今日は、クリエイティブなお話です。

「投資をする」という発想を持とう、というお話です。

 

「楽しいことにお金をかけられないなんて、地獄」という地獄

ブログの再開で、ここ数日は「大好きなことで、自由に生きていく」ための基本的な戦略を語っていますが、今日もその続きです。

昨日の記事で、「お金を『使って』大好きなことをしていたら、お金がどんどんなくなっていって当然」って触れましたよね。

でも、ここでこう感じる人もいるかと思います。

「あれだけ仕事で嫌なことをしたのに、楽しいことにお金をかけられないなんて、やってられない。そんなことすると楽しいことがなくなって、何のために生きているのか分からなくなる」という恐怖ですね。

「旅行にも行けないし、温泉にも行けなくて、おいしいものも食べられないなんて、そんなの本当の地獄だ!」みたいな。

 

ほら、よくあるでしょ、「癒やされたい」と思うような時が。

仕事帰り、夜遅くに一人でとぼとぼ歩く時とか、嫌な人間関係から離れられずに、疲れ切ってしまった時とか。

そんなとき、「温泉でも行きたい」とか、女性なら「愛されたい。守られたい」とか、「暖かい気分にさせてくれるものが欲しい」とか感じるものですよね。

 

どうすれば、お金を浪費するドツボから抜け出せるのか

こういう状態の場合、「疲れを癒やすこと」と「楽しむこと(疲れが癒えた後にやりたいこと)」がごっちゃになってしまうんですよ。

本来、「疲れを癒やすこと」は、文字通り寝たり休んだりと、回復するためのものです。

一方で、「楽しむこと(疲れが癒えた後にやりたいこと)」というのは、「人生でこれをやりたい」と言える、意味ある活動のことです。

回復は必要ですが、「人生でそれ(回復すること)を目的にしたら、なんかおかしいことになりそうだ」と分かります

「私は休日に寝るために働いてます!」とかいうのは、変だとすぐに分かるものです。

 

でも、日々の仕事とかプレッシャーに疲れきってしまうと、これが分からなくなっちゃうんですよ。

すなわち、「お金があれば、もっと癒やされるのに」と感じるようになってしまうわけです。

そして「嫌な仕事をする」→「癒やされること(気が晴れること)にお金を使う」→「もっとお金があれば、もっと気が晴れる」→「頑張って、もっと嫌な仕事をする」という、ドツボのスパイラルにはまってゆくわけですが。

こうして、嫌なことから逃げられなくなってしまうと。

 

じゃあ、どうすればこのドツボから抜け出せるのか。

そのために、今日は「投資をする」という発想を持とう、というお話をしてみましょう。

この「投資をする」という発想を持てれば、目先の浪費を止めることができて、本当に必要なものにお金をかけられるようになるかと思います。

 

上手な「お金の使い方」って?

昨日も触れましたが、「学校では教えてくれない、人生で大切なこと」ってありますよね。

その中の一つとして、「お金の稼ぎ方」と「お金の使い方」ということもあるように思います。

「お金の稼ぎ方」については今回は主題ではないので見送ります。

今回は、「お金の使い方」について、ちょっとお話ししてみましょう。

 

お金には、上手な使い方と、下手な使い方があります

お金は上手に使うと、「自分にとっての資産」が増えます。

逆に下手に使うと、「自分にとっての資産」が増えないどころか、失われていきます。

で、結論から言うと、豊かさに対するコストパフォーマンス(費用対効果)の高いものを買いましょうよ、ということです。

 

「お金を使う」ということは、「見えない資産を増やすこと」

昨日の記事で、「見えない資産」が大切なんだ、って言いましたよね。

「見えない資産」というのは、私たちが持つ、お金以外の価値ある豊かさです。

 

お金は何らかの商品やサービス、体験を買うために使うものなので、お金を使う場合、必ず何かしらの「見えない資産」を手に入れることになります。

だから、「お金を使う」ということは、「見えない資産を増やす行為」だと言えます。

食べ物を買う場合、「健康」や「生命の時間」という資産を得ているのかもしれませんし、温泉旅行に行く場合、「回復」や「体験」という資産を得ているのかもしれません。

これが分かれば、「お金を使うこと」というのは、全て投資になると分かります。

投資とは、将来価値になるものにお金や資源を投入することですからね。

 

「お金を使うこと」を、「投資をする」と言い換えてみる

じゃあ発想を変えて、全ての「お金を使うこと」を、あえて「投資をする」と言い換えてみるとどうでしょう

コンビニでお菓子を買う時にも、「お菓子を買う」のではなく、「私はこのお菓子に投資する」と言ってみます。

旅行に出る時にも、「旅行を買う」のではなく、「私はこの旅行に投資する」と言ってみるわけです。

 

