今日は健康日記です。

なぜ私が糖質制限にはまったのか、ようやく原因が分かったよう思うので、それについてお話ししてみましょう。

 

「その食べ方は健康なのか、不健康なのか」問題

世の中には、不可解で、矛盾していることってありますよね。

その一つに、「この食べ物は、健康的なのかどうか」ってことがあるように思います。

 

糖質制限でもそうですし、ヴィーガン(完全菜食主義)とか、偏食ダイエット、断食みたいに、いろいろあるものです。

ある人は「健康的になれる!」と言うし、ある人は「不健康になる」とも言ったりして。

それで、いろいろ議論されていて、議論は対立したままで、結局身体にいいのか悪いのか分からなくて。

 

ただ、私は最近、そういう考え方をしなくなりました。

最近の私は、「それは食べ物や食べ方の問題ではなくて、人間側の問題だ」と思うようになったんですよ。

すると、そういう「健康なのかどうか分からずに、対立している」という謎が一気に解決できたので、今日はそのお話をしてみましょう。

 

問題は糖質制限ではなくて、人間側にある

私はもう何年も前になりますが、糖質制限に出会って、実際にやってみると、もう感動したんですよ。

だって、すごく身体が楽になるし、すっきり心地よくいられるんですから。

 

その一方で、糖質制限が全然合わない人もいますよね。

それが苦しいだけだった、みたいな人がいるわけで。

 

私が思うに、それは「糖質制限が、人間にとって合うかどうか」という問題ではなくて、「その人間が、糖質制限に合うかどうか」と考える方がいいように感じます。

すなわち、問題は糖質制限ではなくて、人間側にあるんだと。

 

肝臓に問題を抱えて分かったこと

これを説明するために、私が先月まで抱えた肝臓についてお話ししてみましょう。

まぁこのブログでもよく触れていますが、私は先月まで、しばらく肝臓に問題を抱えて倒れていたんですよ。

それで分かったのが、私は生まれつき肝臓が弱い体質だったと。

 

肝臓の持つ機能の一つに、「エネルギー変換(代謝)」があります。

これは、食べて取り込んだ栄養素を元に、人間がエネルギーとして使えるようにしたり、体内に貯蔵できるようにしたりと、変換するシステムですね。

そして、私たちは主に、「糖質(米や小麦、穀物など)」と「たんぱく質(お肉や魚、卵など)」を原料として、エネルギーを生成できます。

他にも、身体に貯蔵した「脂質」を元にエネルギーを作ることもできるんですが、これは今回の主旨から外れるのでスルーしておきましょう。

 

で、これが私の仮説なんですが、人には「糖質を元にエネルギーを作るのが効率的な人(糖質代謝力が強い人)」と、「たんぱく質を元にエネルギーを作るのが効率的な人(タンパク質代謝力が強い人)」の2種類がいるんじゃないかと思います。

より私の体験を踏まえて言うと、「肝臓が強い人は、糖質代謝力も強い。だけど肝臓が弱い人は、糖質代謝力は弱くなる」ということですね。

 

だから、糖質制限が効く人もいるし、効かない人もいる

そして、私の場合、元々肝臓が弱くて、糖質代謝力が弱かったんじゃないかと思います。

一方で、タンパク質変換はしっかりと機能します。

だから、私は糖質主体だと身体が重たくなって、タンパク質主体(糖質制限)にすると、身体が軽くなったんじゃないかなと。

 

一方で普通の人は、普通に糖質代謝ができるので、糖質制限をしてもさほど変わらないわけです。

むしろ、甘いものが制限されて苦しくなったり、ライフスタイルから変えないといけなくなるので、毎日がしんどくなると。

 

これだったら、「糖質制限が大きく効く人もいるし、効かない人もいる」という謎をうまく説明できます。

問題は糖質制限ではなくて、人間の肝臓にあるんだと。

 

実際に、「アトピーなどのアレルギー持ちの人は、糖質制限が効きやすい(症状が軽くなりやすい)」という経験則がありますよね。

それはやっぱり、アレルギーは肝臓に起因していて、タンパク質代謝の方が楽にできるから、そういう現象が起きているのかなと思います。

 

