今日は精神的なお話です。
「両親と気質が違う場合、隔世遺伝もあるな」、と思ったお話をしてみましょう。
「自分は、両親や兄弟とはなんか合わない」という人
「なんか両親と気質が合わない」とか、「考え方が両親や兄弟とは違う」みたいに感じる人って、たまにいるかと思うんですよ。
よくあるのが、両親は外向的なのに、自分は内向的だったりすることですね。
すると、自分は「一人になる方が落ち着く」とか、「騒がしいのが苦手で、静かな場所の方がいい」とか感じるわけです。
でも、両親から無理矢理騒々しい場所に連れ出されたり、会合とか集会、活動に出さされたりするわけです。
それとか、「大勢と人付き合いできるようになれ」と付き合いを強制されたり、運動やチームスポーツを強制されたりとか。
実は私も、ずっとそういう思いを持っていたんですよ。
私は両親よりもさらに内向型で、静けさを求めるタイプだったんですよね。
それで、まぁいろいろと「この人はなぜ、こんなことを好んでするんだろう？」、みたいな感情も多く持ったりして。
いわゆる、「なんで親子なのに、こんなに違うんだろう」という疑問ですね。
でも、ようやく最近になって、そんな疑問がすっきりしたんですよ。
それが、「隔世遺伝だった」ということです。
これ、結構私の中では衝撃だったので、今日はそんなお話をしてみましょう。
「私の気質は、祖母そのまんまだ」と気づいた出来事
これに気づいたのは、とあるやりとりからでした。
とあるお方とやりとりをしていて、「夏目友人帳」という漫画の話で盛り上がっていたんですよ。
このお話は、主人公の青年が、祖母のまいた事件の種を刈り取ってゆくことで、少しずつ孤独を癒やしてゆく……というお話なんですが。
で、この主人公は祖母の気質を受け継いでいて、隔世遺伝という設定なんですよね。
そしてふと自分を振り返って考えると、まさにこの隔世遺伝だったわけです。
「ああ、私の気質は、父方の祖母そのまんまだ」みたいな。
もうね、性格も口癖も、ふと気づくとそっくりそのままでしたから（笑
その祖母はとても優しい人で、物腰が柔らかくて、愛情があって、それで人に豊かさを分かち合える人でした。
無償でも人々に貢献するので、新聞にも何度も載ったぐらい、地元ではちょっとした有名人で。
それで葬式でも予想以上に多くの人が来て、私の家族もびっくりするぐらいだったんですよね。
私も大好きな人だったんですが。
それでようやく分かったんですよね。
「ああ、家族の中で自分だけなんか気質が合わないのは、隔世遺伝だったんだ」と。
「君はあの人の生まれ変わりだよ」と言われても、「あ、確かにそうかも」とすんなり受け入れられるぐらい、祖母の気質も性格も口癖も仕草も、理解できましたから（笑
設定は「いいとこ取り」でいい
こういうのは、「いいとこ取り」でいいように思います。
すなわち、自分にとって都合のいいものだけを、都合よくピックアップすればいいと。
例えば、その祖母はあまりお金に恵まれなかったんですが、一方で私の母方の祖父は、ビジネスを作るのが上手だったんですよ。
「ビジネスを作ってシステム化して、自分は一切ノータッチで、毎日遊んでいた」っていうぐらいですからね。
私の「最初はしんどくても、できるだけ不労所得化して、毎日を自由に生きる」というスタイルは、まさにその気質だと言えるでしょう。
ただ、その祖父は、自由になってからの目標を見いだせなかったんですよ。
だから、毎日をパチンコとかぼーっとして過ごして、最後にはボケて死んじゃったんですが。
そういう失敗があっても、そういうのはスルーしておけばいいと（笑
「一度失敗した教訓があるから、私はしっかり使命感を持って生きよう」程度でいいんじゃないかと思います。
すると、先祖の失敗も気にならなくなって、いいとこ取りができる、ということですね。
まとめ
家庭内での「生きづらさ」って、ひょっとするとこの隔世遺伝によるものが結構あるんじゃないかと思ったりもします。
「自分だけ、なんか両親や兄弟とは違う」みたいなことって、結構ありますよね。
そういう場合、隔世遺伝を疑ってみるといいかもしれません。
で、そういう祖父母の生き方を思い出すなり、知るなりすると、意外と自分のヒントになるようにも思います。
たいていはそういう人って、自分に合った生き方をしていますからね。
すると、身近な場所で、「こういうスタイルで生きてもいいんだ」という実例が見えるかもしれません。
いや～、私の中では、これが結構衝撃な発見でした（笑
こういうのも、あるものなんですね。
ということで、今日は「両親と気質が違う場合、隔世遺伝もあるな」、と思ったお話をしてみました。
今日はここまで～。
