今日は、願いを実現する発想のお話です。
「興味あることは、直接現場に入る道もある」というお話をしてみましょう。
「特撮映画の監督になりたい学生」の行動
どこで見たのか忘れちゃったんですが、とあるところで、こういう内容のツイートを見かけたんですよ。
それは、「特撮映画の監督になりたい」という学生が、実際に特撮をしている会社に手紙を書いて、返事が来たと。
で、回答は「特定の道はない。だけど専門学校にでも入れば、教師が来たり、現場のバイト募集も見つけられる。そこで現場に入って、手伝ってゆけば、能力が身につくし、道も見えてくるかもね」というものでした。
こういうアプローチって、結構あるように思います。
すなわち、「興味あることは、直接現場に入る道もある」ということです。
似たような、私の経験
私の大学時代にも、似たようなことを経験したんですよ。
当時の私は、「相手に喜ばれる感想を書く」ということにはまってました(笑
いや、相手が喜んでくれるのって、嬉しいじゃないですか。
だから、私もいろいろ制作していたこともあって、「相手が喜んでくれるのは、どう感想を書けばいいだろう」と研究しつつ、感想を書いて送りまくっていたと。
で、私は理系(情報工学)だったので、確か通信系か光学系の研究所から、講師がやってきたことがあったんですよ。
一時間か二時間ぐらい、単発で教えるだけの人です。
なので、本当の教員ではなくて、普段は研究所で研究員をしている人ですね。
その授業の後、「どうせなので、この人にも、喜ぶような感想を送ってあげよう!」とノリで感想を書いて、メールで送ったわけです(笑
「ここが面白かったです」とか、「こういう部分が勉強になりました」とか、情熱的に書いたと。
研究所から来た返答メール
すると後日に返事があって、こう書かれてました。
「こういう内容に興味があるなら、研究所に見学に来ませんか? 学生でも参加できるプロジェクトとかありますよ」
さらには、「いくらかプロジェクトに関われば、学校卒業後は、その研究所に入所することもできる」という内容も含まれていて。
それで私は、「ああ、興味がある人って、こうやって、するっと企業の研究所に入っていくんだ!」と理解したわけです。
そういう研究所って、あまりにも小さいから、大手就職斡旋サービスとか使わないんですよね。
だから、学生は誰もそういう場所に入る方法を知らないし、そういう研究所の存在すら知らないんですよ。
「興味がある人」を確保していくシステム
じゃあどうやって、その研究所が人を確保していたのかというと、そうやって情熱的な感想とか、興味とかをぶつけてきた人を、「興味があるなら」と誘って確保していたと。
おそらく大学の授業でも、わざわざ企業から来た特別講師に感想を書く学生なんて、ほとんどいないだろうと思います。
だけど、「興味ある人」は勢いでそれができるので、そうやっていい人材を見つけていたんだろうな、と。
まぁ、私は感想を書くためだけに書いたものなので、その反応に驚いて、丁重に辞退しましたが(笑
でも、私の中では大きな発見だったりします。
まとめ
なので、そういう特定の興味がある場合、「直接、現場の扉をたたく」というアプローチもあるように思います。
もちろん、最初はただ働きなので、好きでないとできません。
でも、ある意味それは、「無償で現場の技術を教えてくれる」とも言えますからね。
そしていくつかプロジェクトに関わって、楽しんでいれば、業界の知識も、スキルも身につきます。
で、しばらくそんな環境で周囲に貢献できれば、「そんなに興味があるなら、専業にしない? 給料出すよ」と誘いが来ると。
そういう道があると分かると、大きな可能性が見えるかもしれません。
ということで今日は、「興味あることは、直接現場に入る道もある」というお話をしてみました。
今日はここまで~。