「他の人の感覚」は分からない

これは人間の感覚側の問題なので、分かりにくいんですよ。

だって、「他の人の感覚」って、分かりませんからね。

 

実際に私も、糖質制限を始める前までは、よく「毎日、血をだらだら流しながら生きている」という感覚を持っていたんですよ。

当時のブログでもたまにそういう表現を使っていたんですが、まるで身体から血がどんどん出ているかのように、生きているだけで苦しいと。

 

私はそれを精神的なものだと思っていたんですが、ふと最近思うに、「それって肝臓の問題だったんじゃないの?」って疑えるようになりました。

私は肝臓が元々弱かったから、そういう症状を抱えていたと。

だから幼い頃からアレルギーも持っていたし、傷が治りにくかったり、あかぎれとか起きやすいし、揚げ物を夕食に食べた夜は、めまいがして眠れなかったと。

実際にこれらは全部、肝臓に起因する症状なんですよね。

もうね、私の中では、「だから私は、そういう現象を持っていたんだ!」と、謎が一本の糸でつながって、びっくりですよ(笑

 

「ああ、これが普通の人の感覚なんだ」という感動

ある意味、糖質制限を始めて身体が楽になったんですが、最近ようやく「ああ、これが普通の人の感覚なんだ」と分かったわけです。

「普通の人は、幼い頃から毎日これぐらい身体が軽くて、元気でいられるんだ」みたいな。

 

これはもう、私の中では大ショックだし、ちょっとした感動なんですよ(笑

だって、私にとっては、「毎日、血をだらだら流しながら生きている」という感覚が当たり前でしたからね。

なので私はよく、「他の人はよくこんな状態で生きられるな。みんな、なんて我慢強いんだ」と感じてましたから。

 

でも実際は、他の人はそんな苦しみなんてなくて、そもそも何も我慢をしてなかったんですよ(笑

だって、みんな肝臓がうまく機能しているんですから(笑

それは、「私の肝臓」が問題だったからですね。

私は「自分の肝臓は、他の人のように強くない」という事実や個性に気づかずに、他の人と同じように食べていたので、そういう「血を流しながら生きている」という感覚だったと。

 

気づいた瞬間、笑ってしまうようなもの

なんと言うか、気づいた瞬間、笑ってしまいますから(笑

それは、精神力とか我慢力の問題じゃなくて、肝臓の問題だったと分かったからですね。

ある意味、こじれていたというか、原因を誤認していたわけです。

「こっちが原因かよ!」と、ツッコミを入れたくなる気分ですよ(笑

 

だから、私は糖質制限に出会って「これすごい!」と感じるんですが、一方で他の人は、それほどではないことがほとんどだったと。

それは、普通の人は、普通に糖質代謝が働くので、無理に糖質制限をする必要はないんですよね。

糖質主体でも、肝臓はしっかりと働きます。

胆汁は生成されるし、傷もすぐに治るし、解毒作用も働くし、遅延アレルギー反応も出ないし、食べ物にさほど気を遣わなくても、毎日を元気に過ごせると。

だから、大多数の人にとっては、糖質制限なんてしなくてもいいんだと。

 

まとめ

そういう風に考えると、糖質制限とか、ヴィーガン(完全菜食主義)とか、偏食ダイエット、断食みたいなものを、うまく本質をとらえられそうに感じます。

それは「人間にとっていいかどうか」ではなく、「その人の内臓や個性に合うかどうか」ということですね。

 

で、大多数の人は、そんなのしなくて大丈夫だと。

ただ、一部の人は、それが絶大な効果を発揮して、体調がよくなるわけです。

 

これが分かると、「無理にしなくていい」、「無理に押しつけなくていい」と分かると思います。

そして、「こういう内臓問題を抱えた人には、こういう食べ方が効く」みたいに、必要な人だけ用いればいいかなと。

 

あと、私のように、「原因の誤認」というのは結構あるように思います。

自分の内面的な苦しさとか、精神的な問題だと思っていることでも、「実は内臓の問題だった」ってことですね。

そういうアプローチもあると分かると、別の解決策とか、希望が見えるかもしれません。

 

ということで今日は、なぜ私が糖質制限にはまったのか、ということについて解説してみました。

今日はここまで~。

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