今日は、精神的なお話です。

先日紹介した「手のないピアニスト」の続きのお話です。

 

「手のないピアニスト」が、ついにオーケストラと共演!

両手のない15歳のピアニストがオーケストラと共演、その音色が美しすぎる!(IRORIO)

先日、手のないピアニストのことを紹介しましたが、ついにこの人、オーケストラと共演してしまったようで。

 

 

彼のいい紹介文があったので、ご紹介。

13才のとき、モーツァルトやヴィヴァルディの曲に魅せられて、どうしても自分で演奏したくなったという。

そんな彼を助けたのが、学校の音楽の先生と2人のクラスメイトだった。
先生はロマノフ少年に、ピアノで簡単なメロディラインを弾く方法を教え、クラスメイトは楽譜の読み方などを教えた。

ロマノフ少年の養父母は、学校でピアノを練習しはじめた彼に音楽的素質を感じ、すぐさま電子ピアノを買い与えたという。

 

まさに、楽しくて情熱的に打ち込んでいたら、いつの間にか独自のポジションを築いていた、みたいな流れですよね。

で、自分の「大好き」が周囲を動かすって、こういう流れなんですよ。

 

大好きなことは、周囲を巻き込む力がある

大好きなことをしている人には、周囲を巻き込む力があるんですよね。

学校の先生だって、「ピアノを弾きたい」と相談されたら、力になってあげたいと思うものです。

音楽に詳しいクラスメイトだって、「どうやったらこの曲を弾けるだろう?」と本人から相談されたら、教えたくなりますよね。

 

最初こそ、周囲は驚いたり、「無理だよ」と言うかもしれません。

でも、「それでもやりたい」という情熱が、周囲を動かしてゆくんだと。

 

別に、ハンディキャップなんてなくてもいいと思うんですよ。

ピアノが好きで、でもプロと比べると明らかに下手な人がいたとしましょうか。

で、他の素質として、「みんなと一緒に歌を歌うのが好き」とか、「子どもが好き」みたいな人がいたら、伴奏を担当して、子どもと一緒に歌えばいいと思うんですよ。

兄弟の子どもとか、親戚の子とかと一緒に歌わせてもらうと。

 

自分が心から楽しんでいると、人を楽しませる余裕が生まれる

すると、自分が心から楽しんでいると、人を楽しませる余裕が生まれるんですよね。

普通は「自分が熱中すると、他人のことはどうでもよくなる」とか、「わがままなことをすると、周囲が迷惑に感じる」とか思いますよね。

でも実際は、「自分が熱中すると、そこから生まれた豊かさを分かち合いたくなる」、「自分が好きなことをして満たされると、周囲にその豊かさを分かち合いたくなる」ってなるんですよ。

 

だから、子どもたちにも喜んでもらえて、どんどん近所の人に名前が広がっていって、周囲に影響を与えるようになると。

お金なんかもらわなくても、いいんですよ。

本人は「お金を払ってでもやりたいこと」なんですから。

それをやってるだけで、ストレス発散になって、楽しくて、満たされることなんですよね。

 

そんな風にどんどん影響力を広げていると、本人にとっては別にお金なんてどうでもいいのに、ついには「お金を払いますから、ピアノを弾いてください」って提案されちゃうんですよ。

自分が値段を設定しなくても、営業とか売り込みなんかしなくても、相手の方から頭を下げて「お願いします」と言ってくるわけです。

 

これが、好きなことでお金をもらうようになる流れです。

ピアノが下手でも、世間一般で言う「一流のピアニスト」になれなくても、影響力を与えることができる、ということです。

 

まとめ

好きなことをしている人って、なんか魅力があるんですよね。

で、そういう人を見ると、不思議と応援したくなるものなんですよ。

たとえその人が下手だったとしても、応援したくなるわけです。

 

例えば若者でも、「音楽が好きで、バンドを組みたい。だから他に欲しいものを一切買わずに、ケチとののしられても、欲しいエレキギターを買うために、お小遣いをずーっと貯めている」とか言われると、応援したくなりますよね。

すると、エレキギターを余らせている人がいると知ったら、「こういう子がいるんだ。いらないエレキギターがあったら、その子のために譲ってもらえないだろうか」とか、協力したくなるわけです。

お金を余らせていたら、「これを小遣いの足しにしろ」とか言えると。

楽器屋に知り合いがいれば、「こういう子がいるんだけど、安く売ってあげられないかな」とかできますし。

本気の姿勢が、私たちに「応援したい」という気持ちを作らせると。

 

それは逆もしかりで、私たちが大好きなことに向かって「自分は本気だ」という姿勢を見せれば、周囲は協力したくなるんですよ。

すると、周囲からどんどんと「応援します」、「私にできるのはこの程度ですが、助力します」という応援や提案をされるようになります。

で、気がついたら夢が実現していって、独自のポジションを築いている、ということですね。

 

私がゲームを作っていたときも、だいたいこういう流れでした。

いろんな幸運に恵まれて、実現できたんですよ。

今では私の人生も、そんな流れになってますが(笑

 

そんな感じで、今日は「手のないピアニスト」から、好きなことでお金をもらう流れまで語ってみました。

今日はここまで~。

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