あなたは5年後、間違いなく複数の会社で働くようになる

こういう未来を語った話は面白いですね~。(*´д`)

実際、これからの時代は一人が複数の会社で働くようになってゆくと思います。
まぁ5年後は早いとしても、10年後ぐらいにはそういう新しい常識ができてるかなと思います。

例えば会社を考えてみると、戦前は大会社がとても力を持っていて、「普通の会社は一つの親会社のために働く」のが普通だったんですよ。

というのも、当時は情報通信が全然発達していなかったから、人はある商品やサービスを欲していても、大きく宣伝できる会社の情報にしかアクセスできなかったわけですね。
だから、例えば産業革命後しばらくの間とかは、貿易商とか流通会社が絶大な力を持っていたわけです。
日本でも古くから、「卸問屋(おろしどんや)」は金持ちの代名詞でしたよね。

ですが、電話とか交通網が発達したり、雑誌とか産業イベントみたいな情報伝達手段が発展してくると、大会社よりも別の小さな専門会社に発注した方が、安くて質も高い……みたいなことが多く出てくるんですよ。
つまり、今まで卸(おろし)業者や大会社を仲介しないと情報にアクセスできなかったものが、ダイレクトに開発会社にアクセスできるようになったり、仲介業者の数が少なくて済むようになったわけです。

なら、大会社や卸業者の影響力が弱まってきて、大企業の力が弱くなったんですよ。
すると親会社からの発注がいきなり切られる子会社が続出して、親会社からの発注のみに頼っていた子会社は、軒並み仕事を失って、路頭に迷うことになったわけです。

それがすごい社会問題になった時期があったんですよ。

なので、どこの会社も「親会社からのみの発注はリスクが高い」ということで、親会社一本のために働くのではなくて、他からの受注もするようになったわけです。
親会社からの発注をある日突然失っても、大丈夫なように。

 

で、今はインターネットによる情報革命が起きて、「親会社一本からの受注はリスクが大きい」という考え方が個人レベルにでも起こるようになったわけです。
サラリーマンというのは、いわば一つの親会社(勤めている会社)からの受注を得て、収入を得ているのと同じですから。

会社レベルで起きていたのが、個人レベルに起きるようになったわけですね。

というのも、それまでは電話とか雑誌とかで「会社が情報発信していた」ものが、今ではインターネットで「個人が情報発信できる」ようになったんですよ。
すると、発注側は会社にアクセスするのも、個人にアクセスするのも同じ手間でできるようになったわけで。

だったら、個人にダイレクトに発注した方が、安くてクオリティが高いということが多くなるわけです。
なので、次第に個人に発注する傾向になってゆくと。

 

今、日本では「正社員がいい」「できるだけ正社員にしろ」みたいな働きかけがありますよね。
確かに正社員、いわゆる過去の年功序列制度は、個人が生きて行くには安定していて、将来設計も立てやすくて、リスクもなくて安心なわけです。

会社だってそうですよね。
親会社にずっと忠誠を誓っていて、ずっと親会社に納品して生きられる方が、会社だって楽ですし、将来設計を立てやすいわけです。

ですが、もうその時代は終わったということですね。
これからの時代、正社員はむしろリスクでしかないと。

というのも、個人で受発注できるプラットフォームは既に完備されている世の中になったんですよ。

何か開発したりサービスを始めたら、無料のブログサイトを作って、Googleとかに登録すればいいんですよ。
代金受け取り方法はPayPalとかを利用できますし、本ならAmazonで無料で出版できますし、誰でも簡単に受注ができる時代になったわけです。

だったら、昔、親会社に突然切られて泣いた子会社が多く出たのと同じように、これからもどんどん突然会社に切られて泣く個人が出てくるのは簡単に予想できるわけです。

だからこそ「正社員にしろ」という動きがあるんですが、それは「過去のよき時代にもどそう」という動きであって、「これからの時代に合わせよう」ではないんですよね。

これからの時代を考えるなら、「個人でも情報発信をして受注してゆけるように、社会システムや考え方を変えてゆこう」ってのがいいかなと思います。

それは過去にあった、「小さな子会社は、親会社一本に頼らずに、他の会社からも受注してゆくようにしよう」と社会全体が変わっていったように。

 

今はもう、人の一生よりも会社の一生の方がはるかに短い時代になってきているんですよね。
なので、個人レベルでも、一つの会社から収入を得るというのはリスクだという考え方をしてゆくのがいいかと思います。

そして、複数の収入源を持ち、しっかりと新時代に準備してゆくことが大切かなと思います。

まぁそんな感じで、未来について語ってみました。

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