本日、「プロット実例集」に、5分で楽しめる新作プロットインフォグラフィック「In the resort」を公開しました。
今回はノベルゲームみたいな、複数人攻略可能な物語で威力を発揮するプロット例になってます。
いわゆる、「複数人攻略可能の枠組み」というか、「ハーレムエンド(全員を助けてエンディング)」の典型例ですね。
ネタ帳第二巻では、作成例を一つしか作っていなかったので、今回別のものを作ってみました。
↑ 今回のお気に入りカット。
こういう「ハートを持つ」っていう象徴的な行動って、お気に入りだったりします。
いわゆる愛情を表現するには、いいデザインだなーと思っていたり。
↑ あと、右側の女の子のような、「女の子が体の前で手を組む」っていうポーズが好きだったり。
いや、これは完全に私の趣味です(笑
こういうポーズ、なんか「うわあ、すごい!」みたいな表情が出ていて、いいでしょ(笑
解説にも書いているんですが、今回のプロットは、最後の解決策となる前振りを、最初にしています。
主人公がなぜ最初に英雄でなければならないのかというと、その英雄の力を使って、新しい世界の人々を助ける、ということですね。
こういう「解決策の前振り」というのは、冒頭で配置されることが多いんですよ。
「シックス・センス」でもそうですが、主人公は最初の場面で重傷を負いますよね。
あれは全然意味ないように見えて、最後に「実はあのとき、死んでいた」とつながるわけです。
読み手は、読んでいると「冒険への誘い」の段階で物語に引き込まれるので、それまでの日常の世界を忘れちゃうんですよ(笑
だから、サスペンスでもミステリーでも、冒頭で解決へのヒントとか、前振りを置いておくことが多いんですよね。
ただ、冒頭では登場人物とかも全然登場していないので、必要な人物がそろっていない場合もあります。
その場合は、第二幕前半で配置することになります。
この辺りは、「ストーリー作家のネタ帳」の次巻(第四巻)で紹介する予定です。
まあそんな感じで、今日は新作プロットインフォグラフィックでお楽しみくださいませ。
今日はここまで~。