今日は時代の流れについてのお話です。
今は「細切れに、定期的に」が心地よい時代、というお話です。
ヒット曲の長さが短くなってきている
ちょっとした記事があったので、ご紹介。
SpotifyやApple Musicなど音楽ストリーミングの影響でヒット曲がどんどん短くなっている(Gigazine)
記事の内容は、「ヒットする曲は、どんどん曲の長さが短くなっている」というお話です。
アメリカのトップ100にランクインした曲の長さを調べると、2013年では平均3分50秒だったのが、2018年になると平均3分30秒まで短くなったと。
そして、人気シングル曲でも、2分7秒とか2分4秒とかいう短い曲が、長期チャートに居続けるようになった、ということです。
こういう傾向って、これからどんどん出てくるかと思います。
すなわち、「短い方がいい」、そして「頻繁に(定期的に)味わえる方がいい」ということですね。
「細切れ時間に味わえること」が大切
この理由は簡単で、みんなスマホを使っているからなんですよね。
そして、スマホは主に、休憩時間とか待ち時間、移動中みたいに、細切れ時間に見ると。
だから、短い時間で味わえる方が扱いやすくて、受け入れられやすいわけです。
これは音楽だけでなく、動画とか漫画、小説、ブログ、ボイス配信でも同じかと思います。
私もよくウェブ漫画を見ますが、もう短い方が嬉しいんですよ。
「1ヶ月に1度更新で、32ページずつ公開」よりも、「1週間に1度更新で、8ページすつ公開」の方が、時間的に負担も軽くて、楽なわけです。
もう「2ヶ月に1度、72ページ更新」とかなると、「お願いやめて、そんなの時間内に見てられない」になっちゃうと。
「ライフスタイルに合わせやすい形」が大切
昔は、漫画でも「一挙72ページ公開!」とかすると、喜ばれたんですよ。
それは、例えば週刊誌でも月刊誌でも、1週間に1度とか、1ヶ月に1度しかその雑誌を買えなかったわけで。
それに、漫画の供給量も少なかったので、1つの作品をじっくり楽しめる時間的余裕があったんですよね。
でも今は、漫画にしろ動画、音楽にしろ、山ほど作品はあるし、毎日どんどん更新されている状態で。
すると、「ライフスタイルに合わせて味わいやすい」という形にする方が、受け入れられやすいと分かります。
そして今は、スマホを細切れ時間に見るので、短い時間で味わえる方がいいと。
まぁもちろんこれは、「毎日触れるもの」に限られます。
利益は「それらをまとめたもの」で作ればいいと。
漫画ならコミックスを売ったり、音楽ならアルバムを売ったり、ブログなら本にまとめたりするわけです。
そういうものは、「特別に好きなもの」なので、まとまった空き時間に楽しんでもらえますからね。
まとめ
なのでこれからも、そういう普段触れるものほど「細切れで、定期的に」というスタイルが増えていくかと思います。
その上で、特に好きなファン向けに、まとまったものを作って提供すればいいと。
今はもう「長い方がいい、分量が多い方がいい」というわけではない、ということですね。
もちろん長くてもいいんですが、最初から無理に長さを作らなくてもいいんだと。
そういうスタイルでもいいと分かると、作る側も「短くてもいいんだ」と気楽になれて、よりうまく提供してゆけるかもしれません。
ということで今日は、今は「細切れに、定期的に」が心地よい時代、というお話をしてみました。
今日はここまで~。