しばらく精神的なお話をしていましたが、今日は再びビジネスの考え方ネタです。
今日は、「知識」はこうやって売ることもできるよ!というお話をしてみましょう。
動物の無駄知識を説明している絵描きさん
面白い方を見つけたので、ご紹介。
動物が大好きなようで、動物のちょっとした情報を可愛いタッチで描かれている方です。
つぶやきいきもの図鑑 No.18「マンボウ」 pic.twitter.com/BZ3Qe0Tn7y
— 高橋のぞむ@デザフェスB-137 (@T_marohiko) September 8, 2016
つぶやきいきもの図鑑「ヤマビスカッチャ」 pic.twitter.com/A9f48NtKib
— 高橋のぞむ@デザフェスB-137 (@T_marohiko) May 7, 2016
はっきり言って、こういう知識も「人生に1ミリの役に立たない無駄知識」じゃないですか(笑
でも、これはとても親しみやすくて、面白いですよね。
この方は現時点では「自分は無職のイラストレーター」だと自己紹介していますが、近い未来には、うまく自分なりのポジションとビジネスを確立できるんじゃないかと思います。
「無駄知識」も、見せ方次第で価値になる
「無駄知識」っていうのも、面白い部分だけを抽出して、こういう風に分かりやすくイラストで見ると面白いですよね。
こういう「イラストを見て知識を得られる画像」のことを、「インフォグラフィック」と呼びます。
無駄知識が山ほどあって、画像を作るのが好きな場合、こういうスタイルもアリじゃないかなと思います。
「知識」って、なかなか売りにくいですよね。
説明すると長文になりますし、今の時代では「知識は短時間で得る方がいい」という流れがどんどん増している状態ですし。(その一方で、「面白い体験をするのは長時間味わいたい」という傾向が生まれているんですが)
ファンがつけば、ファンにとってはその長文も受け入れられるんですけどね。
でも、長文だけではなかなか新規客が得られないわけで。
そういう場合、こういう風にインフォグラフィックとして分かりやすく、面白い部分だけをかいつまんで見せることで、面白さを味わってもらうことができると。
どんな無駄知識でもOK!
で、無駄知識であれば、何でもOKです。
「自分が過去にはまったアニメキャラクターの魅力」みたいなものでもいいんですよ(笑
「このキャラの良さを語らせれば、2時間とか簡単に語れるぞ」みたいな人は結構いるんじゃないかと思います。
もう完全に無駄知識ですよね。
でも、その魅力をぎゅっと分かりやすくインフォグラフィックにでもして、その魅力的に伝えると、結構すんなり「確かにいいキャラだ!」と分かってもらえたりするんですよね。
他にも、「こういうのが好き!」とか「これに燃えた!」っていうものは、誰にでもあるかと思います。
そういう知識や体験も、見せ方次第で面白くできて、価値にできるわけですね。
どんな無駄知識でも、「面白さ」や「役立つこと」があるから知識になっている
こういう無駄知識は、どんなものでも必ず「面白さ」もしくは「役立つこと」が一緒についています。
というのも、そもそも面白かったり役立つから、それだけ膨大な知識を得たわけです。
もし面白くなかったり、役立つことが全然なければ、それをそこまで記憶することはありません。
なら、その面白さや役立つことをちゃんと見抜くことですね。
そこをピンポイントで見抜けば見抜くほど、知識をうまく価値にすることができます。
無駄知識がたまっているほど、人に喜ばれるわけですね。
「詳しいかどうか」は関係ない
で、重要なのは、実は「人より詳しいかどうか」なんて関係ありません。
「こういうのがいい!」という自分にとっての価値観さえ分かれば、それだけで大丈夫です。
というのも、そもそもそういうのは「情報」を提供しているわけではありません。
「こういうのが面白い」という「感性」を提供しているわけです。
人によって「自分なりの面白さのポイント」は違うんですよ。
アニメのキャラだとしても、動物のかわいさにしても、自分の胸にズキュンとくるポイントって、結構違いますよね。
すると、「知識の量」での勝負にならずに、「自分なりの感性」が大切になります。
だから、「自分より詳しい人は山ほどいる」なんて思わなくて大丈夫です。
情報量の勝負ではなくて、自分の感性が出せているかどうかなんですから。
すなわち、「私はこういうのが好きなんじゃあぁぁぁ! なぜなら、ここがええやろぉぉぉ!」と叫べばいいと(笑
最初は分野を絞る方がいい
で、戦略としては、最初はできるだけ分野を絞る方が効果的です。
その「見せる感性」も、最初は絞り込んだ方が分かりやすい、ということですね。
上記の絵描きさんでも、今は「動物全般」じゃないですか。
それを、例えば「身近な動物」というテーマを持たせて集中するとか、「奇抜な動物」、「男性向けで、見かけがかっこいい動物」、「女性向けで、思わずなでたい可愛い動物」みたいに、まずはジャンル(感性)を集中させると。
すると、その限られた領域で目立つことができるので、そこから活動ジャンルを広げていくという流れにできます。
それと同じで、私たちも最初はできるだけ分野は絞る方がいいんですよ。
ただ、最初からどの分野が売れるかは分からないので、最初はいくつかいろんなジャンルをTwitterにでも放ってみるわけです。
で、反響がよかったものをいくつか選んで、そこに集中していくという流れでいいんじゃないかと思います。
まとめ
そんな風に、無駄知識もインフォグラフィックとして見せることで、魅力的に演出できます。
その後なら、図鑑であろうが本であろうが動物園ツアーだろうが水族館ツアーだろうが、興味を持ってもらえれば何でも売れます。
「この人の語ること、面白い! もっと触れていたい!」と思わせれば、その「面白さ」を含んでいれば何でもいいんですよね。
私自身も、この記事を書いていて「私も知識を売っているので、もっとインフォグラフィックで分かりやすく表現してもいいかな」とか思ったり。
スモールビジネスのノウハウでも、これが30秒ぐらいで分かる図があると、面白そうな予感。
記事を書きながら、私自身も学びになるのが面白いですよね(笑
こういう発想があると、「これはただの趣味でしかない無駄知識だ」という要素からでも価値が作れるので、考えてみるのもいいかもしれません。
ということで、今日は、「知識」はこうやって売ることもできるよ!というお話をしてみました。
今日はここまで~。