センター試験が始まったということで、今日は学生さん向けに、大学のお話でもしてみましょうか。
大学は別にいい大学に入らなくても、目的さえ持っていればいいですよ、というお話です。
「少しでもいい大学」に入る必要はない
受験の時期だと、どうしても「少しでもいい大学に入らなきゃ」って思いがちですよね。
それはあたかも、入る大学によって、人間がランク付けされるような雰囲気すらあるものです。
私自身も受験は経験してきたので、その気持ちはすごく分かります。
ただ、実際のところは、「少しでもいい大学」に入る必要なんか、全くありません。
それはなぜかを、以下に列挙してみましょう。
- 授業内容は大差ない。
- 同じランクの大学なら、就職の有利さも大差ない。
- 人間のレベルも差はない。
- サークル活動なども、大学でなくともできる。
では、以下でそれぞれを解説してみましょうか。
授業内容は大差ない
私は神戸大学という、おそらく関西では一流の部類に入る大学に入ったんですが、授業内容はとてもとても基礎的なものでしかありませんでした。
他の大学でも、似たようなことを教えていることでしょう。
授業で言うと、別に大学に入らなくても、教科書を読めば独学で学べます。
すなわち、「少しでもいい大学」に入らなくても、それどころか大学に入らなくても、熱意さえあれば、十分に自力で学べる内容です。
私自身、心理学は完全独学でしたからね。
ただ、実験や実習を必要とするものは、学校で変わります。
農学とか理系で、しかも大きな実験場や、高価な実験器具を必要とするものをやりたい場合は、学校は選ぶ必要があるでしょう。
ですが、高校生で「これをやりたい」なんて明快な目標を持っていることって、ほとんどありませんよね。
特に文系なら、どこでも同じかと思います。
それよりも、「自宅から通える」とか、「好きな街」とかで選ぶ方がいいんじゃないかと思います。
同じランクの大学なら、就職の有利さも大差ない
じゃあなんで多くの人がそんなに大学にこだわるのかというと、大学に入った方が、「就職に有利だから」ですよね。
確かに、「高卒」と「大卒」では変わる場合もあるでしょう。
ですが、「似たようなランクの大学」なら、就職では大差はつきません。
大差どころか、就職にははっきり言ってこれっぽっちも影響ありません。
だいたい、「少しでもいい大学を」と必死になったとしても、短期間で成績なんてそれほど上がらないでしょ(笑
だから、無理に「少しでもいい大学に入らなきゃ」なんて思う必要はありません。
人間のレベルも差はない
後は、人間のレベルも、全く差はありません。
大学では、いい大学ほどレベルが高い人がいるように錯覚するかもしれませんが、全くそんなことはありません。
「成績」というのはただの一尺度でしかなくて、言うなれば「身長別で分けた」程度と同じような、一尺度です。
背の低い人でも、人間性ではいろんな人がいますよね。
同じように、成績別で分けた人間でも、いろんな人がいます。
どんな大学でも、気の合う人はいるものですし、いい人も、同じ趣味の人もいます。
そういう人を見つけて、付き合えばいいだけです。
サークル活動なども、大学でなくともできる
サークル活動みたいなものでも、大学にいなくてもできます。
実際、私は大学でゲームを作っている時、他の専門学校の人とか、高卒で働いている人とか、もちろん他の大学の人とかと一緒に、サークル活動みたいなことをしてましたからね。
ゲームや音楽が好きな人と一緒に、同人イベントとかも参加して、飲み会とかもして、大学とか関係なしに、楽しんでましたから。
趣味でつながり会える人は、大学での友人とは違って、とても仲間意識が芽生えるんですよ。
だから、大学に縛られる必要はないかと思います。
大切なのは、大学で何をしたいのか
大切なのは、大学で何をしたいのか、ですよね。
日本の大学で教えていることは、勉強内容は社会に出て役に立たないものばかりなので、はっきりいって大学の価値は「卒業証書を受け取るだけ」のものでしょう。
後は、医師や教員などの場合は、「免許のため」もあるでしょう。
ただ、それ以外は、工夫次第で自力でできます。
大学に入学しなくても、高卒でもできます。
スーパーコンピュータだって有料で使わせてくれますし、実験だって、本当に大規模や特殊なものでなければ、何とかできるものです。
だから、何でもいいから、目的を持つといいでしょう。
それは、「この4年間で、やりたいことを見つける」でもいいですし、「遊びまくる」でも、「友達を作りまくる」でも構いません。
私の場合は、ゲーム制作に明け暮れた大学生活でしたからね(笑
純粋に、やりたいことをやる期間、みたいに割り切ってもいいんじゃないかと思います。
ただ、独立して生きていきたい人とか、ビジネスを立ち上げたい人の場合は、大学に行くよりも、好きなことに打ち込む方がいいんじゃないかとも思います。
もし私が大学前の自分に教えられるなら、「授業料分を、将来を見つけるための、そして独立のために投資してくれ。そして4年間の生活費を確保してくれ、と親に頼め」という風に、アドバイスしたいぐらいですから。
そういう姿勢の方が、もしだめだったとしても、「私は4年間、こうしました」と言えるものがあれば、就職では普通の大卒よりも格段に違うでしょう。
まあ、親の立場で見ると、大卒という肩書きは保険のために取らせておきたいとは思うでしょうが。
まとめ
まあ、そんな風に、あんまり「少しでもいい大学」にはこだわる必要はないんじゃないかと思います。
「入れてくれる大学が、いい大学」という程度でいいかと思います。
正直言って、大学なんて、どこも大差ありません。
自分の意気込み次第です。
すると、楽に試験をこなせるんじゃないかなと思います。
私の場合は独立して、学歴なんか全く関係ない世界に入りましたからね。
それに、私自身は今でも「自分は何をしたいんだろう?」って、いつも考えてますから。
未来なんて分からないものですし、自分の使命みたいなものも、やっぱり分からないものなんですよ。
そんな風に、考えながら歩くのでもいいかと思います。
ということで、今日はいい大学に入らなくても、目的を持っていればいい、というお話をしてみました。
今日はここまで~。