今日は、精神的なお話です。
チャンスは「問題物件」にある、というお話です。
今年2月から、がらりとライフサイクルが変わりました
今年の2月にこの家に引っ越してきてから、がらりとライフサイクルが変わったんですよね。
風水では「家の場所や間取りで、生き方が大きく影響を受ける」という考え方があるんですが、なんか「まさにそれ!」みたいな勢いです。
以前の家では、本を書くのは簡単にできたんですよ。
でも今の家では、本が全然書けなくなりました。
その一方で、ブログを書けるようになったり、うまく思考ができたり、今までにないようなアイデアや発想が来たり、理論を作れるようになったり。
あと、今の家だと、なんか分からないんですが、お肌がぷりぷりできれいになります(笑
それだけストレスが減ったってことなんですかね(笑
家の風景
↑作業部屋の現状。
空きスペースがすごいことに。
↑空き部屋。
↑やたらと広い、空き部屋。
以前とはだいぶ生活が変わりました
5人家族でも十分に暮らせるほどの家に、私一人が住んでいるので、相当もてあましていたりします。
しかも、私はあんまりものを持たない人なので、空き部屋ばかりだったり。
台所やトイレ、風呂場が1階で、作業部屋と寝室を2階にしているので、生活と制作が完全に分離しちゃったんですよね。
以前はこのブログでも料理ネタとかあったのに、引っ越し後は全然ありませんよね。
それは生活と制作が分離しちゃって、どうも生活を制作に組み込めなくなってしまったと。
なので、食生活も以前とはがらりと変わって、結構単調になってます。
ケーキ作りもしなくなって、こった料理も作らなくなったんですよね。
まぁ糖質制限はがっつり続けているので健康体ですし、問題はないんですが。
ちなみに糖質制限に体が慣れると、お肌がぷりっぷりになるので、女性にはおすすめです(笑
お米やパン、麺類は制限できなくてもいいので、お肉をしっかり食べるのがいいかと思います。
お肉は、ほんと健康に効果ありますね~。
まぁ、無理に昔のライフサイクルに合わせる必要はないので、今は新たな生き方の模索段階です。
「これは本を書くのをやめて、別の部分で収益を上げろってことかな?」
みたいなノリで、新たな方向性を模索しています。
環境に合わせて、自分も変えてゆけばいいかなと。
どうすれば、チャンスが見えるようになるのか
で、以前にこういう質問をいただいたので、この際にお答えしておきましょう。
あやえもさんが今の家に引っ越すことが決まった経緯で、豊かさを余らせてる身近な人に貰えばいいと言っていましたが、
そのチャンスを得るためには普段から欲しいものを伝えておくのがいいのですか?
欲しいものや地位を余らせてる人から貰いやすくなる方法はあるのでしょうか?
一応おさらいしておくと、私はこの家に、ほぼ家賃タダで住まわせてもらっています。
親類で家を余らせている人が出たので、私が代わりに家を維持して、固定資産税とか維持費を肩代わりすることで、ほぼ家賃タダで住まわせてもらうようになったと。
運がいいですよね。
実はそういうチャンスって、結構身近にあるんですよ。
じゃあ、どうすればこういうチャンスが見えるようになるのか。
その場合、欲しいものを周囲に伝える必要はありません。
別に伝えてもかまいませんが、それよりも、チャンスをチャンスだと見抜けるようになる方が大切かと思います。
チャンスは「問題物件」にある
で、チャンスは「問題物件」にあります。
「誰にでも分かる純粋なチャンス」ではなくて、「一見大きな問題があるけど、問題を取り除きさえすれば良質な物件」を見つけ出しましょうと。
すると、ぐっと認識できるチャンスが広がります。
「家が欲しい」、「お金が欲しい」、「地位が欲しい」、「知名度が欲しい」という場合、「誰にでもチャンスだと分かる、純粋なチャンスそのもの」は、競争率が高くなります。
これは当然で、一等地で良質の家だったり、多額のお金を楽に得られるポジションとか、地位や知名度が簡単に得られる新人賞というのは、誰もが求めるものです。