すると、そのお金を使うことに対するリターンに目が向くようになります

株式でもビジネスでも自分の才能でも、何のために投資をするのかというと、将来的なリターンを得るためですよね。

お菓子を買うことにしたって、それで誰かが喜んだり、自分の欲求を満たすというリターンを望んでいるわけですから。

 

ちゃんとしたリターンがあるなら、積極的に買うことができます。

でも、リターンがないものや、少ないものには、極力お金を使いたくないですよね。

すなわち、豊かさに対する費用対効果(コストパフォーマンス)を意識できるようになります。

 

多くの人が、幻想だけでお金を使っている

実は多くの人が、このリターンの大小(豊かさに対する費用対効果の良さ)を考えていないんですよ。

言い換えると、豊かさに対する費用対効果があいまいなまま、「これを味わえると、きっと幸せになる」という幻想を抱えて、商品やサービスを買ってしまうと。

ほら、よくあるでしょ、テレビでも雑誌でも、きれいな映像や音楽で「これがあると、こんなに幸せになれるなんて」、「誰もがうらやむ、このステータス」みたいに妄想を抱かせるような商品・サービスが。

だいたいああいう幻想的CMを使っているものほど、費用対効果が落ちるんですが。

 

でも、ここで「私はこれに投資する」と考えると、冷静になってリターンの大小に目を向けることができます

だって、投資先はいくらでもありますからね。

例えば疲れを癒やしたい場合、私たちにはいろんな選択肢があります。

温泉旅行に行くこともできるし、フランス料理のフルコースを食べることも、ソシャゲのガチャを回すことも、家でゆっくり寝ることも、ジョギングやウォーキング、読書をすることもできるわけです。

なら、同じ程度の疲れを癒やすことができれば、ソシャゲのガチャで10万円使うよりも、ゆっくり寝て、ジョギングかウォーキングでもして、そしておいしい食事を作って、読書をして楽しむことで済ます方が費用対効果は高そうだと分かります。

 

私はウォーキングや料理が趣味なんですが、なんでこの趣味を選んだのかというと、お金がかからないからなんですよ(笑

特にウォーキングなんて、ちょっといいウォーキングシューズを買うだけで、後はタダですからね。

でも、健康でいられるし、30分も歩けばドーパミン(脳内のやる気物質)も出るのでモチベーションも上がって、ブログや本を書きまくれるし、食事もおいしく食べられて、心地よく疲れて夜もぐっすり眠れるわけです。

それとか、(私は山口県在住なので)瀬戸内の海や山の自然に触れて癒やされるし、最近は歩きながら野生のラズベリーを見つけて「うまー!(*゚д゚*)」と味わったり、野生のびわを「甘~いっ(*´ω`*)」と味わったりと、すっごい楽しめるわけです。

そんな風に、癒やされた上に楽しめて、費用対効果は果てしなく高いんですよ。

 

リターンを考えると、費用対効果の低いものには手を出さなくなる

なら、費用対効果の低いものは、手を出さなくなりますよね。

「そんなにお金をかける価値はないや」と分かって、安く価値あるものを手に入れることができます。

 

これは、「高価なものを買わない」ということではありません。

あくまで費用対効果を見ているので、「効果があれば、どんな高価なものでもそれを選ぶ」ということです。

 

こういう投資の感覚がないと、「高いものほどいい」と思い込むようになるんですよ。

よくいるでしょ、「高級車がいい」とか「高級店がいい」、「フランス料理のフルコースがいい」、「ブランドものがいい」、「人気のものがいい」と、盲信している人が。

そして自分のスタイルに合っているのかも考えずに、不適切なものを買ってしまうと。

 

まとめ

そんな風に、「投資をする」という発想があれば、お金の上手な使い方ができるように思います。

投資額に対するリターンはどれぐあいあるのか、すなわちコストパフォーマンス(費用対効果)は優れているのか、ということですね。

これが分かれば、浪費を止めることができて、本当に必要なものにお金をかけられるようになるかなと。

 

とても基本的な考えですが、こういうのを教えてくれる人も、教わる機会もなかなかないでしょ。

この「投資をする」という感覚を日常の中に組み込めれば、投資マインドが育ちます。

すると、自然と「額面以上に価値があるもの」ばかりを買うことができるようになるかと思います。

 

ということで、今日は「投資をする」という発想を持とう、というお話をしてみました。

今日はここまで~。

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