最初にご連絡~。
明日、「恋愛物語の作り方」をリリース予定です。

お楽しみに!

 

今日のお話は、「楽しいことが長続きしない」場合の対処法

以前、「楽しいことが長続きしない。どうしたらいいんだろう」という質問を受けたので、ちょっとここで一つの考え方を紹介してみましょうか。

まぁこれにはいろんな考え方があるんですが、楽しいことって、長続きするものでも、長続きさせるものでもないと思うんですよ。

例えば私の場合、一つのことを3ヶ月以上もできないタイプです。
「3ヶ月坊主」だと思えばいいでしょう。
人によっては3日のこともありますし、3年の場合もあるでしょう。

それどころか、私は「同じことを何度もできない」という性格なんですよ。

私はゲーム制作でも1年とか2年とかかけて一つのことに集中しているように見えるでしょうが、ずっと違うことをしているからそれだけ長期間持つわけですね。
つまり、私の場合は3ヶ月経ったら別のことをするように、スケジューリングしているわけです。

最初の3ヶ月はシナリオをやって、次の3ヶ月は背景をやって、次は演出、最後にリリース準備……みたいな。
そういう風に、自分の特性を知ることで、たとえ三日坊主だったとしても、上手く楽しく回せることはできると思います。

 

集中力が続かなくなる「歯痛(はいた)の原理」

ただ、それでも「続かない」という人はいるものなんですよ。

それはなぜかというと、「他にやらなきゃいけないことが残っている」ことがあるからですね。

これを、「歯痛(はいた)の原理」と言います。

例えば、歯が痛いとしましょうか。
そういう状態で、楽しいことをしようとしても、歯が痛いと。
すると、何をしようとしても、集中できませんよね。
実際、歯が痛かった時を思い出すと、そうだったでしょ。

それと同じで、「他に何かやらなきゃいけないこと」が残っている場合、歯痛と同じで集中できなくなるものなんですよ。

その「他にやらなきゃいけないこと」というのは、いろんなものがあるでしょう。
部屋の掃除をしなきゃいけないとか、頼まれごとを済ませないといけないとか、「やらなきゃな」と思いつつも、ずっと先延ばしにしていたこととか、そういう多くのことがあるものです。

そういう「やらなきゃいけないこと」を無視して「楽しいことをしよう」としても、楽しめないようにできているんですよ。

歯が痛ければ、さっさと歯医者に行かないと、ずーっと痛みが取れないどころか、痛みはどんどん増えていって、もっと集中できなくなるわけです。
すると、「歯医者に行かなきゃ」と心残りになりますし、暗い気持ちになりますし、本来は楽しいことなのに、純粋に楽しめないわけです。

 

やり残したことを対処すると、集中できるようになる

そのためにも、長続きしない場合は、「自分は何をやり残しているんだろう?」と自分に問いかけてみるといいでしょう。
メモ帳とペンを持って、思いつくままに書き出してみるのもいいでしょう。

最初は小さな「やり残したこと」が出てくるでしょうが、それを一週間ぐらい続けていると、次第に根源的な「やり残したこと」が見つかるものです。

それは、昔、ひどいことを言って離ればなれになってしまった人に連絡を入れて、「ごめん」と謝ることかもしれません。
誰かに「ありがとう」と伝えることかもしれません。
誰かに言われて傷ついた言葉を思い出し、当時泣けなかったことを、今泣くことかもしれません。

そういう「歯痛の治療」が必要になるわけですね。
ですが、この手間をかければ、歯痛は消えるものです。

すると、自然と楽しいことに集中できるようになるものなんですよね。

 

刺激的な楽しみよりも、自発的な楽しみを味わう方が健康的

「楽しいこと」をしないと、人は「刺激」に走るものです。
それは、アドレナリンをどうやって出すか、という次元になるわけです。
例えばバンジージャンプとか、スカイダイビングとか、そういう刺激性のあるものですね。

これはこれで楽しくていいんですが、こればっかりだと「刺激中毒」になってしまうわけです。
そして「刺激だけを求める」の究極の形は、「覚醒剤打てばいいや」ですからね。
これは危険ですよね。

一方で、「楽しいこと」というのは、「じわーっとした喜び」みたいなものなんですよ。
これはドーパミンをどうやって出すか、というものですね。

これは、例えばカメラが好きなら、カメラを丁寧に掃除して、綺麗になったのを眺めてにまーっとするような、そんな喜びです。
私とかは、ゲームとかが完成したら、半日とか一日中でも、そのパッケージを眺めながらニタニタできるわけです(笑

こういうのが「楽しいこと」ですよね。
そして、これは中毒になると、もっともっと自発的に行動できるようになるという、結構いい作用をもたらしてくれるものだったりします。

アドレナリンは戦闘時や非常事態に出すもので、ドーパミンは自発的に行動をする時に出る脳内ホルモンだと思えばいいでしょう。

そういうドーパミン系のホルモンを出すには、「自発的に行動をする」ということが必要なわけです。

 

まとめ:全てを自発的にできるように、やり残したことを済ませよう

「やり残したこと」というのは、「自発的に行動をする」ことを妨げているものですよね。
自発的に行動しなかったから、やり残しているわけで。

だったら、そういう「やり残したこと」、「他にやらなきゃいけないこと」を徹底的に片付けることですね。
つまり、虫歯を徹底的に治療すると。

そしてすっきりした時に、驚くほどすがすがしく、そして集中できる力を持っていることに気がつくかと思います。

私は特に、雑用でもすぐに片付けるタイプなんですよ。
というのも、用事を残していると、それだけで集中できなくなるタイプでして。

逆を言うと、徹底的に用事をなくしたら、後は「やりたい」しか残らないわけです。
もうこれは気持ちいいですよ~。
驚くほど、「あれもやりたい」「これもやりたい」って出てきますから。

ということで、何事も長続きしない場合は、やり残したことをやってみることをオススメします。

今日のお話はここまでっ。

この記事をシェア:
Share