思えばいいでしょう。
ローンって、「未来に払うことで、今の負担(今月の支払い)を軽くすること」じゃないですか。
そうじゃなくて、私がしているのは、「未来に『もらう』ことで、人生全体の負担(生涯収入)を軽くすること」です。
これを、「リバースローン」と呼ぶことにしましょうか。
例えば、昨日の例で考えてみましょう。
夜寝る前に30分をかけて、毎月100円程度の豊かさを得られるアイデアを発見したとしましょう。
「毎月100円なんて、微々たるものだよ」とか笑う人もいるかもしれません。
これは、「今月」というくくりでしか考えられていないから、そう感じるわけですね。
でも、それは残り40年間で、48,000円と同等の利益をもたらすことになります。
すなわち、30分の思考でおよそ5万円を手に入れたわけです。
時給換算で10万円の生産性です。
これは、なかなかいい収入じゃないかと思います。
コンビニのバイトで5万円を稼ぐとなると、1週間ぐらいは時間を拘束されそうですからね。
ただ、その利益は、今全て入ってくるわけではない、ということです。
未来に分散して受け取る、すなわちリバースローンを組んで「未来にもらう」、ということです。
「生涯収入を早めに稼ぎきる」という発想
以前も触れましたが、私は「今月の収入」よりも、「生涯収入を早めに稼ぎきる」ことを重視しています。
嫌なことを一切しないで生きるためには、生涯収入を先に稼ぎきっておこう、という考え方です。
私は夏休みの宿題を最初の1週間で全て終わらせて遊びほうけていましたが、その「夏休みの宿題を、先に済ませておいて、後顧の憂いなく遊びほうけよう」というのと同じノリです(笑
で、その「生涯収入」という面から見ると、30分の思考で得られる利益も、バイトで1週間程度働いて得られる利益も、どちらも同じ5万円です。
実際のところ、30分の思考で得られる利益は、5万円どころか100万円、1000万円を超えることもざらにあります。
私が劣等感を解決できた経験なんて、普通の人が数十億円出しても得られないような、貴重な体験ですからね。
そう考えると、「30分の思考」というのは、とてつもない生産性を持つ労働だと分かります。
これが、時間を味方につける、ということです。
今だけでなく、時間軸で全体の利益を考える、ということですね。
「毎月の500円」が大切な理由
もう一つ、例で説明してみましょう。
私はよく、「大好きなことでビジネスを立ち上げたい場合、最初は毎月500円の不労所得を大切にしなさい」って言っているんですよ。
例えば費用を1万円かけて、そして作業期間を1ヶ月かけて、大好きでニッチな同人誌とか、電子書籍を作ったとしましょう。
それで、毎月500円の収入(不労所得)が得られるようになりました。
毎月たった500円って、全然生活できるレベルではありませんよね。
しかも、1万円かけて500円とか、全然リターンになっていないと。
だから多くの人が、これを軽視するわけです。
そして、「もっと一気に売れたい。なら、新人賞やメジャーしかない」みたいに動いてしまうんですが。
これは、「今月」というくくりでしか考えられていないから、そう感じるわけです。
ですが同様に、その本が今後20年間売れ続けるとしましょうか。
「商品は、ニッチであればあるほど寿命が長い」という性質を持ちます。
だから、「一つの商品が、10年、20年売れ続ける」というのも、普通に可能です。
すると、その商品は結果として12万円の利益を与えてくれるわけです。
1万円の投資で12万円のリターンなら、それなりの利益があると分かります。
そして趣味の延長で楽しくそれを作れたのなら、1ヶ月という制作期間は「楽しい時間」なので、コストではなくなります。
さらには、不労所得でメンテナンスフリーな形にしておけば、維持費は必要ありません。
そう考えると、「ニッチな領域で毎月500円の不労所得」というのは、それなりの利益だと分かります。
時間を味方にすると、複利的な利益が得られる
実は時間を味方にすると、複利的な利益が得られる、というメリットもあります。
これは実際に複利の形になる場合もありますし、「複利のような利益率上昇」として得られることもあります。
じゃあ、「複利のような利益率上昇」とはどういう現象になるのか。
