今日は、クリエイティブなお話をしてみましょうか。
「チャンスの見つけ方」というお話です。
どういう場所にチャンスがあるのか
チャンスって、欲しいですよね。
夢を実現するチャンスとか、お金を稼げるチャンスとか、ビジネスのチャンスとか。
私はすっごい欲しいです!(笑
じゃあ、どういう場所にチャンスがあるのか、ということですよね。
なので、私なりの「チャンスのある場所」について語ってみましょう。
チャンスは変化している場所にある
もう結論から言うと、「チャンスは変化している場所にある」ということです。
で、「落ちている場所の反対側を見てみましょうよ」というのが、私の中にあるチャンスを見つける感覚ですね。
そもそもチャンスってのは何かというと、「競争率が極端に低い場所」のことなんですよ。
よく私は「競争率が大切だ」って言いますよね。
魚釣りの例で言うと、ある漁場で魚が1万匹いたとしても、釣り人が1万人もいたりすると、全然釣れないんですよ。
そしてそういう場所ほど、お金にものを言わせて船を出して網で魚を捕ったりする人がいるから、新参の釣り人にはとても厳しい場所になりがちです。
逆に、魚が100匹ぐらいしかいなくても、釣り人が5人程度しかいないような場所だと、十分に腹一杯になれる程度に釣れます。
チャンスってのは、そういう「人が見ていない穴場」のことなんですよね。
だから、人が注目し始めた頃はチャンスは減りつつあって、雑誌が話題にする頃にはほとんどチャンスはなくなっていて、成功者が出始めたらチャンスは完全に消えていることになります。
だから、メジャーな雑誌とかニュースサイトで見る「ここがチャンス!」というのは、私から言わせるとチャンスでも何でもありません。
むしろ、人が注目している場所とは違う場所を見ることが大切なわけです。
釣れている場所は、分かりにくい
じゃあ、どういう場所にチャンスがあるのか。
それが、「落ちている場所の反対側を見てみましょうよ」ということですね。
だいたい、儲かっている人は「ここが儲かるよ」、「ここは魚が釣れるよ」とか言いません。
漁場を荒らされたくないので、黙々と魚を釣り上げているものです。
だから、なかなか「穴場情報」というのは探しても得られないものです。
でも一方で、儲からなくなった人は「ここはもう終わりだ!」とか、「こんなに頑張っているのに魚が釣れないなんて、世の中間違っている!」とか騒いでいるものです。
twitterでも見ていると、「この業界には未来がない。もう終わりだ!」とか「こんな低い収入で働かせる社会は、間違っている」って叫んでいる人がいますよね。
そういう「落ちている場所」は分かりやすいと。
「落ちている場所の反対側」でチャンスが生まれている
なら、その「落ちている場所の反対側」でチャンスが生まれているものなんですよね。
この「反対側」を見抜くことが大切かな、と思います。
その場所を、時代の流れから見抜くわけですね。
例えば魚釣りにしても、「この漁場は終わった!」と叫んでいる人がいたら、魚がそこからいなくなりつつあることを意味します。
でも、海の中にいる魚の数って、ほとんど変わりませんよね。
すると、その魚はどこか他の場所に行ったことになります。
なら、魚の群れは時代を通してどういう流れで移っているのか、そこに着目して「この辺かな」と、誰もいないような釣りポイントを試してみると。
魚はどこへ移ったのか?
例えば今の時代で言うと、テレビアニメの制作現場はもう地獄の様相じゃないですか。
アニメ業界の現場にいる人とか、もうすっごい悲鳴を上げてますよね。
すると、人(魚)はどこへ行ったのか、時代の流れから検討をつけてみます。
なら、「テレビ」から「ウェブ動画」に移ったのかな、と予想することもできるでしょう。
端末で言うと、「テレビ」から「スマホ」に移ったのかもしれません。
もしくは、「アニメ」から「スマホアプリ」に移ったのかもしれません。
すると、「今はテレビみたいな古い媒体よりも、スマホに関連する場所にチャンスがありそうだな」とか見当をつけられますよね。
実際のところ、例えば現状のシナリオ業界で言うと、今はゲームシナリオライター、特にSNS系ゲームのシナリオライターが猛烈な人手不足だって言うんですよ。
逆に、小説業界は人があふれているような気がします。
なら、そういうアプリを作っている会社で、応募者数の少ないような場所なら、比較的実力がなかったとしてもすぐに採用されて活躍できそうだと分かります。
すなわち、競争率が低いので、チャンスをものにできると。
逆に、「多くの人が成功したから」とか「活躍しているあこがれの人がそこにいるから」という観点で参入しようとしても、多くの場合、うまくいかないわけです。
輝いている人がいればいるほど、そこは競争率が高くなるからですね。
まとめ
そういう風に、「チャンスは変化している場所にある」と考えるといいでしょう。
チャンスというのは競争率のことなので、業界構造が変化している時に生まれます。
そして競争率を考えると、人がこぞって向かっている場所よりも、むしろ「人が集まっていない場所」にありそうだと分かります。
それは、「落ちている場所の、何らかの反対側」によくあるものです。
その場所を、魚の移動する大きな流れからめどをつけるわけですね。
もし競争に勝てる実力があれば、市場規模が大きい場所に参入するといいでしょう。
でも、もし競争に勝てるほどの実力がなかったり、競争が苦手な場合、競争率の低い場所を考える方がいいかなと思います。
それがチャンスになる、ということですね。
ちなみに「長期間変化していない業界」にもチャンスはあります。
リチャード・ブランソンのように、それまで変化のなかった航空業界に新たなサービスを持ち込むことで、攻勢を仕掛けて一気に市場シェアを得る、という方法もあります。
でもこれは確実にメジャー系に殴り込むことになり、すぐに競争になるので、あんまりおすすめはしません。
やっぱり「人が集まっていない場所」の方が、スモールビジネスとしては心地よくできるかな、と思います。
ということで、今日は「チャンスの見つけ方」というお話をしてみました。
今日はここまで~。