今日は、クリエイティブなお話です。
「こういうの欲しい」からビジネスを作ろう、というお話をしてみましょう。
どうすれば、ビジネスになるアイデアを思いつけるのか
「売れるアイデアってないかな」とか思うこと、あるじゃないですか。
自分にとって興味あることで、お金になりそうなことで、しかもモチベーション高くできることであれば、最高ですよね。
でも、なかなか思いつかないものです。
そういう場合、身近な「こういうの欲しい」というものを妄想してみるといいかもしれません。
これは、非現実的な妄想でかまいません。
むしろ、非現実的な方が、根本的な夢を確認できるかと思います。
すると、そういう妄想から、ビジネスになるアイデアが出ることもあるんですよね。
「ボイス用マイクロ収録スタジオ」という妄想
じゃあ実際に、私が過去に妄想した例を2つほど挙げてみましょう。
一つ目は、「ボイス用マイクロ収録スタジオ」です。
ネット声優・ボーカルさんが抱える問題
私がゲーム制作をしていたとき、ボイスはネット声優さんにお願いしていました。
でも、声優さんは自宅で収録するので、なかなか家で大声を出せないものなんですよ。
実家に住んでいるなら家族がいるかもしれませんし、マンションで一人暮らしでも、近所迷惑になったりすることもあるわけで。
それで、中には「近所迷惑にならないように、布団をかぶってボイス収録していた」という声優さんもいて。
それとか、ボーカルを自宅収録をする場合でも同じで、なかなか声を張れないものです。
スタジオなら声を張れるし防音も完璧なんですが、値段が高いし、気楽にリテイクをするわけにもいかなくて。
自宅で狭い防音スタジオを作るにしても、10万円ぐらいかかるので、やはりなかなか手を出しにくくて。
だから、「自宅で気楽に、声を張れる環境があればいいのになぁ」と、そういう欲求が強くあったわけです。
「低コストで願いを実現する」という欲求を形に
そういうときに妄想していたのが、上記画像のような「ボイス用マイクロ収録スタジオ」でした。
「ボーカルやボイスなら、声だけ防げればいいから、頭の上だけカバーして防音すればええんちゃう?」みたいな(笑
だから、防音材を敷き詰めた、密閉した箱を用意して、そこに頭を入れて収録するわけです。
当然中は真っ暗なので、スマホで照明代わりにして、ついでに台本や歌詞も表示させて。
マイクやヘッドホンは有線でもいいんですが、無線にすればより防音効果が高まります。
で、窒息しないように、適度なタイミングで収録を中断して、換気すればいいと(笑
後は、首回り部分の防音と、狭い空間での反響音を工夫できさえすれば、低コストで、なおかつ使いやすい「小さなボイス収録スタジオ」ができます。
実現可能かどうかはさておき、「なんか面白そう」、「もし実現できれば、売れそう」って思いますよね。
しかも、これは自分が欲していることだから、実現できればダイレクトに自分のメリットになって。
だから、モチベーションも高く作れるわけです。
まぁ私は声をメインにはしていなかったので、妄想だけで終わったんですが。
「立体ディスプレイを使った、リアルカードバトルゲーム」という妄想
もう一つ、もっと非現実的な妄想をご紹介。
「立体ディスプレイを使った、リアルカードバトルゲーム」です。
ほら、男の子向けの漫画やアニメとかで、モンスターとかを召喚してバトルするようなお話があるじゃないですか。
ポケモンとか、遊戯王とか、まぁいろいろあるかと思います。
そういう自分の子分を召喚して戦うバトルって、なんか白熱して面白そうじゃないですか。
「リアルに楽しみたい」という夢に気づける
「あれを、本気でリアルな演出をして楽しみたい!」というのが、その動機です(笑
実際に10メートルぐらいある立体ディスプレイで、目の前で自分の持つモンスターたちが戦うと。
そして私たちの命令を聞いて、シューティングゲームのように戦って、相手を倒すわけです。
これは戦っている自分たちが楽しむこともできますが、観客を楽しませることもできるのが大きな利点です。
まぁ言うなれば、「すごい!」と言われたいがための演出ですね(笑
ボクシングとかを楽しむのと同じように、派手なバトルを周囲に見せて、楽しませることができると。
こういうのも、コストとか技術とか関係なく、妄想するのって楽しいですよね。
妄想すると、自分が持つ夢に気づける
こういう妄想をできると、自分の持つ夢に気づけるんですよ。
このカードバトルゲームの場合、その根底には「リアルな迫力で、召還バトルを楽しみたい」という思いがあると分かります。
なら、その本質が分かっていれば、いろんな工夫が見つかるようになります。
そういう中から、ビジネスにできるアイデアも出たりするんですよ。
例えば「自分たちが楽しむ」という部分にフォーカスするなら、わざわざ立体ディスプレイで実現しなくても、VRとかARで実現してもいいですし。
「楽しませる」という部分にフォーカスするなら、大きいディスプレイやプロジェクターなどで代用するのでもいいかもしれません。
すると、自分が楽しみたいからこそ、モチベーションも出て、実現したくなるわけですね。
まぁ、私はカードゲームは全くのノータッチなので、完全に妄想だけで終わったんですが(笑
でも、こういう妄想が面白いんですよ!
まとめ
そういう風に妄想をすると、なんか面白いですよね。
たとえ非現実的なものだったとしても、それでいいんですよ。
その根底には、「こういうのができたらな」という夢があるんですから。
で、そういう「こういうのができたらな」というのをどんどん見つけられると、「あれもしたい、これもしたい」となります。
なら、自分にとって一番やりたいことをすれば、モチベーションも最高になりますからね。
その上、そんな「こういうのができたらな」というのは、今までリリースされていないようなものになります。
だから、ビジネスの種になりうると。
私が作った写真加工技術も、ストーリー技術も、やっぱり元をただすと「私がそういうのを欲していたから作った」ですからね。
そういう「こういうのが欲しい」という部分にフォーカスしてみると、いいビジネスアイデアが出るかもしれません。
ということで今日は、「こういうの欲しい」からビジネスを作ろう、というお話をしてみました。
今日はここまで~。