今日は、まさにタイトルのようなお話です。
私が見てきたり実際にやってきた経験則として、近道をしようとすればするほど、遠回りになるものなんですよね。
逆に、「遠回りでもいい、行こう」と覚悟ができたら、実はそれが最短距離だったりするもので。
「最短距離」は、「誰かが敷いたレール」
というのも、「最短距離」というのは、競争率がすごいんですよ。
そして、だいたいそういう最短距離というのは、他の誰かが演出して最短距離に見せている……つまり、「他の誰かが敷いたレールを歩く」ことがほとんどなわけで。
でも、これは世の中の一つのルールとしてあるのが、「ルールを作った者が、最も儲ける」という法則があります。
まぁこれは当然で、ルールを作る人が一番儲ける仕組みを作るのは当たり前ですよね。
ビジネスにしろ、国家にしろ、金融システムにしろ、宝くじにしろ、ギャンプルにしろ、ありとあらゆるものは、「ルールを作った人」に最もメリットが生まれるようになっているものです。
だから、「最短距離」というのは、実はほぼ確実に「最短距離だと華々しく演出されている」だけなんですよ。
演出しているのは、それによって最も儲かっている人や組織ですね。
「遠回りをしていい」と思うと、「好き」を基準に判断できる
逆に、「遠回りをしてもいい」と覚悟を決めたら、必ず「なら、好きなところに寄っていこう」ってなりますよね。
旅行でも、急ぐことを忘れたら、「目的地まで行くのが目標だけど、ちょっとここに寄っていこう」とかなりますよね。
そういう「ここに行ってみたい」というのは、「好きな道を歩く」ということですよね。
だから、ワクワクして、楽しく目的地に向かえるわけです。
すると、面白くて、楽しくて、あっという間に目的地に着いた感覚になると。
そういうのを繰り返していると、結果的に最終目的地にまで楽しく、モチベーションも高く、たどり着けたりするものなんですよ。
「寄り道」こそが旅の醍醐味
実際、旅行でも、「最短距離で回る旅行」なんて面白くないでしょ。
目的地に着いたら、休んだり観光する暇もなく、さらに次、次と「目的地に行く」だけの旅行とか、つまらないですよね。
「この道、どうなってるのかな」とか、「あのお店、雰囲気良さそうだから、ちょっと入ってみよっか」とか、そういう寄り道こそ面白いもので。
そしてそういう場所にこそ、掘り出し物とか、新たな発見があったりするものですよね。
まとめ
私が知っている人でも、最短距離にこだわる人は、ほぼ例外なく停滞しているものなんですよね。
逆に、「迷路の行き止まりを塗りつぶす」ぐらいの人の方が、最初は迷ったり引き返したりしていても、ある時期から必ず頭角を現すような印象があります。
ということで、何かを達成したい場合でも、あまり「最短距離」にこだわらなくてもいいかなと思います。
人生も同じで、「遠回りになってもいいや。ここにも行ってみたいな」と、旅の途中を楽しむぐらいの方が、いいかな~と思います。
すると、結果として、最短距離よりもはるかに早く、目的地につけるものなんですよね。