今日は、ビジネスっぽいお話です。
「当初の予想と全く違って、悪い方向に動けば即撤退」、というお話をしてみましょう。
早期募集終了の舞台裏
昨日、「メインプロットを作って欲しい!」という人を募集したじゃないですか。
で、公開後半日もしないうちに募集終了となりました。
一瞬、「そんなに集まったの!?」とか思うかもしれません。
でも実際は逆で、これがもう予想を外して全く募集がなかったんですよ(笑
だから「あ、こりゃダメだ」と、さっさと撤退することにしたわけです(笑
私からすると、今までの作家向け記事の反響度を考えれば、ある程度の量で応募はあるんじゃないかと思ってたんですよね。
でも、ふたを開けてみると、予想とは正反対だったと。
おそらく、直接のやりとりはストレス度が大きいから、近づけない要因になったのかな、とも思うんですが。
いろんなことをしていると、こういう予想を外すことは、よくあるんですよ。
悪い予想がいい方向になる場合もよくありますが、今回はその逆で、狙ったはずが全然当たらなかったことになります。
そして私の場合、こういうときは、もう何も考えずに撤退します。
いわゆる、「当初の予想と全く違って、悪い方向に動けば即撤退」ですね。
損切りできない人は、いつか破滅する
投資の世界では、損切り(ロスカット)という考え方があります。
よりよい収益を得るには、「利益を大きくすること」と、「損失を小さくすること」の二つが必要になります。
で、投資の世界では、「損切りができない人は、お金持ちになれない」と言われています。
これは考えたらすぐに分かると思いますが、投資をして全く予想と違う方向に進んだ場合、そっちの方向での細かい計画は考えていないものなんですよね。
「大まかな方向性は合っていて、小さな軌道修正」なら、その方向に進みながら調整すればいいんですよ。
でも、「大まかな方向性からして間違っている」という場合、もう対策の取りようがないことがほとんどなんですよね。
それが損失となる方向性なら、なおさら対策が準備できていないことがほとんどです。
で、損切りができない人は、ずるずると含み損を抱えていきます。
おそらく、そういう人は「自分の考えが間違っていた」と認めるのが怖いからじゃないかと思うんですが。
そして、「いつか方向性が反転する」と淡い期待を持ち続けます。
もし運良く10回に9回ほど方向性が反転して結果オーライになったとしても、残り1回で致命的なダメージを受けて、破滅するわけですね。
「損失を手放せない」というのは、それぐらい恐ろしいことなんだと。
損切りを一番しやすいのは、「ふたを開けた直後」
そして、損切りを一番しやすいのは、「実際にふたを開けた直後」なんですよね。
ふたを開けてだいたいの方向性が分かった後でも、撤退せずに流されてしまうと、次第に「取り返したい」という気持ちが強まって、引き返しにくくなります。
例えば学校のサークル活動で、興味があってその部室まで訪れたとしましょうか。
で、その扉を開けた瞬間に、「あ、ここは思っていたところと違った」って直感で分かることがあるじゃないですか。
そういう場合、その場で即座に「すみません、間違えました」と引き返した方がいいわけですね。
その一番引き返しやすい場所が、「扉を開けた瞬間」なんですよね。
まだそこでは、ほとんど損失は発生していないんですから。
もしここで引き返せないと、自分にとって貢献もできないし、喜びも得られない人たちとの接点ができてしまいます。
すると、ずるずると嫌な活動を続けてしまい、時間もお金も精神力も浪費してしまうことになります。
まとめ
そんな風に、いつ撤退するかは、戦略を考える上で一番重要なことじゃないかと思います。
で、当初思っていたことと全く違えば、即撤退ですね。
そして、そこから再度戦略を練って、挑めばいいんですから。
何か新しいことを始めようとする場合、これを頭に入れておくといいかと思います。
すると、損失を小さく抑えられるので、他の活動に挑戦できるようになります。
全てがうまくいくことなんて、ありませんからね。
というよりも、戦争でもビジネスでも、何でも永遠に続けることはできないものです。
どんなことでもいつかは100%撤退しなければならないものなので、撤退の上手さが大切になるんですよね。
ってことで、いろいろやってるところです。
やっぱり直接のやりとりではなくて、本とか作品を通してのコミュニケーションの方がよさそうだな、と思ったり。
いや~、やってみて初めて分かることも多いものですね。
あ、ちなみにもしプロット作り、もしくはプロットチェックをして欲しい場合、個別にお問い合わせくださいませ。
大きな募集はしませんが、やらないわけでもない、というスタンスで。
ということで、今日は「当初の予想と全く違って、悪い方向に動けば即撤退」、というお話をしてみました。
今日はここまで~。