さて、今日は「プロになる」というお話でもしてみましょうか。
「プロの○○になりたい」みたいな夢があるものですよね。
「でも、いつになったらプロになれるの?」ってお話です。
「プロかどうか」は、自分ですぐにでも決められる
で、もう回りくどい説明はしんどいので、結論から言いましょうか。
私が提案する「プロになる時」っていうのは、「自分はプロだ」と自分で思った時です。
すなわち、「自分はプロなんだ」と今すぐにでも思い込みましょうと。
そうすれば、その瞬間から、その人はプロになりますよ、ということです。
たとえ自分の作品で一円も稼いでいない状態だったとしても、そう自分で受け入れた瞬間、プロになりますよ、と。
だから、そこで苦しまずに、すぐにでも乗り越えましょう、ということですね。
まあ、世間一般で言うと、「ある程度お金を稼げて、それだけで生活できるようになったら、プロ」、「ある程度社会的に認められるようになったら、プロ」みたいな雰囲気はあるものですよね。
それはそれでいいんですが、それらも突き詰めて考えると、結局は「『自分はプロだ』と思った時に、人はプロになる」ってことになるんですよね。
「十分にお金が稼げるようになったら、プロになる」って、本当?
まずは、「お金を稼げて、それだけで生活できるようになる」っていう場合を見てみましょうか。
例えば私が電子書籍を書いて売って、月に10万円、収入ができたとしましょう。
すると、私が物価の高い東京に住んでいたら、それでは生活できませんよね。
でも、田舎で家賃も安くて、物価も安い場所に住んでいたら、普通に生活できますよね。
だとすると、田舎で暮らしていたら私はプロの作家になって、東京で住んでいたらプロではなくなるわけです。
もっと言うと、たとえ月に収入が1万円ぐらいだったとしても、日本では暮らせなくても、物価の安い国なら余裕で暮らしてゆけるわけです。
世界の半分の人は、1日に2ドル以下(1ヶ月で6000円以下)で暮らしているんですからね。
すると、極端な話、「お金の額」を基準にすると、ある家に住んでいたらプロ、国境をまたいで、隣の家に移ったらプロではなくなる、という変なことも起こりえますよね。
1ヶ月に1万円でも稼いでいれば、アフリカの貧しい地域の人たちからすれば、周囲の人たちから「それで稼いでいるプロだ」と間違いなく認められますよね。
それは言い換えると、「プロになるかどうかで重要な要因は、物価だ!」って言うことになるわけです(笑
なんか、それってイメージとは違いますよね(笑
そして結局、「どの国の物価を基準にするのか」は、自分が決めてることですよね。
1円も稼いでいなかったとしても、例えば農家で農作物ができずに、その年は赤字になったら、その年はプロではなくなるのか、みたいなことにもなりますよね。
「いや、去年は稼いだし、来年は元に戻るはずだ」みたいなことがあるでしょうが、どのみちその「基準」は、自分が決めてることになるものですよね。
「認められたらプロになる」って、本当?
で、「ある程度社会的に認められたら」とか、「人に認められたら」というのも、その「認める人」って誰?ってことになりますよね。
その人の友人が、「あんたプロや」と認めたら、プロになるのか。
それとも、その道の権威が「貴方はプロだ」と認めたら、プロになるのか。
その「認める人」は、結局その人自身が決めることですよね。
まあ免許制度があるものであれば、免許を基準にしてもいいんでしょうけど、それでも「免許をもらう直前」と「免許をもらった直後」では、その人の能力は全く変わってないわけじゃないですか。
「その人」に何も変化がないのに、プロかどうかを分けるのも、なんかイメージと違いますよね。
となると、結局プロかどうかなんて、「自分が勝手に納得するもの」ですよね。
自分が基準を作って、自分が納得できればプロになれると。
「お金も稼げるようになったし、そろそろプロを名乗ってもいいかな~」みたいなノリなわけです(笑
まとめ
なので、プロかどうかで悩む必要なんか全くなくて、堂々とやればいいと思うんですよ。
「プロじゃないから」と卑屈になる必要もありませんし、プロになりたいなら、さっさと自分で「私はプロだ」と思ってしまえばいいと。
悩む必要がないもので悩むことほど、アホらしいことはないですよね。
んなことに悩むぐらいなら、すぐにプロということにして、いい作品作りを目指すと。
そういうノリでいいんじゃないかなと思います。
ってことで、今日はプロについてお話してみました。
今日はここまで~。