昨日に引き続き、病床日記です。

今日は、肝臓を痛めていると出てくる症状と、メカニズムを解説してみることにしましょう。

 

肝臓を痛めると、どんな症状が起きるのか

昨日の記事でも触れましたが、ここ1ヶ月以上、肝臓を痛めてだいぶ活動量が低下していました

このブログ以外の制作はすべて中断していますし、今までの活動量を100とすると、今は20~30ぐらいまで落としています。

いやほんと、疲れやすくて、一時期は「活動して、ベッドで休む」の繰り返しでしたから。

 

で、今回は「季節の変わり目で、身体を冷やしてしまうこと」が主要因で、肝臓を痛めてしまったわけで。

私の場合、今年はたまたま肝臓の負担になること、身体を冷やすことが短期間で連続してしまったため、一気にひどくなったんですが。

 

実は肝臓が問題だった、身近な症状例

でも、これは結構身近でよくあることのように感じます。

ということで今日は、そういう「実は肝臓が問題だった、身近な症状例」を説明してみようかと思います。

 

特に、今のような季節の変わり目では、こういう症状がよくあるんじゃないかと思います。

  1. 全身がかゆくなる
  2. 肌荒れ、アレルギー、湿疹が出やすくなる
  3. 少し動いたら眠たくなるし、疲れやすい
  4. 不眠になる
  5. 傷が治りにくくなる

これら、すべて肝臓が問題なんですよね。

以下で、ひとつひとつ説明してみましょう。

 

「全身がかゆくなる」問題

肝臓を痛めると、なぜか全身がかゆくなるんですよ(笑

で、問題なのが「どこがかゆいのかが分からないし、どこでもかゆくなる」ということで。

「靴下をはいている足のすねがかゆいけど、どこがかゆいのかよくわからないし、かいてもずっとかゆい」みたいなこと、経験したことがある人もいるんじゃないかと思うんですが。

 

それは、普通のかゆみとは違って、肝臓の失調によってホルモンバランスが崩れているからなんですよね。

普通は「ヒスタミン」というかゆみ物質が出るんですが、肝臓失調のかゆみは「オピオイド」というホルモンバランスが崩れることで、起きてしまうと。

簡単に言うと、「脳が幻のかゆみを錯覚している」ということです。

だから、どんなにかいてもかゆみは治まらずに、肌をかきむしってしまうと。

 

これ、地味に嫌でしょ(笑

何というか、地味な嫌がらせみたいで(笑

肝臓を悪くするほど、そういうかゆみが出てしまうわけです。

 

肌荒れ、アレルギー、湿疹が出やすくなる

で、肝臓がうまく動かなくなると、体内の解毒がうまく働かなくなるし、免疫力もうまく働かなくなります。

解毒がうまくいかない場合、体内で出た毒物を汗から排出することで、肌荒れが起きたり。

それで、さらなるかゆみだけでなく、アレルギーも出たり、湿疹が出たりして。

 

ちなみに食べ物を食べると、基本的に何を食べても、代謝をする限りは体内で毒素は出るものなんですよ。

なので、肝臓を痛めるほど、食べ過ぎるほど調子が悪くなったりします。

 

やたらと眠いし、疲れやすい

これも体内の解毒とつながっているのか、やたらと眠たくなるし、疲れやすくなるんですよね。

ほら、「春眠、暁(あかつき)を覚えず」とか言うじゃないですか。

あれは、季節の変わり目で肝臓機能低下が起きることで、疲れやすくなることを示しているんじゃないかと思います。

 

で、肝臓が疲れると、免疫力も低下するので、身体は「休みたい」と思うようになります。

だから、眠たくなるわけですね。

そしてそういう場合は、無理をすると身体の負担になるので、ゆっくり寝るなり、休む方がいいわけです。

 

不眠になる

春から初夏にかけては、「交感神経優位」から「副交感神経優位」に変化をすることになります。

これを簡単に言うと、「緊張モード」から「リラックスモード」になるわけですね。

おそらく、冬場は寒いし食べ物も少ないので、身体は緊張モードにしているんでしょう。

でも、夏になると、食べ物は多く出てくるし、生存しやすくなるので、リラックスモードに移るんだろうと思います。

 

すると肝臓は、冬の間にため込んだ、肝臓内の脂質を少しずつ排出し始めるんですよね。

肝臓に脂肪を蓄えるのは、いざというときにはエネルギーにできますが、肝臓にとっては負担なわけで。

で、その「脂質排出のきっかけ」が、「緊張モードからリラックスモードに移るタイミング」だろうと思います。

 

すると、これは私の推測ですが、身体がリラックスした時に、より肝臓内の脂質を排出しようとすると。

でも、肝臓が限界まで働いていたり、肝臓にダメージがあったりすると、「リラックスすると、肝臓が余計な仕事を負い、肝臓が苦しんで緊張モードに入ってしまう」というサイクルが生まれてしまいます。

だから、「寝ようとすると、リラックスして、肝臓が新たな活動を負うことになって、身体が緊張モード(覚醒状態)になって、眠れなくなる」という不眠の現象が起きるんじゃないかと思います。

実際にそういう人は、少しでもリラックスすると、なんか身体がかゆくなったりするんじゃないかな、と予想したりもするんですが。

 

傷が治りにくくなる

肝臓を痛めると、肝臓の指令によって動いている胆汁も出にくくなるので、その関係で傷が治りにくくなります

それで、かきむしった傷が治りにくくなり、湿疹とか肌荒れがひどくなると。

普段なら、少し肌をかいても「少し赤くなって、すぐに治る」程度でも、肝臓を痛めていると、それがひどい傷になってしまうわけです。

 

とにかく身体を冷やさないこと

肝臓を痛めると、ここまで示したような症状がある、ということですね。

で、私の中では、昨日も説明したように「とにかく身体を冷やさないこと」かなと思います。

 

食事については、食べ過ぎないこと、糖質を取り過ぎないこと、揚げ物みたいな加熱した植物油を食べ過ぎないこと、かなと思います。

この辺は、特に肝臓を痛める要因ですからね。

この食事面については、また後日に説明することにしましょう。

 

まとめ

そんな風に、「なんか身体がかゆい」とか、「なんか眠たくなる」、「肌にトラブルが出る」、「リラックスすると、かゆみが出てくる」、「傷が治りにくい」みたいな、そんな現象ってよくあるように感じます。

そしてそれらは、肝臓が問題で起こるんだと。

 

そういう場合、肝臓を守ることが大切かなと思います。

繰り返しますが、特に季節の変わり目は、身体を冷やさないことですね。

6月でも、自分が「寒い」と感じれば、冬の格好をして出ることです。

特にアレルギー体質の人だとか、肌荒れ体質、季節の変わり目で不調を持ちやすい人は、暖かい格好をするといいかと思います。

 

ある意味、「気温変化に耐えられる、強い身体を作れ」というのは、私の中では不可能じゃないかと思います。

まぁ肝臓に余裕がある人なら大丈夫でしょうが、アレルギーや肌荒れ、不調を持ちやすい人は、元々肝臓が弱いタイプかなと。

なので、身体を作るよりも、先に服装をしっかりと着込むことかなと思います。

 

すると、季節の変わり目でも心地よく、エネルギーを高く過ごせるように感じます。

 

ということで今日は、肝臓を痛めていると出てくる症状と、メカニズムを解説してみることにしました。

今日はここまで~。

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