今日は少し珍しく、宗教について語ってみましょう。

宗教の宗派も「他力重視派:自力重視派=8:2」だと分かると、宗派の違いが分かりやすくなる、というお話です。

 

宗教の宗派は分かりにくい!

宗教って、いろんな宗派があって分かりにくいじゃないですか。

仏教だと天台系と真言系があったり、キリスト教だとカトリックとプロテスタントがあったり。

 

でも、実はこれが「他力重視派(多数派)と自力重視派(少数派)の違いでしかない」と分かると、どの宗教でも宗派の違いを理解しやすくなるかと思います。

すると、「人も宗教も、似たような性質の比率なんだな」と分かって、より適した教えや場を選べるかもしれません。

 

4つの性格分け

それを説明するために、今回も性格分け分類を使うことにしましょう。

私が提案している性格分類で、4つの性格分け(外向型と3つの内向型タイプ)があります。

↑ いつものこれです。

 

で、今回は左右の軸(社会維持型と境地開拓型)を見ます。

図の左側の社会維持型(外向型、高共感タイプ)は、工夫ができずに自力では突破口を見つけにくいけれども、社会で生きられるし、我慢ができるタイプです。

一方で、図の右側の境地開拓型(境地開拓タイプ、HSPタイプ)は、社会の歯車にはなれないけれども、自由が好きで、自分なりに工夫して改善してゆけるタイプです。

 

そして私の感覚では、社会維持型が多数派で、境地開拓型が少数派だという印象です。

比率は8:2でも、7:3でも、9:1でも、まぁ適当なところで区切ればいいかと思います。

 

社会維持型向けの宗派が多数派になりやすい

宗教の宗派もこれと似たようなもので、宗派でも社会維持型向けが多数派、境地開拓型向けが少数派になりやすい、ということですね。

 

で、社会維持型向けの宗派は、基本的に他力重視です。

「神様にお任せしなさい」、「神様の名前とか、忠誠を誓う言葉を語るだけで大丈夫ですよ」みたいに、「神様に任せれば、すべてうまくいく」というものです。

ある意味、「自分は何もしなくてもいいよ」という傾向が強いと。

そして巨大な組織を作って、上下関係や序列が厳格で、組織の力も強くて、戒律も厳しくて、金銭力もあって、政治力も強いことも多いんですが。

 

一方で境地開拓型向けの宗派は、基本的に自力重視です。

「自分で判断しなさい」、「あなたも神仏の一部ですよ。聖職者だけが特別なんじゃありませんよ」みたいに、「自分が主体だし、自分で決めればいい」というスタイルです。

ある意味、自由が好きなスタイルですね。

なので、組織も大きくしようとしないし、上下関係も希薄だし、戒律も緩くて、豪華さよりもシンプルさが好きで、個人個人が主体的に動く形になります。

 

日本仏教の場合

例えば日本仏教では、天台宗が多数派(社会維持型向け)で、真言宗が少数派(境地開拓型向け)です。

そして日本では浄土真宗が最大宗派でしょうが、まさにこれが「仏様にお任せしなさい」という教えです。

「南無阿弥陀仏」というのは、「仏様に帰依(きえ)します」という意味の言葉で、「その言葉を唱えるだけで、誰でも死後は極楽浄土に行けますよ」というものです。

とても楽で、素晴らしいでしょ(笑

 

一方で真言宗は、基本的に「いろいろ工夫して、好きにしなさい」なんですよね(笑

だから細かい教えはあんまりなくて、空海(弘法大師)のように「工夫をして、みんなに喜んでもらって生きる」みたいなスタイルです。

「知識よりも、一人一人の生き方が重要なんだ」というイメージです。

 

キリスト教の場合

キリスト教で言うなら、カトリックが多数派(社会維持型向け)で、プロテスタントが少数派(境地開拓型向け)です。

カトリックは、ヨーロッパ的な教会をイメージすると分かりやすいでしょう。

豪華な教会だし、序列も決まっているし、聖職者の地位も高くて、戒律もルールも厳しくて、お金も政治力もあります。

そして、例えば免罪符のように、「神様や聖職者にお任せすればいい」という傾向が強くなります。

 

一方でプロテスタントは、アメリカ的なイメージです。

おんぼろ教会で、序列もなく、聖職者もさして偉い身分ではなく、形式ばらないし、教会にはお金もないと(笑

でも、そこには自由があるし、「一人一人が自分なりの信仰(考え方)を持つことで、うまくやっていこうよ」という、違いを受け入れるスタイルがあります。

そして地位やお金がないからこそ、プロテスタントの「牧師」は好きでなければできないので、尊敬されるんじゃないかなと。

 

だからアメリカでは、プロテスタントが主流なんじゃないかと思います。

アメリカは開拓者精神を持つ人たちで作られた国なので、自由を重視する宗派が合っていたんじゃないかなと。

で、例えば黒人差別に対抗したキング牧師のように、無駄な序列を嫌うようにも感じます。

 

まとめ

こういう風に考えると、宗教の宗派を理解しやすくなるかと思います。

人間の性質と同じで、宗教の宗派構成も、他力重視と自力重視の違いがメインだということですね。

 

まぁもちろん、社会維持型向けの宗派の中にも、境地開拓型向けに近い宗派もあるものです。

例えば日本仏教で言うと、天台宗(多数派)の中でも、禅宗はだいぶ境地開拓型向けだと分かります。

そして禅宗もまた、天台系の中ではマイナーな勢力になります。

そういう風に、階層的に違いがあるわけですね。

 

まぁ真言宗(少数派)は呪術的だし、だいぶフリーダムなので、仏教で自由スタイルを学ぶなら禅がいいかと思います(笑

 

こういう風にとらえると、世の中について分かりやすくなるかと思います。

場や教えにも、いろんなスタイルがあるということですね。

すると「自分はこういう環境に身を置く方が、生き生きとできそうだ」と分かって、うまく場を調整できるかもしれません。

 

ということで今日は、宗教の宗派も「他力重視派:自力重視派=8:2」だと分かると、宗派の違いが分かりやすくなる、というお話でした。

今日はここまで~。

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