今日は、お金についてお話ししてみましょう。
「余ったお金の使い方」で、お金が増えるか減るかが決まる、というお話です。
「お金をどう使うか」でお金持ちになるかどうかが決まる
最近、投資についていろいろ考える機会があったんですよ。
で、投資の本質がようやく見えてきたように思います。
私たちは、お金が欲しいものですよね。
私はすっごい欲しいです(笑
でも、今までは結構精神的なお話ばかりだったじゃないですか。
今回は、そういう精神性を排した、現実的な考え方についてお話ししてみましょう。
究極のところ、「お金をどう使うか」でお金持ちになるかどうかが決まるように思います。
たとえば、生きるのに必要な生活費を別に確保しておいた上で、余った1万円があったとしましょう。
いわゆる、「自由にできるお金」ですね。
まぁこのブログを見ているぐらいの人なら、生活費を除いて1万円ぐらいの余剰資金は持っているかなと思います。
自由にできる1万円を、投資に使うか、浪費に使うか
で、「その自由にできる1万円をどう使うか」なんですよ。
その1万円を、増やすことに使うのか。
もしくは、減らすことに使うのか。
これがすべてのように思います。
そして、このお金を増やすことにお金を使うことを、「投資」と呼びます。
「投資」と聞くと、株式とか債券、不動産なんかを思い浮かべるかもしれませんが、他にも「自己投資」とか、「仕事の道具を買う」とか、「環境を整える」みたいなものも含まれます。
いわゆる、「そのお金を使うことで、将来的に収入が入ってきたり、価値が上がるもの」に使うことですね。
株式を買うのだって、「将来価値が上がる」とか、「配当が入ってくる」から買うものです。
同じように、自己投資だって、「将来自分の価値が上がる」とか、「収入が増えて入ってくる」から自分に投資すると。
一方で、生活に必要ではないお金を、減らすことに使うことを「浪費」と言います。
将来的に、価値が減ることや、支出が増えることにお金を使うことですね。
たとえば必要以上に立派なオーディオセットを買ったとしても、これは将来価値が減っていくものですよね。
他にも、見栄で排気量の高い車を買ってしまったら、維持費が高くついて、毎月の支出が増えるわけです。
これは実質、自由に使える収入が減ることと同義になります。
投資という発想がないと、こうなる
で、お金に縁のない多くの人が、余ったお金の使い方を知らないんですよ。
すなわち、「投資」という発想がないわけです。
一番よくある浪費例が、「貯金しよう」とか「生活費の足しにしよう」というものでしょう。
「貯金しよう」というのは、金利をしっかりと考慮していればいいんですが、そういう「運用としての貯金」という発想をしている人は少ないように思います。
確かにデフレ時代には、変なファンドに投資するよりも、郵便貯金で金利固定の長期定期預金が一番効率的だったでしょう。
でも、今のインフレ時代では価値が減っていくばかりです。
「未来の万が一のために貯金する」とか思う人もいるかもしれませんが、そもそもその1万円の前提は「余ったお金」です。
すなわち、「その1万円は、万が一のために使わなくてもいいお金」のはずなのに、「万が一」のためにお金を使っていることになります。
これは、その1万円を全く意味のないことに使っていることだと分かるでしょう。
もう一つよくあるのが、「生活費の足しにしよう」ということですね。
これも同じで、「生活費に使わなくてもいい、余ったお金」のはずなのに、「生活費の足し」にしようとしていると。
それって、「生活費」といういいわけを使った浪費ですよね。
「生活費の足し」と言うと、なんだか必要そうな響きに聞こえるじゃないですか。
でも実態は、全く必要のないもの、すなわち価値が減ることに使っている、ということです。
投資という発想をすると、こう考える
そうじゃなくて、余った1万円を、増やすことに使いましょうと。
たとえばその1万円を使って、書店で本を買って、学んだとしましょう。