実のところ、「ニッチな領域を攻めれば、競合が少ないので、短期間で第一人者になれる」という性質があります。
で、第一人者になればなるほど、目立って利益率が上がります。
だから、次の作品、さらに次の作品とリリースしていけば、より目立って、利益率は上がっていくという、不思議な現象が起きるんですよ。
まあ、何かを作っている人には、当たり前のように感じるかもしれませんが。
例えば新作本を作ったら、毎月の収入が「前作500円+今作500円=毎月1000円」ではなくて、なぜか「前作750円+今作500円=毎月1250円」みたいに増えちゃうわけですね。
また、中にはヒット作も出ることで、一気にステージが上がることもあります。
作れば作るほど、スキルも上がるでしょうしね。
そんな風に、お金を「今、短期的な日収や月収として全てをもらう」という発想ではなくて、「未来にもらう」という風に、リバースローンを組み込むわけです。
これが、「時間を味方につける」ということです。
生涯収入に対して、どれだけインパクトを与えられるか
この根底には、「生涯収入に対して、どれだけインパクトを与えられるか」という考え方があります。
大切なのは、月収でも年収でもなくて、生涯収入へのインパクトだ、ということです。
だから私は、ローンとか分割払いとかは、結構避けていたりします。
それは、今月は楽になったとしても、生涯収入に対してはダメージを受けるからですね。
ただ、もし今手に入るものなら、今手に入れる方がいいこともあります。
また、ローンや分割払いをすることが、利益になることもあります。
例えば、「1万円ずつ10年間もらえる」のと、「8万円を今、先にもらう」のどちらかを選べるのであれば、私は後者の8万円を選びます。
なぜかというと、その8万円を投資できるからですね。
年20%の利率で10年間運用すれば、複利でおよそ50万円になります。
1万円を10年間もらうよりも、よっぽどいいリターンになりますよね。
これも、時間を味方につける、ということです。
もし今お金が入ってくるなら、まずはしっかりと受け取って、そしてそれを未来に入ってくるようにリバースローンを組むと。
まとめ
どちらにしても、「今だけではなくて、未来にももらう」という考え方です。
リバースローンを組む、ということですね。
今お金を手に入れられるなら、それを投資して未来にも入ってくるようにする。
今作業をするなら、短期間で大きく稼ぐのではなくて、未来にも継続的に入ってくるようにする。
そして、その入ってくる期間が長ければ長いほど、私たちが想像している以上に大きな額となります。
これが、「時間を味方につける」ということです。
特に、ニッチな戦略をとっている場合、これが有効になります。
多くの人が、「今」しか考えられていないんですよね。
「年収こそが豊かさの基準」とか、「月収こそが豊かさの証」とか思っているわけです。
生涯収入に対するインパクトで、考えていないと。
でも、「未来にもらう」という発想をすると、年収とか月収というものは、豊かさに対してさほど重要な要素ではなくなります。
「未来に入る豊かさも含めた、トータルの豊かさ」が、豊かさの証になります。
それは、知恵や経験であったり、ニッチな専門知識であったり、ニッチな商品、地味でも売れ続ける商品、狭くても根強いファンの存在、信頼してくれる仲間やパートナー、維持してくれるスタッフや外注会社、そういうものが重要になります。
私はそういう全てをひっくるめて、「豊かさを与えてくれる、その人の資産」だと思ってます。
目に見えないものに、多くの価値がある、ということです。
で、これのいいところは、積み重ねができることですね。
寿命が長いので、未来の負担が楽になると。
だから、作れば作るほど、未来が楽になっていく、ということです。
「未来に収入がなくなったらどうしよう」とか、ほとんど心配しなくなります。
そして、そういう「資産」が生涯収入を上回ったとき、「じゃあ余った分は、周囲と分かち合おうか」と思えるようになります。
それは、圧倒的な未来への安心があるから、そう思えるわけですね。
私はそういうものを、「豊かさ」や「資産」だと思ってます。
ということで、今日は「時間を味方につける」、という考え方についてお話してみました。
今日はここまで~。