今日は、クリエイティビティーについてお話ししてみましょう。
「手っ取り早くクリエイティビティーを高める、2つの方法」というお話です。
クリエイティビティーを鍛える方法はあるの?
以前の記事(高校生の子が爪楊枝をお箸代わりにした)という時に、ちょっとした質問をいただいたのでご紹介。
クリエイティビティーをきたえる、具体的なトレーニング法があれば、記事にして教えてくださると有難いです。
クリエイティビティーがあれば、ほんといろんな問題を解決できるようになるんですよ。
小さいことでは、先に触れたように「弁当でお箸を忘れた、どうしよう!」という時にどうするか、とか。
大きいことでは、「新人賞が欲しいけど、取れない。どうすれば売れるだろうか?」という時にどうするか、とか。
クリエイティビティーがあれば、わざわざ新人賞なんか獲得しなくても、短期間でそれと同等のものを作れるんですよ。
そういうクリエイティビティーがないと、「お箸がないとお弁当を食べられない」、「新人賞がないと作家としてお金を得られない」とかなっちゃうわけです。
逆を言うと、クリエイティビティーさえあれば、好きなことでお金を稼いで生きてくことも工夫でできるようになります。
他の人を蹴落とす必要もなくて、競争をする必要もなくて、上司やお客に頭を下げる必要もなくて、なおかつ自分が最高に満足できる環境を作れると。
これが、まさに私が今実践しているような生き方なんですが。
工夫ができれば、「自分にぴったり合った欲しいもの」を、手元にあるものだけで作れるようになります。
クリエイティビティーを身につける、2つの方法
じゃあ、どうすればそんなクリエイティビティーを身につけられるのか。
結局のところ、クリエイティビティーっていうのは、「手元にあるもので、問題を解決すること」なんですよね。
だから、問題を見つけて、手元にあるもので解決すれば、それでいいと。
ここで、「じゃあ問題はどう見つければええねん」となると思うので、問題を見つける2つの方法を説明してみましょう。
- 方法1: ものを捨てる
- 方法2: 目標(ゴール)を持って、お金以外で解決しようとする
これが、今回の本題になります。
方法1: ものを捨てる
一番手っ取り早いのが、ものを捨てることです。
部屋の中にある、あんまり使っていないようなものをどんどん捨ててみましょう。
すると強制的に不便になるので、いろいろ問題が出てきます。
それを、今手元にあるものだけで解決していくことですね。
そして大切なのが、できるだけものを増やさないことです。
いわゆる、「1つの用途にしか使えないような専門的な道具」を減らしてゆき、「1つでいくつものことができる普遍的な道具」を増やしてゆくと。
料理で言うと、包丁一本あれば、イモの皮むきから魚をさばくまで、結構いろんなことができるじゃないですか。
これが普遍的な道具になります。
でも、例えば「ピーラー(皮むき器)」とか、「ウロコ取り」とかありますよね。
これが専門的な道具になると。
で、どんなことでも普遍的な道具でこなせるようになっていくと、「この問題は、あの道具で対処できるな」と、クリエイティビティーが育ちます。
例えば先日の「箸を忘れた」でも、「紙」って、すっごい便利な道具なんですよ。
紙があれば、お箸だってすぐに作れちゃうぐらいで。
そんな風にものを制限することで、「万能な道具」が見抜けるようになります。
だったら、「それさえあれば、問題を乗り切れる」と分かってくるわけですね。
お箸がなくても、新人賞がなくても、「この万能道具をこう組み合わせれば、欲しいものを作れるやん」と分かるようになります。
多くの人がそれを見抜けないから、「具体的なもの(お箸や新人賞)がないとできない」と思い込んでいるだけです。
「お金持ちの家には、ものが少ない」って言いますよね。
それは、お金持ちはそれだけクリエイティビティーがあるから、ものが少なくて済むわけです。
彼らが持っているのは、本当に万能な少数のものなんですよね。
そんな風に、まずはものを制限します。
方法2: 目標(ゴール)を持って、お金以外で解決しようとする
二つ目が、目標(ゴール)を持つ、ということですね。
目標を持つと、「こうなりたいけど、できない」って問題が作られます。
すると、「それをどうやったら、今手元にあるものだけで解決できるだろうか?」と考えられるようになります。
で、できるだけお金で解決しないと。
ちなみに「お金」というのは、人間が作り出した道具の中で、一番便利で普遍的な道具です。
ただ、これはあまりにも便利すぎるので、最初に使うのをやめてみましょうと。
最低限のお金だけで、どうやってそれを実現するのか、ということですね。
例えば「美味しいウイスキーを飲みたい」という場合、最初にお金で解決しないわけですね。
そしてここから、ようやく「ものを増やす」段階に入ります。
すると、安物のウイスキーを買ってきて、「ローリエを入れれば美味しくなる」とか、「こういう道具」もあるらしいので、いろいろ試してみるわけです。
「ローリエでいけるなら、他のハーブや香木ならどうだろう?」とか、いろいろできます。
これでうまくいけば、自分がそれだけの価値をクリエイティビティーで作り出した、ということになります。
そして周囲の人がそれをやっていない場合、それをいろんな形で商品にして売れる、ということですね。
私の例で言うと、私は糖質制限をしているんですが、最近、どら焼きを食べたくてしょうがなかったんですよ(笑
糖質制限どら焼きは売ってはいますが、私はそこでお金で解決しないと。
だから、おからと大豆を組み合わせて、自分で糖質制限どら焼きを開発したんですよね。
これはまたいつか紹介しますが、これを「女性用の朝食用大豆ケーキ」とすると、最高にいいものになるんですよ。
糖質がほとんどないのでいくら食べても太りませんし、小豆のあんこって、食べ終わった後で口の中がべとべとになって嫌ですよね。
私が作った大豆のあんこだと、それがなくてさらりと食べられるので、もはやケーキなんですよ。
しかも基本は大豆+卵なので、いわば豆腐と卵焼きを食べてるようなものでヘルシーだと。
そんな風に朝食やおやつにぴったりで、甘いのに太らなくて、しかも大豆イソフラボンもしっかり摂取できるという、女性向けのいいケーキを作れちゃったんですが。
そういう風に、目標(ゴール)に向けて動いていたら、いつの間にかクリエイティビティーを発揮して価値を作り出しているわけです。
私が今まで作った写真加工技術も、プロット技術も、だいたいこういう流れでできてます。
写真加工技術は「アニメを作るぞ!」という目標を作ってできたものですし、プロット技術は「ゲームや物語を作るぞ!」でできたものですからね。
これは、目標を達成しなくてもクリエイティビティーが育つので、「失敗してもうまくいく」という優れものだったりします。
まとめ
なので、クリエイティビティーを育てたい場合、「ものを捨てる」と「目標(ゴール)を持って、お金で解決しない」ということをやってみるといいでしょう。
すると、ゴールを達成するしないにかかわらず、クリエイティビティーは育ちます。
そして、それが価値をもたらしてくれる、ということですね。
失敗してもうまくいくとか、最高でしょ(笑
だから、失敗を恐れることはなくなって、どんどん挑戦できて、そしてクリエイティビティーが育って、うまくいくものが「いつの間にかできている」わけです。
ってことで、今日は「手っ取り早くクリエイティビティーを高める、2つの方法」というお話をしてみました。
今日はここまで~。