今日は健康のお話です。
「身体にいい食べ物」なんてない、というお話です。
ここ数日は急激に調子がよくなってきました
いや~、おかげさまで、だいぶよくなってきました。
肝臓は再生能力がすごいようで、回復し始めたら早いんですよね。
きっと、私の身体の中でも、余計な脂肪分を排出し終えて、炎症も治まってきたんだろうと思います。
なので、ここ数日は急激に調子がよくなってきています。
今までは、葉物野菜と鶏肉のシンプルなものばかりでしたが、ようやく少しずついろんなものを食べられるようになりました。
いや、アレルギー持ちの人なら分かるでしょうが、肝臓に負担を抱えたときって、糖質制限がすごい効くんですよ。
アトピー持ちの人とか、「砂糖と小麦粉を排除すれば、よくなる」とか聞いたことあると思うんですが。
なので、冬ぐらいからだいぶ糖質を食べていたんですが、今回再び糖質制限をして、「やっぱり糖質制限の威力はすごいな」と実感したり。
タンパク質変換の方が、肝臓的には負担が楽っぽい
ちなみに肝臓は「エネルギー変換・生成」という機能を持ちますが、「糖質を食べる」ことでも、「タンパク質を食べる」ことでも、どちらでもエネルギー源にできます。
だから、お米とかパンみたいな糖質を食べても、お肉ばかりを食べても、どちらでもエネルギーにできます。
それは、肝臓がその辺のエネルギー変換を担っているからですね。
で、きっと「糖質変換」よりも、「タンパク質変換」の方が、肝臓的には負担が楽なんだろうと思います。
だから、アレルギー時のように、肝臓に負担がかかっている時は、糖質制限をすると症状がだいぶ楽になると。
とはいえ、そういう食事的な制限はしんどいことも多いし、根本問題ではないので、冷え対策とかライフスタイル対策みたいな抜本対策が必要になるんですが。
身体にいい食べ物なんてない
そして、今回思ったのが、「身体にいい食べ物なんてないんだな」ということです。
だいたい、糖質を食べようが、タンパク質を食べようが、野菜だろうが、基本的に何を食べても体内で毒素となるアンモニアが生成されるし、解毒が必要になるんですよ。
だから、どんなものを食べても、消化時には多少なりとも肝臓に負担がかかると。
で、例えば「納豆は身体にいい」とか、「お酢は身体にいい」とか言いますよね。
でも実は、それは「大多数の人にとっては、それがいい」というだけで、「すべての人にそれがいい」というわけではないということです。
「納豆やお酢が身体に悪くなる」ということもある
例えば「血液はさらさらの方がいい」とか言いますよね。
だけど、肝臓を痛めると、血液が固まらなくなるんですよ。
胆汁がそういう血液凝固成分を作るんですが、その胆汁を作る胆嚢(たんのう)は、肝臓の支配下にあります。
だから、肝臓を痛めると血液が固まらなくなって、少しかきむしっただけで、それが傷や炎症になってしまい、簡単に皮膚炎になってしまうわけです。
そういう場合、納豆は血液凝固成分を壊すし、お酢は血小板を壊すので、血が固まりにくくなってしまいます。
だから、肝臓を痛めている人とか、アレルギーの人には、「納豆やお酢は、肝臓を痛めていて皮膚炎が出ている時には、食べない方がいい」ものになります。
確かに普通の人にとっては、「血がどろどろになりやすいから、納豆やお酢は身体にいい」かもしれません。
でも、そうでない人や状況もある、ということです。
「陽性食品、陰性食品」というイメージがよさそう
古い考え方に、「陽性食品、陰性食品」という発想がありますが、ああいうイメージです。
食べ物を陰陽で表現して、陽性食品とは陽の気を増やすもの、陰性食品は陰の気を増やすものとします。
そして、「陽性食品は身体を温めるもので、陰性食品は身体を冷ますもの」だと言えます。
すると、「季節や状況に応じて、必要なものをよりバランスを取れる」とできます。
私は伝統的な「陽性食品、陰性食品」の分類は気に入らないので無視していますが、イメージとしてはそういう発想ですね。
で、そういう感覚で食べ物と向き合う方がいいように感じます。
すると、「これが身体にいいから」と食べ続けるのではなく、季節や状況ごとに合わせて、豊かな食べ物を味わえるかなと。
まとめ
なので、今回の件で、「体のいい食べ物、というのはないんだな」と痛感しました。
私は酸味が好きなので、初期は普通にお酢を摂取していて、それでだいぶ回復開始が遅れましたからね。
それとか、ネットにある「これが肝臓にいい食材」というのも、だいたいが「ネットで簡単に調べたものを、誰もが転載しただけ」という、いい加減なものですからね。
「そりゃ、アレルギー持ちの人が、こういう情報を参考にしていたらより悪くなるわ」と思い知らされたというか。
昔はインターネットが出てきて「情報が得られるようになって、便利になった」ですが、今は「情報で稼ぐことがメインになりすぎて、ネットでは正確な情報は得にくくなった」と言えるように思います。
そういうこともあって、「これが身体にいい」、「これさえすればいい」みたいな方法論は、個性が強い人とか、例外的な問題を抱えた場合には、役に立たないことが多いように感じます。
そして、「こうするといい」という方法論を試してダメなら、原理を知って、そこから自分なりに対策する方がいいかなと思います。
すると、「自分が独自に持つ問題やトラブル」に対しても、うまく解決してゆけそうに思います。
ということで今日は、「身体にいい食べ物」なんてない、というお話でした。
今日はここまで~。