だから、そこは激しい競争になっていたり、多くのお金を払わないと手に入らないような状態になっているものです。
でも一方で、問題物件は、当然ですが競争率が低くて、誰も手にしようとはしません。
だからそういう問題物件は、世の中に結構あります。
でも、中には「あれ? これってちょっと手直しすれば、問題部分は解決できるぞ?」とか、「あれ? この問題、別に自分は気にしないぞ?」みたいなことがあるんですよ。
多くの人には致命的欠陥でも、自分にとってはチャンスになるものを見つける
例えば家でも、ガスが壊れていて「風呂も台所もお湯が出ない」という問題を抱えている家があったとしましょうか。
一見、とんでもない問題物件ですよね。
でも、例えばその人がホテルとか民宿に勤めていて、「自分は一人暮らしで、全部外食か、社員食堂で食べる。風呂も会社の大浴場を使わせてもらうから、別にいらないや」ってこともあるんですよ。
「少しのお湯なら、電気ケトルでわかせばいいんだし」みたいな。
すると、多くの人には致命的欠陥でも、自分にとっては全然問題ではなくて、ちょっとの工夫で良質なチャンスになると分かります。
他の例で言うと、例えば「漫画家になりたい」という人がいたとしましょうか。
で、近所の地元新聞社や出版社が、隔月発行の雑誌に漫画を入れたくて、漫画家を募集していると。
でもそういうのって、知名度も低いし、それだけでは生きていけないし、変にそんな中途半端な仕事を入れると、他に大きな仕事ができなくなるような問題物件だったりするんですよ。
だけど、例えばその人が、生まれたばかりの子どもを持つ母親で、メインの収入は旦那さんが稼いでくれるとしましょうか。
なら、そういう人にとっては、家で子育てをしながら、余った時間で漫画を描けて、家計の足しにもできて、ちょうど手頃な仕事になったりするんですよね。
多くの人が、「誰にでもチャンスだと分かる、チャンスそのもの」しか見えないから、競争世界に入ってしまうわけです。
そうじゃなくて、問題物件にまで目を広げましょうと。
問題物件は、世の中には山のようにあります。
で、その問題物件の中から、「あ、この問題があっても自分には関係ないから大丈夫だ」とか、「あ、これはちょっと工夫をすればよくなるから、十分いけるぞ」というものを見つけます。
すなわち、そういうものが「掘り出し物」になるわけですね。
「誰もが嫌がる問題物件」でも、「自分にとっては最高の物件」になりうる
で、ほとんどの場合、そういう問題物件は「一見ではやっかいごと」として訪れます。
私が住んでいるこの家も、親類の誰もが嫌がる問題物件でした。
家の中はあれているし、片付けないといけないわけです。
でも、業者に片付けを頼むと何十万と必要になるし、賃貸にするにもリフォームしないといけないから、初期費用が多くかかると。
どうしようもないので売ろうとした持ち主は、不動産会社からは大きく買いたたかれる値段を提示されて、「こんな額で売るのも嫌だなぁ」と思ってました。
「自分(持ち主)の子どもに与えるのでもいいけど、まだ中学生と高校生だし」という事情もあって。
だけど、持ち主家族は、いろんな事情で今住んでいる場所からは出られません。
家は人が住まなくなると急速に老朽化するので、その子たちが大人になるまで放置しておけば、確実に家はダメになりますからね。
すなわち持ち主にとっては、この家は「できればしばらく放置しておきたい、どうしようもないお荷物」でしかなかったわけです。
そういう状況の中で、私に対しても、当初はこの家を「住まないか?」と持ちかけられたのではなくて、「買わないか?」と持ちかけられました。
で、買うにはやっぱり問題な物件ですし、私は家を所有したくはないんですよ。
私は中期的には山口にいても、一生をここで過ごすつもりはありませんしね。
でも、そこで「私が片付けて住む、という解決策も提示できるな」と気づいたと。
私は片付けるのが好きで、ものを丁寧に使うことは周囲に知られていましたからね。
そこで、私が「家の内部を片付けて、維持費を全て肩代わりして住むことで、家を維持することもできますよ。私にとってもそれは嬉しいので、もしそうなら喜んでこの家に住みます」と、逆に提案したわけです。
