今日は、生き方のお話です。
「仕事内容を先に決める」から「1日4時間労働に決める」という発想転換もある、というお話です。
「歯車になれない人」の働き方
とあるところで、こういうツイートを見たんですよ。
それが、「仕事を8時間以上も、しかも毎日続けられるとか、私にはできない」みたいな。
これ、「歯車になるのが苦手な人」ならすごくよく分かるかと思います。
「社会で生きられる普通の人」なら苦でも何でもないんでしょうが、「他者から押しつけられること」が苦手な人にとっては、歯車になれないんですよね。
そういう場合、「仕事内容を先に決める」から「1日4時間労働でいいように仕事時間を先に決める」という発想転換をしてみるのもいいように思います。
すると、より心地よく生きられるかもしれません。
先に仕事内容を選ぶと、時間は最大化される
普通は、「自分が持つスキルや能力で、最大限の収入を得られるように、仕事を選ぶ。その後で仕事の時間を調整する」ですよね。
それは当然で、スキルや能力を最大限に生かして仕事をする方が、収入は増えるからで。
でもこの場合、「仕事の時間」を選べない、というか後回しになることが多いんですよ。
というのも、「収入は最大にする方がいい」という思い込みがあるので、「できる限り仕事時間を多く取る方がいい」となりやすいからで。
実際に、「収入が多い方が、生活は楽になる」というイメージですよね。
だから、「仕事時間を多くするほど、生活は楽になる」という論理になりやすいわけです。
でもよくよく考えてみると、「仕事時間を多くするほど、生活は楽になる」って、論理的にはおかしいでしょ。
だって、もし嫌な仕事をしている場合、仕事をするほど毎日は苦しくなるんですから(笑
好きなこととか、我慢ができる程度ならいいんですが、そうではない場合には成り立たなくなると。
先に「仕事をする時間」を区切る発想
その場合、先に「嫌な仕事をする時間」を区切ってしまう方が効果的なことも多いように思います。
というのも、先に嫌な時間を区切る方が、「残りの資源で、自由に豊かさを作る」という発想をしやすいからですね。
そもそも自分にとっての長所や強みは、「嫌な時間」に投下するのではなく、「自由な時間」に投下するものです。
「嫌な時間」は嫌なものなので、そこで「最大限の利益を得よう」とはする必要はありません。
「自分の特性やスキルを、嫌な時間に投下する必要はない」ということです。
だいたい、自分の強みで嫌なことをすると、「強み=嫌なことをするためのもの」になってしまって、自分の強みが苦しいものに関連づけられてしまいます。
自分の強みを自由に投下する
そうではなくて、自分の長所や強みを、「自由な時間」や「自発的な行動」に投下することで、より効果的に豊かさを増やす戦略ですね。
嫌なことではなく、自由で自発的なことに、自分の強みを使うと。
クリエイティブな人ほど、「自由で自発的にできる中で、豊かさを作る」ようにすると、元気も出るし、面白くなるように思います。
というのも、それは歯車にならなくてすむし、工夫して行動すればするほど、リアルな豊かさ得られるからですね。
それは押しつけられることではなく、自発的にできることだし、工夫がダイレクトに自分の豊かさにつながります。
だから、物質的にも精神的にも、「今、手元にあるものだけで、豊かさを作ってゆく」という発想ができるようになります。
それは新たな収益作りだけでなく、自炊とか、DIYとか、お金のかからない趣味に没頭するとか、「お金に頼らずに、工夫で豊かさを作ること」も、そういう「豊かさ作り」に含まれます。
これはある意味、そういう「身近で細かい、いろんな豊かさ作りを楽しめる」という人向けの戦略です。
「嫌な時間を減らす」という発想
そうして、「嫌な作業や時間を減らすこと」を優先することで、「自由を元に、様々な豊かさを作る」ことに注力できます。
「嫌な時間に好きなことを持ち込まずに、100%嫌なものにしていい」ということですね。
すると、うまく「嫌なことは減らす」という方向に向けられます。
一方で、「嫌な仕事をするほど、豊かになる」という発想の場合、「嫌なことをしなきゃ、豊かになれない」で、板挟みになっちゃうんですよね。
その場合、もし「得る豊かさ」よりも「得る苦痛」が勝ってしまうと、どうしようもなくなります。
そんな状態になってしまうと、自分の強みが「自分の人生をよくする原動力」にならずに、強みを発揮できなくなってしまうと。
結果として「我慢ができない自分は、豊かに生きられない」と絶望してしまって、死にたくなってしまうわけです。
まとめ
そういう意味でも、歯車になれない人は、まずは「嫌な時間を減らす」を優先してみるのも、一つの手段かなと思います。
自分の強みを、嫌な時間に投下しない、ということですね。
そのためには、生活レベルを先に落とす必要もあるでしょう。
でも、一度工夫して、がっつり生活レベルを落とせると、それだけ人生が楽になります。
変な見栄も張らずにすむし、それだけ「嫌なこと」に費やす時間を減らせますからね。
これは人によって変わるでしょうが、私の場合では1日4時間労働ぐらいだと、少々の我慢でもさほどストレスにはならないように感じます。
そしてその「嫌な時間は、嫌なことをする」と割り切って、自分の強みは投下せずに、「生活を成立させるための作業」とします。
で、「強みは自由な時間に投下して、そこで豊かさを作ってゆく」、「作った豊かさを元に、嫌な時間を減らしてゆく」というサイクルです。
まぁ、普通の人にはおすすめはできませんが、歯車になれない人には、こういう戦略も一つの手かもしれません。
で、こういう発想転換ができると、新たな道が見えるかもしれません。
ということで今日は、「仕事内容を先に決める」から「1日4時間労働に決める」という発想転換もある、というお話でした。
今日はここまで~。