今日はちょっと、象徴的なお話でも。

お金の使い方について、考えさせられる内容があったので、ご紹介しておきますね。

 

フランスで、このような実験がありました。

増え続けるホームレス対策のために、毎月ある一定額をホームレスに与えて、ホームレスへの支援しようというものです。

それを元手にちゃんとしたスーツを買ってもらうとか、交通費などにしてもらい、働いてもらうために使ってもらおうという企みでした。
他にも、そのお金を元手に商品を仕入れることで商売を始めることもできるでしょうし、それを運用してお金を増やすこともできます。
別に仕事をしなくても、安くてもちゃんとした賃貸の家に住むことができるのです。

最低でもホームレスは町からいなくなる……と、役所の人は思っていたことでしょう。

しかし、現実は違いました。
ホームレスはそのお金を受け取ったらどうしたのか。

実際は、ホームレスはそのお金を受け取ったら、豪華な料理を食べたり、ホテルに泊まっていたのです。

そしてお金を受け取ってたった数日後にもかかわらず、全てのお金を使い果たして、彼らの多くは元のホームレスに戻っていったのです。

 

これは、ホームレスに限った話ではないと思うんですよ。

「もっとお金が欲しい」、「お金があれば」とか、「宝くじにでも当たれば俺の人生は変わる」とか多くの人は思っているでしょうが、実際はそうではないと。

それが、二日で使い切るか、一ヶ月になるか、一年になるかの違いだけで。

そこを突き詰めて考えていくと、嫌な仕事を我慢しながらしている……そこから抜け出せるヒントが見つかるんじゃないかなと思ったりもします。

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