するとしばらくして、持ち主から「それでお願いします」と提案を受諾されたと。
持ち主にとっては、それがベストな選択肢になったわけです。
こうして私は、もてあますほど広い一軒家に、ほぼ家賃タダで住めるようになったと。
「問題物件の中から、掘り出し物を見つける」というアプローチ
家だけでなく、仕事でも、ビジネスでも、生き方でも同じです。
「誰もがうらやむ、輝かしいチャンス」というのは、ただの競争世界です。
競争に勝てる人であればそれでいいんですが、ほとんどの人は勝てないんですよね。
そういう場合でも、新たなチャンスを比較的簡単に見つけ出すことができます。
それが、「問題物件の中から、掘り出し物を見つける」ということです。
問題物件は、世の中に山ほどあります。
その中から、自分にとってはその欠陥が気にならなかったり、少しの工夫で解決できるようなものを見つけるわけです。
すると、たった一つそれを見つけただけで、人生のクオリティががらりと変わります。
そりゃそうで、激しい競争に勝ち抜いてようやく手に入れられる苦難の道を、そんな苦難なしに、工夫だけで実現しちゃうんですから。
すっごい楽でしょ(笑
私はよく新人賞をやり玉に挙げますが、新人賞はまさに、そんな「誰もがうらやむ、輝かしいチャンス」の象徴だからですね。
勝てる人なら新人賞もいいんですが、もしそれがダメでも、掘り出し物を見つければいいんですよ。
すると、自分にぴったり合ったものを、驚くほど簡単に、しかも安価で手に入れられます。
よくよく考えれば、「見る目を持つ人」というのは、そういう「掘り出し物を見極められる人」だと分かります。
不動産でも、骨董品でも、ビジネスでも、「これ、ちょっと工夫したら高い価値になるぞ」と見抜ける人が、価値を生み出すんですよね。
それは生き方や働き方でも同じで、誰もがうらやむ成功を競争で勝ち取るのではなくて、「これ、ちょっと工夫したらいい生き方になるぞ」という掘り出し物のポジションを見つけるわけです。
まとめ
そういう「問題物件」は、世の中に山ほどあります。
自分の特性を知り、その問題物件を多く見てゆけば、そんな「掘り出し物」が見つかります。
で、そういう「問題物件」というのは、ネットの「賃貸情報サイト」とか「新人賞情報サイト」、「リクルート情報サイト」などにはまず掲載されません。
地味な情報誌やマイナー雑誌の小さな広告だったり、地元雑誌や地元新聞、チラシの片隅に募集が乗っていたり、店頭で「こういう人を募集中」と張り紙をしていたりと、身近な場所にあります。
もしくは、親戚や友人知人の噂話、愚痴、嘆きごとに含まれていることが多いものです。
以前の出版デビューした方も、それまで全然ダメだったのに、あるとき作家仲間からの紹介で、とんとん拍子に作家デビューしてしまった、みたいなことがありましたよね。
例えば私も、「漫画を描いているけどストーリー作りが苦手で、誰かこういうジャンルの物語部分を作って欲しい」という漫画家志望の方を知っていたりするんですよ。
そういう場合、「漫画の原作をしたい」という人で適切な人がいれば、紹介することだってできますよね。
すると、実はこのブログとかにもチャンスが眠っていると分かります。
全部、身近なところにあるものです。
そういうところに、「掘り出し物」が眠っているわけですね。
もちろん、掘り出し物はすぐに見つかるとは限りません。
でも、「掘り出し物もありうる」と意識して1年2年、時に5年10年過ごすのと、ただ漠然と同じ時間を過ごすのとで、大きく変わります。
私たちは人生では3回ぐらい大きなチャンスに出会うものですし、1年の中でも3~4回はチャンスが巡ってきますし、1ヶ月の中でも小さなチャンスは何度も訪れています。
それに気がつくかどうか、ということですね。
そんなたった一つの掘り出し物が、人生を大きく変えうる、ということです。
ということで、今日はチャンスは「問題物件」にある、というお話をしてみました。
今日はここまで~。