それでスキルを身につけて、労力だと感じないような好きなことをして、本や漫画でも作ったとしましょうか。
一時的にしか売れないものではなくて、ニッチなジャンルで、大量には売れなくても、長期的に売れる本を作ったとします。
で、Amazonで電子書籍として売ったとしましょう。
そしてその本が月に2冊ほど売れるようになって、毎月500円の収入が、ほぼノータッチで得られるようになったとします。
なら、1万円が、「毎月500円」というお金の流れに変わったわけですね。
一見、「1万円を使って毎月500円なら、損をした。1万円の方がいい」とか思うかもしれません。
でも「毎月500円」は、年間では6000円になるので、1年8ヶ月で元が取れることを意味します。
すると、「1年8ヶ月後から、毎月500円ほど収入が増える」という投資になります。
投資の世界で考えると、たった1年8ヶ月で元本を取り戻すとか、結構な収益率ですよね。
株式配当とか、15~20年ぐらいでようやく元本を取り戻せるぐらいですから。
すると、「余ったお金1万円を使って、毎月500円を得る」という投資は、結構いい利率の投資だと分かります。
収益がどんどん増えていく不思議
そこで、さらにもう1万円ほど余った時に、もう1冊ほど、長期的に売れるようなニッチでマイナーな本や漫画でも作ったとしましょう。
ここで不思議なことに、「2冊目の本から初めて買った人が、1冊目の本を知って買う」みたいな現象が起きます。
すると、「2冊目は毎月500円になるけど、1冊目は毎月750円売れるようになる」みたいな相乗効果が起きて、毎月の収入が合計で1000円ではなく、1250円ぐらいになっちゃうんですよ。
すると、もっと収益率が上がって、早く元を取れるようになります。
そして、元を取った後に入ってきたお金を、さらに投資に回していくと。
こうすることで、複利的にお金を増やすことができるようになるわけですね。
先述したように、投資はAmazonで本や漫画を売るだけではありません。
将来的に価値が高まったり、収入が増えるものであれば、何でもかまいません。
精神性を高めることで、小さな幸せでも満足できるようになれば、支出は減りますよね。
それは「お金以外の価値を得られるようになった」のと同義で、支出が減った額ほど収入が増えたことと同じです。
仕事道具をいいものにすることで、より効率が上がることもあるでしょう。
環境をよくしてより健康になることで、ストレス発散の必要がなくなり、無駄な浪費を減らすことができるかもしれません。
それらの「自己投資」は毎月にしたら微々たるものに見えるかもしれませんが、実は結構短期で回収できるものです。
「長期的に受け取れる毎月500円を取るか、1回しか受け取れない1万円を取るか、どちらがいいか」の違いです。
投資というのは、そういう時間軸で考えて判断する、ということですね。
まとめ
結局のところ、人がお金持ちかそうでないのかというのは、なるべくしてその現状になっているように思います。
誰にでも、余った1万円はあるものです。
お金持ちになる人は、その余った1万円を増やすこと、すなわち投資に使うので、お金がどんどん増えていきます。
一方で貧しい状態の人は、その余った1万円を浪費するので、お金がどんどん減っていくだけです。
たとえ「お金持ちのお金をすべて取り上げて、全員に均等に分配する」みたいな強引な政策をしたとしても、5年後ぐらいには、ほぼ以前と同じ状況に戻っているでしょう。
すなわち、お金持ちは余ったお金を増やすことができるので、一時的にお金がなくなっても再びお金持ちになります。
逆に貧しい人は、お金を浪費するばかりなので、一時的にお金を得たとしても、しばらくすれば元のお金がない状態に戻ります。
お金持ちになるために大切なのは、お金そのものではない、ということです。
「余ったお金を増やすことに使う」という知識や知恵が重要なわけですね。
ということで、今日は「余ったお金の使い方」で、お金が増えるか減るかが決まる、というお話をしてみました。
今日はここまで~。